PEANUTS通信

季節の風景、シャモアの周りの小さな出来事、日々思った事&感じた事など・・・
徒然なるままに・・・

古民家再生

2014年09月14日 13時38分08秒 | Weblog
先日、新幹線に乗車した際、車内にある冊子「トランヴェール」に気になった特集記事
《新潟・中越~再生。日本の心の原風景~》というのがありました。
さっそく思い立ち、妙高から浦川原~大島~十日町市松代へのドライブ・・・

途中寄り道、ほくほく線大島駅近くには知る人ぞ知る「日本一うまいところてん」屋さん。
知らなかったら絶対に行かないであろう山の中にポツンとあるこのお店、なかなか風情があり
一本箸で食すというところてん、面白かったです。

  


今回見てみたかったのは、十日町市松代の山間の集落、竹所にある古民家。
ここにお住いのドイツ人建築デザイナーのカール・ベンクスさんが再生された古民家が
点在する集落です。
“用と美”を兼ね備えた日本の伝統的な和の建築物は欧米の建築家の間では
高い評価を受けているそうで、日本の美しい原風景の中に点在する
空き家となっているかやぶき屋根の古民家再生に取り組んでいられるのが
カールさん。今回はお目にかかることはできなかったのですが、いくつかのお家を拝見し、
「古民家の持つ頑強さと現代の快適なライフスタイルが融合された」という彼の作品に感激しました。
ここ松代だけではなく最近は日本各地で景観再生のプロジェクトが始まっています。
カールさん曰く「日本人は宝を捨て砂利を拾っている」そうな・・・
古く良いものを生かしながら新しく快適な生活を作っていくこと、
伝統的な街並みや景観、風習を残しながら美しい田舎を作っていくこと、
それには時間もお金もかかりますが、なんだかとっても夢のあることだと思いました・・・

  松代の町中にあるベンクスハウス。1階はカフェ、2階はオフィス


  竹所にあるイエローハウス。オープンガーデン&カフェとしても使われているそうな。


  ベンクスさんのご自宅。お家の中もきっととっても素敵なのでしょう。