十段戦と女流名人戦が相次いで開幕した3月5日。
きょうの読売新聞は本因坊リーグの中間報告だった。
山下敬吾が5戦全勝。棋聖戦に続き、井山裕太と七番勝負か。
1敗で2位は新進気鋭・中部の星・伊田篤史。同じく初リーグだった余正麒はじめ関西棋院の3人を破った。張栩に負けたが高尾には勝って、今月の相手は河野臨、最終戦が山下敬吾。
河野臨は今年に入って張栩、山下敬吾に連敗。残る伊田戦、坂井戦は落とせない。
山下敬吾の残り2局が坂井と伊田。この関西棋院2人は今期、よってたかって結城を引きずり落としているが、最後にうまく連携して伊田を担げるだろうか。
本因坊戦と言えば、第70期の予選CBがそろそろ片付く。Aの組み合わせが発表されている。今年も開幕が遅れて11月スタートになったのに、よくぞ順調に消化できたものだ。手合課えらい。
去年の夏季採用、姚 智騰(ようちとうfrom台湾)は本因坊戦初参加。今年の夏季採用、空也は開幕遅れたおかげで予選Cスタートに間に合い、姚 智騰とは本因坊戦同期となった。ふたりともあっさり初戦で散ったが。
藤澤一就vs林漢傑の予選Bはまだか手合課。Aでは依田紀基と当たるんだよお。
Bでは藤村洋輔vs許家元も残っている。勝てば鈴木嘉倫とB決勝。さらにAで待つのは山田拓自。その先にはヒゲの片岡か一力遼かが。
従来、本因坊戦の予選Cというのは2分の1、つまり、1勝すれば枠抜けできるものだと思っていた。Bは3分の1、Aは4分の1。
去年、Cにぶら下がりというか、2勝しないとBに進めないケースが1つだけ発生していた。
今年はぶら下がりが9つも。
そういうものか。中部・関西の予選はだいぶすかすかだし。Bが2分の1だったりするのか…。
碁聖戦は低段にも解放して以来、Cに5分の1=3つ勝たないとBに進めないケースが多かった。漸次解消して、去年は8例ほど。今年はなくなった。いや、中部・関西のほうに1例あるか。
今年は名人戦予選Cで5分の1が15例の大量発生。何が起こったのだろう。
読売ヒマだなネタないのかとつぶやく程度のつもりだったのに。
時間がなくなった。
私は囲碁のほうのファンなので、どうしても隣の芝生は青く見えて将棋がうらやましい。
プロの対局後の感想戦。
盛り上がるニコニコ動画。
里見香奈、休場。
将棋世界キッズとか、電王戦ガイドブックとかいうのを見ておこうと書店に出かけたらビックリ。
なんだこれは。
将棋観戦ぴあ?!
なんと将棋の「ぴあ」が出ているではないか。
まあ単発のムックではあるがしかし。
内容も悪くないですよ。
ぱらぱらめくると今様のDTPソフト援用レイアウトで寒いけれど、情報は充実している。
王座戦2次予選のシードは前期本選出場者、全棋士参加棋戦優勝者、前期1次予選通過して2次予選で1勝した者、B級2組以上の棋士であるとかいうことまで書いてある。
うらやましい。
すぎに真似してほしい。