「つくろうワークショップ」は、
先行する設計に少しでも居住希望者の参加をということで
昨年11月からはじめ、
1/29に行った第4回目で一通りのプログラムを終えました。
2,3月はワークショップはお休みで、
4月から、第2段階の話し合いを行う予定です。
「つくろうワークショップ」では、
主に、自分の住戸とコモンスペースのある暮らしをイメージし、
コモンスペースでどんなことがしたいか
そのためにはどのようなしつらえであったらよいかを、
いろいろな角度から検討しました。
■コモンルームでどんなことがしたいかというイメージとしては、
以下のような意見が出ました。
・友人を呼んでホームパーティをしたい。
・大きなオーブンでケーキなどを作ってみたい。
・ホームシアター
・デッキを開放して誰でも立ち寄りお茶をできるスペースを。
・居酒屋、バースペース
→コーヒー、お茶など飲めるようになるとよい。来る人もお客さんでなく自分でやる。
(お金のことはみんなで考えて運営)
・カラオケセットをコモンルームに
→音のことは皆で話し合ってルールづくりをきちんとする。
・工作室(広場に別棟でつくるか?)
・洗濯室は慣れれば共用で問題ない。使い方ルールが必要。
■コモンスペースがあれば、外の人とこんなことができるかなというイメージは、
まずは住人同士の関係づくりが最初、その後、相談しながら
周りの方達と菜園や料理をしたいねという意見でした。
・人生経験豊富な人と、ものづくりなどの勉強会で交流したい。
パン作り、漬け物づくり、陶芸、石窯ピザ…
・県営住宅の方や周りの住宅の方とお茶のみやお話をしたりして過ごしたい。
・高齢者住宅の居住者や若い人と収穫祭をして交流したい。
・地域住民と各種イベントで交流したい。
花火、ミニ運動会…
・地域住民とコレクティブハウスの住人とで、バーベキューや花火をしたい。
■靴をどこで脱ぐか?については2回にわたり議論しましたが、
実際のコレクティブハウスを見学に行って再検討することになりました。
・やっぱり脱いでもらった方が良いのかなー
・下駄箱を玄関に置く。来客は靴を脱いで下駄箱に入れるイメージ
↑
↓
・玄関に下駄箱があるのはどうも好きじゃないなー
・かんかん森に住んで、最後まで議論をして土足に反対していたが、
結果的に玄関の美観の問題で土足になった。結果として、やってみたら
慣れたし土足の方が良かった。ただし、見学会など多くの来客があるときは
やはり汚れる。
・暮らしの場はやはり清潔であることが重要ではないか。
・清潔にしすぎると気にしすぎて、それも窮屈かも。
・コモンルームはくつろげる場所。居住者は上履き、その他の人はスリッパかな~
■このハウスの魅力は、高齢者や子育ての施設が敷地内にあり、
かつ、川の対岸に県営住宅があることで、
その関係性がさらなる豊かさを生み出すであろうことです。
コレクティブハウス周辺の様々な共用スペースについても、
どんな使い方をしたいか想像してみました。
<オープンなテラス>
・季節の良いときはオープンカフェのようにテーブルと椅子を置く。
・朝市をやる。
・畑で作ったものを売る。
・味噌、納豆、たくあんを作って売る。
・コレクティブのピロティで机を置いて販売する。
→仮設の水回り(流しなど)を作れると良い。
<広場>
・畑をつくる。
・子どもも遊べる小広場もあると良い。
・芋掘りなど、保育園の子ども達も参加できる。
・菜園、花畑など、高齢者も楽しめる。
・土だと風で飛びそうなので、通路はウッドチップなどを敷く。黒土を客土。
・作業小屋があると良い。(農具入れなど)
・石窯をつくろう(1m角)
と、夢膨らむ「つくろうワークショップ」でした。
参加者は毎回4~5名とこじんまりした話し合いでしたが、
じっくりと内容濃く話を煮詰めていくことができ、良い話し合いになったのではないでしょうか?
最後に、参加してくださった方の各回の感想を載せさせていただきました。
楽しい話し合いの様子が見えてきませんか!?
■第2回ワークショップ参加者の感想(抜粋)
・台所等の話もできて、面白くなってきました。次回もよろしくお願いいたします。
・大分煮詰まった話になってきた感あり、次回以降更に具体的になるはずで期待は大きいです。
と言うか、面白いですよ。時間が経つのを忘れそうです。
・使い方方などのソフトの部分を最大限生かせるハードの設計を(限られた条件の中で)
考えると言うことは面白いと思いました。
■第3回ワークショップ参加者の感想(抜粋)
・今回初めて参加させていただき、普段学校にいても皆で意見を出し合って話す場が
あまりないので新鮮で楽しかったです。もっと硬い感じかと思っていましたが、
参加しやすかったです。同年代の人が一人でもいたらよいと思いました。
・回を増す毎にイメージが湧いてきました。コモンスペースのある暮らしの想像が
楽しかった。次回ではより具体的な想像をしたいと考えます。
・住まい方について少しずつ具体的になってきたように感じます。
・話も佳境に入り、イメージも具体的に浮かぶようになった。次回が楽しみ。
・若い人が参加され、楽しい家づくりなってきたように思います。
■第4回ワークショップ参加者の感想(抜粋)
・多くの仲間が集まって、コレクティブハウスがより良く始まればよいと思います。
・3月の見学会は是非参加したい。スケジュールが示され、展望できた。現実になったと思う。
・話し合いが進む毎にイメージが湧いてきますね。
より豊かな暮らしづくりを協力しながら深めていきたいです。
住むことに興味があり参加してみたい方、CHCまでご連絡ください。
Kari