朝、雨が降ってない!11時間のコースタイムを逆算して3時半起床! 夜のうちにもらっておいた弁当をもって千枚小屋出発4:15 お湯を朝小屋にて買って出発(魔法瓶一本200円)
赤富士ではないが富士のシルエットがくっきり
千枚岳(2879・8m)までの登りは前日に登っておいたので、今朝は回りの高山植物達を気にせずにひたすら登る!5:00山頂 ご来光! 自分的には抜群の写真 同行のUSAGIさんである。
途中朝ごはんを食べる。この当たりでうさぎを見つけたUSAGIさん。 いつも彼女の目の良さに驚くし羨ましくも。
この当たりから霧の中を進むようになる。 周りの山容もあっという間に隠れたり・・・痩せ尾根のガレたところを歩くので気が抜けない。
丸山(3032m)6:07 荒川東岳(3141m)6:40 ・・・ここは別名悪沢岳 なるほど岩石の山頂はそんな雰囲気が! この霧を利用して、マーキングしておいた 思い出作りって訳
強い風と霧の中を、注意しながら中岳(3083・2m)8:10到着。 ここの避難小屋には立派なトイレがあって有料(100円) なんと雷鳥の親子に合った。 鳩のような鳴き声で母親に連れられた雛が三羽。 雷鳥にあえるのは天気が悪い証拠なのだそうだが・・・ この親子に会えて凄いプレゼントをもらったようで嬉しかった。
前岳(3068m)8:30通過。 このあと荒川小屋に下りる斜面のお花畑の美しい事! 黒百合の群生を見たのはこれが始めて。シオガマ チングルマ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、・・・・・・ 一番美しい時に来たのかもしれない
荒川小屋9:35着 ここでお弁当の残りと、この小屋の名物カレーライスを食べた。 朝から暖かい食べ物を食べていなかったのと、 流石に名物だけあって女3人で一皿1000円なりの一皿を平らげた。 ここでは頭の隅に赤石避難小屋に泊まることも入れながら、水を補給。 昨日からの健脚の団体さん、朝一時間遅く千枚小屋を出発したのに、もうやってきた。 恐るべし!
満腹後の急登がつらいが すぐにトラバース道にはいり、頂上付近には雲がかかっているが、でっかい赤石岳が見えてきた!
あと3時間、ひたすら登るのみ。 雨も降り出す。 前日の教訓を生かして、早めに雨具を装着。 一歩一歩足を踏み出し、登るしかない。
最後の頑張りにふふふさんご夫妻の強い事。 雨で体温が急に下がってUSAGIさんがちょっと調子悪くなる。 いつもの彼女らしくないが 衣類を着込んでなんとか復調
こういう対処の違いで思わぬ事態になる事があったかと思うと やはり山は怖い!
ちゃぎもやっとやっと皆のおかげで赤石岳山頂(3120.1m)に立てた。
不思議なのだが、雨が降っているにもかかわらず周りの山の姿がはっきりして富士山まで見えた! やっぱり南アルプスは 山がでっかい!アップダウンも大きいし、赤石の向こうに見える聖岳も・・・・ ダイナミックだ! カメラを向けられると思わず出るガッツポーズ。 後ろには悪沢も見えた。
今日ののメインイヴェントは終わった・・・と思っていたのだが・・・・下りがこれまた結構な代物だった。
分岐13:15 ここから急角度で沢沿いの道を降りる。 岩がごろごろしていて、歩きにくいし、滑りやすい。 周りのお花畑に目をやる余裕は無い。
水場14:00で 南アルプス天然水を飲んで一休憩したあとも、やっかいな下りが続く。
沢を下りきったら、今度は赤石小屋のある尾根道まで アップ気味に何回もトラバースしていくのだ。 滑りやすい木の橋やロープの場所もあって・・・ こんなに大変な下り??だとは考えていなかった。
15:15 やっと富士見平に到着。 ここからは荒川三山の素晴らしい景色が見えるはずなのだが、今日は雲の中。 先に到着していた皆と、「凄い道でしたねえ。 やっと着きましたネエ。」興奮してしゃべる。 ここまで来たら一安心したという思いが皆の表情でうかがえる。
あと30分の下りというのも、 長く感じられて・・・ 15:50赤石小屋到着。
千枚もそうだが、ここも白木の居心地のよい小屋だった。 食堂がテラス風になっていて、夕食のけんちん汁は実に美味しい。 ご飯は少な目についであるのだが、お兄さん達がお給仕をテキパキとしてくれる。 気持ちの良いサービスだった。
長い一日だった。 前日はほとんど寝れずにあるいた12時間弱。 良く頑張ったよーー 明日は下るだけだと思うと 名残惜しいが嬉しくも。 熟睡とは行かないが、昨日よりは眠れた
高山植物、雷鳥さん、ご来光(なかなかいい写真ですね 元名ばかりの某女子高写真部員)。恐くて、つらくて、死にそうな行程。
涼しい文明の利器にどっぷり浸って、コーヒーなどいただきながら、しっかり楽しませていただいています。
やれば出来る (私にはこれはちょっと無理ですが…)。
パワーをありがとう。
やっぱり大きい山に行くと筋肉痛も凄いけど感激もひとしおです。
また 一緒に山に行きましょうね~
こんな苦行があるから、すてきな景色を、拝めるのですね。
むしの良すぎる話ですが、「どこでもドアー」を使ってで、一望できる大自然を、味会いたいと。
登山家に失礼でした。お許しください。
紀行文もすごいです。
ご来光のお写真は幻想的で素敵ですね。
雷鳥ってshoeの近所にも住んでいるらしいのですが、
山中に入らないshoeは見たことがありません。
実在するものだと、おかげさまで今やっと確信持てました。
山では腕前に関係なく自然の作り出す不思議な瞬間があるようです。 私もこの写真、気に入っています。
雷鳥もなかなか会えないのですが、今回は可愛い雛までみれてラッキーでした。