いげんでんこげんでん

ゴキヨゲンとは 俺のことかと呉清源 言い

----典之先生ももっと評価されていいと思うものであります。

広州が終わらないと始まらないのか。いや、違うだろうな。

2010年11月18日 09時18分31秒 | 囲碁

36期の名人戦予選Cは、昨年2009年の10月8日にスタートした。
36期名人戦は、来月2010年12月からリーグ戦が始まる予定である。来年2011年8月までにリーグ戦は終わる。同9月から挑戦手合七番勝負だ。

日本棋院のウェブサイト、棋戦情報ページに37期予選CBの組み合わせがいまだ掲示されない。
11月下旬は中国・広州で行われるアジア大会に出かける棋士も多いだろうし、いやしかし予選CBの話なのだが、日取りが決められなければ組み合わせも急ぐ意味があまりないかもしれない。いやいやアジア大会のこととは関係ないのだろう。

それにしても過去の例からして抽選から1ヶ月しないと対局の日は来ない。
掲示していないだけではなくて抽選がまだなのだとしたら、37期名人戦予選Cがスタートするのは年末ぎりぎりになる。ひょっとすると年明けスタートか。例年より2ヶ月3ヶ月の遅れ。

いつも4月か5月に始まっていた十段戦の予選Cが、ことしは7月スタートになった。おかげで新初段も参戦できる。たいへん喜ばしい。
2ヶ月3ヶ月の遅れは、予選B、予選A、最終予選とラウンドを重ねる中で、いかようにでも取り戻せると思っていたが、そういえば本選が今度から敗者復活制ではなくなるのだった。敗者復活制は要するに16人のトーナメントを2回やるのと同じであるから、それをやらないなら期間は大幅に短縮できる。もっとも、週刊碁が敗者戦今季限りとつぶやくだけで、具体的にどう変化するのか何も明示してくれないから短縮できないのかもしれないが。同じ産経新聞スポンサーの女流名人戦は、敗者復活制をやめてリーグ戦に変わったんだし。

誰も何も言わないのだからニーズがないのだろう。十段戦が敗者復活制をやめてどうなるのかなんてこと。
確かに自分でも日ごろはニュース速報のたぐいが嫌いなのだ。
早く知りたいという気持ちがあまり、ない。
一刻も早く知りたいという興味はわかないほうだ。
スクープ命の新聞記者の方たちには、ごくろうなことだとしか思えない。

しかしさ。
もう決まっていることを何も書かないというのはおかしいように思う。
何も決まっていないなら仕方がないが。

趙治勲が通算1362勝目。林海峯に並んだ。
二つの1362勝を並べるだけで誌面を埋め尽くしてみたくなる。

表から林海峯、裏から趙治勲のダブル表紙ムックとか。

台湾の天才に、十数年遅れて韓国の神童が来日して並び立っていく数十年。栄光の日本囲碁界回顧になる。強かった日本。

大坂田の完結に続いてありがたい記事の種。用意の原稿が豊富にストックされていてほしいものだ。

名人戦は、どこを短縮するのだろう。
スポンサーは朝日新聞。
本因坊戦のスポンサーが毎日新聞だったことを思い出す。