秘境というのは、どうしても胸がときめきます。
長い飛行時間、乗り継ぎの飛行場でのトランジット時間、ひっくるめて30時間はかかるところへ。
ツアー会社が企画したツアーがあるのですね~
10年ぐらい前だったら、 一般ピープルがそんなところに行くなんて、考えられませんが、
ツアーがあるので、私も一人でも参加出来た次第です。
そして、出発当日が近づいて来るに従って、期待と反比例して 高山病や一人参加の不安の方が増してきました。
というわけで、 急きょ、高山病に効果があるというお薬を処方してもらい。ドキドキで成田へ。
初めてあった添乗員さんは、女性でとても気がつく感じの山女。 なんだか安心しました。
まずは、メキシコシティへ (こちらまでは直行便があるのですね)
ここで、所要時間12時間15分。 メキシコシティでは乗り継ぎ5時間、 ラタム航空でサンチャゴへ。所要時間8時間20分をさらに加えて、サンチャゴ着。
その後、ラタム航空のラパス行きでさらに3時間5分。 座りに座って、やっとラパス着。 ボリビア入りしました。
今回ラッキーだったのは、全ての飛行機が定時に動いてくれたこと。 遅延や欠航なども覚悟の南米の飛行機だったのですけど。
機内からは、木の無い、茶色の地形に雪のかかった山や、塩原が、見え、ようやく、現地入りしたんだと期待します。 見たこともない地形は、人の住むような環境には思えませんが、時おり、なんで、こんなところに?と不思議になるような集落が現れます。
ラパスは、こじんまりとした空港で ガスがかかったアンデスの山並みが見えました。 こちらは、世界一高度の空港、4000メートルあります。
すでにメキシコシティあたりから、頭が痛いような、 それに加えて、今度は心臓がバクバクして。 寝不足なんだか、高山病なんだか、もう、不安の塊。
添乗員さんの教えるように腹式呼吸を心がけ、水分を沢山(一日に3Lぐらいは飲んだ方がよいと)
そして、初心者の我らは、びっくりするほどのゆっくりペースで歩きます。
ラパスで待っていたバスに乗り込み。 町へと繰り出しますが、 雨季のこの時期、 既に雨が降っています。山高帽をかぶったチョリータが早速目に飛び込んできますが、 雨が降っているので、帽子にビニールをかけているのですね。
公用語はスペイン語で、国名はボリビア多民族国。
車の渋滞で時間がかかります。
その対策として空の地下鉄としてロープウェイが発達しています。
私たちも、これを利用して、4000メートルから一気に3600メートルまで下りて、まちの中心にやってきました。
ロープウェイから見る景色は 日干しレンガで作った沢山の住宅。 そのほとんどが 建設途中というのは、税金対策のようです。 完成したら、税金がかかるというので、 まだ未完のようにしているそうで、中は完成しているとのこと。
崖に並んだ家は、土砂崩れには、弱いそうで、壊れた部分はビニールなどで補修してありました。
また、下に向かって、お花に囲まれた特異な形のアパートのようなものを発見。 なんと、お墓でした。
高度にあるため、火葬する火力は高額になるので、遺体は6年、この箱型の墓に入れて、その後骨を取りだし、5年また違う場所に移して、その後は、合葬するそうですが、 お墓はとても高い上に、税金も掛かると言っていました。
後ろは旧駅舎
バスに乗り込み、町を観光。 ボリビアはチキンが人気があって、美味しいそうです。 こんなお店が一杯。下車して坂を下りていきます。
薬草でしょうか? 食べ物かしら。
本で見た魔女通り。 アルパカのミイラが売っています。 祈りの為に使うそうですが・・・
福を招くと言うエケコ人形
口にたばこをくわえさせるのだそうです。 叶えたいものを全てぶら下げています・・
土産物の店には、緑のビニールに入ったコカの葉っぱも。 小物の買い物が楽しそうです。
値段は書いてありませんから、交渉でというわけです。
あっちこっちに売っていたサボテンの実。
小雨混じりの中を市内観光です。ムリリョ広場、サガルナガ通りへ
ボリビア独立の英雄、ムリリョのブロンズ像、カテドラル、大統領官邸、国会議事堂
そして、沢山の鳩達
この後ボリビアで人気の大統領が実際に出てきました。 エボモラレスさんです。 ネクタイをしていません。 が、これが彼のスタイル。 先住民出身。国民にとても人気が高いそうです。
この時計は文字盤が反対です。
サンフランシスコ教会まで来ました。 ランチの場所。プレジデントホテルは目の前です。
旅行が始まって、最初のレストランでの食事。 想像していたよりはずっと美味しく。 腹5,6分でとめるのが 高山病の予防ですと聞いてはいても・・・とめられません。 美味しく頂きました。
早めにチェックインしたホテルでは、夕食まで休息することに。
何故か、頭が痛いのが気になります。 高山病の予防薬のほかにバッファリンを飲んだら、添乗員さんにお勧めしません・・と 言われ、 これまた ドキドキ。
でも、少し眠れて、頭が痛いのが減ったように思います。
エウロパホテルです。 こちらのウェルカムドリンクなど アルコールを我慢しなければならないのが、ちとつらいですが。
パインジュースを頂きました。 夕食もこれまた 美味しく。
塩味の加減が濃いかな?と思いますが、 どれも、美味しく感じました。
デザートも甘さは濃すぎず、これも美味しかったなあ。
そして、翌朝、7時出発で
いよいよ、ウユニ塩湖へ向かいます。
9時30分出発のアマゾナス航空 窓からは、塩原が見えてきました。 この日からお世話になる4WDです。 3人ずつ分乗して、どの人も窓側に。
ドライバーさんは、マルコ氏です。 まずは、列車の墓場へ ラパスと違って、すっごい晴天。 わくわくして、早くウユニへ行きた~~い
その後、コルチャニ村、塩工場へと このにょきにょきのサボテンは、ここで、堪能することにします(インカ・ワシ島は 水量が多くて、4WDで行くことが出来ないためです。 今年は例年より、高水位だそうです)
チチカカ湖でみたウキグサが工場の燃料。 塩5に対して、1のヨウドをいれているそう。 乾かした後は、細かくして。小さなビニール袋に入れて売っています。
外では、沢山のお土産屋さんがありました。
その後、ホテルに向かいますが、車窓では、 アルパカがいたり、
丁度時期のキヌアのお花が満開
塩湖の塩でできたホテルの一つ、パラシオ・デ・サルへ。
建物を外から見るより、内部がずっと素敵。 私の部屋からは、塩湖が見えました。 部屋の天井は全部塩
天気が心配だったのに、こんなに青空になってくれて、嬉しい。
そして、まずは、昼食へ。 何も無い無い・・と聞いていたホテルの昼食は 想像よりもずっと美味しく、お野菜も沢山。 3番目の写真のナスのようなものがジャガイモ。 これが本当に美味しかったです。
やっと、4WDで ウユニ塩湖へ
水かさが高いので、車のエンジン部分に入ったら大変ですが、 中には、わだちが深い所があり、車が右に左に大揺れして、 ドキドキしました。
塩湖の外側は茶色の水だったのが、内部に行くに従って、憧れていた白の世界へ。
そこは塩の結晶です。
手に取って見ると結構でかい。
クスコ山
とうとう、ウユニ塩湖の中に立つことが出来ました。
仲良くしてもらったお友達とも、
やった~~~~
写真も沢山で撮ると・・・
良いでしょう?
トリック写真も
サンセット
この日の夕焼けは本当に綺麗でした。
そして、夜、星を見るために3回目。 天の南極。 こちらでしか見ることのできない南十字星l。 ミルキーウェイ。 オリオン座、まばゆい限りの星空ですが。 この日は、湖面に星を見ることはできませんでした。 それでも、もちろん大満足です。
夜は、三脚に一眼レフでないとやはり・・・写りませんね。
目に焼き付けてきましたよ。
ご無事で何よりでした。
ウユニの到着するまでにこんな思いをして行くなんて決死の覚悟って感じですね。
それでも皆さんそろってのポーズ、これは共に感動した者だけが味わえるものなのでしょう。
神秘の世界だわぁ~~
見ていただけましたか?ありがとうございます。
これだけ時間かけていって、普通の湖と変わりないなんてなったら、どうなるか心配でしたが。
沢山揃って写真におさまると、なかなかでしょ?