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Charudon bijoux

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コスチュームジュエリーpellini その2

2009年12月02日 | ブローチ
約6年位前のPelliniのブローチです。
ちょうどエミリオプッチなどのハリウッドスタイルの70`sデザイナーが返り咲いた頃と重なりますね。その頃はミラノにも50`sのミッドゼンチュリーモダンのショップができたり、いくつかのお店の内装にもそんな影響が出て来たのを感じたころでした。まあ もう その頃は自分の拠点は日本に移って来ていたので、イタリアの事情はよく分からなくなっていましたが、ミラノに行く度にいろんな物が変わっていて、ああミラノでも流行ってんだ!と思えただけかもしれません。
このブローチは色形など数種類ずつありましたが、写真を撮ったのはこれだけなので他をご紹介できないのは残念です。しかし唯一自分のコレクションとしてこのシリーズの作品の一品だけを手元に残している物があります、それは80年代後期の物なので、上のブローチも元々は80年代の物かもしれません。機会があればいつかご紹介いたします。



これもその当時のペッリーニのバングルです。これもお気に入りのひとつでした。
これをミラノのお店で一目惚れしてもらってきました。色の組み合わせが渋い!!!樹脂だからこその一品ですね。そのとき聞かなかったのですが、多分古い作品じゃないかと思います。もしかすると80年代じゃないかと思っていました。

 樹脂をアクセサリーに起用したデザイナーといえばスキャパレッリですが、彼女はLUX的に使用していて、後世に樹脂自体がチープになって地に落ちるとは思ってなかったでしょう。30~50年代によくあるベークライトのアクセサリーが樹脂に変わり、そして石油製品になり、どこでもコピーができるようになり、コピーが氾濫しだしました。
当時、、今もかもしれませんが??、、日本なんかのアクセサリーのコピーのひどさや版権無視は今の中国以上だったと思います、70年代~80年代に当店で売れていた多くがオリジナルではなくコピーが多かったと思います。というかコピーだから悪いとか買うべきものじゃないという概念がまだ日本にもなかったと思います。今はコピーはダメとか良く聞く話しですが、ファッション物でコピーじゃないものを探すのが難しい位じゃないでしょうか、どれがオリジナルでどれがコピーなんて勉強をしている人しかわからないのではと思います。なので一般ユーザーはそんなことどうでもいいのが現状だと思います。また中国がコピーがひどいといってもそれを買う人がいるから作るわけで、多くのコピー商品は日本で喜ばれて売られ、買われている事も目をそらしてはいけない事実だと思います。
そしてコピーされつづけたプラスチックのアクセサリーは安いが命なので、商品の価値は出来上がった時点から下がって行き、最後は飽きられ市場から消えてしまったというのが自分の見解です。
 ぺッリーニはその一度地に落ちた樹脂にまた日の目を浴びさせたデザイナーだったのでなないのでしょうか。いやきっとそうにちがいありません!
と!また勝手な憶測です。www

両方共既に手元にないのですが、もう一度手にいれたい、いまでもかっこいいアクセサリーだと思っています。


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