今年の”イベント報告書”や来年度の”開催概要”を作成していると、4月8日（日）に掲載された新聞記事が出てきました。今年のイベント期間中にはテレビニュースでのイベント紹介やラジオのライブ中継などが行われました。
「単なるクルマ愛好家のイベントにとどまらず、さまざまな人、文化、風土が交流を重ねる」というイベント趣旨が社会的にも理解されてきたのだと感じます。
世界的にも希少な名車達が自分の家の前を駆け抜けるのを楽しみにしてくれているファンも少しずつですが、毎年確実に増えていますね・・・。
来年もファンの期待に応えられるよう、頑張らなくては・・・！レギュラー参加者の皆様？も、引き続きご協力をよろしくお願いします。間違いなく好きなクルマを所有する楽しみ方のひとつですよねぇ・・・。新しく参加の方々も大歓迎でーす！
「第一幕 エンジン復活劇」
火をつけたのは、誰でしょう。
いつも通りに近場を走るだけであれば、ここまで考えなかった。
火がついてしまうと我慢出来ない性分に着火。
古い車の部品は、いずれ供給されなくなるだろうと思い
若い頃からコツコツと集めだし、大小合わせて約二千数点(部品台帳より)の部品を確保。
このお宝に出番がやってきた。
即、ミニハウスのＳさんに相談。
１台眠っている車（Ｓ６００）があるとのこと。
連絡をお願いし、交渉完了。
実車も見ず即購入。そして、ミニハウスへ搬入し解体。
あっという間に解体は終了し、今回使用するエンジンの分解。
長い間、屋外に保管されていたため、表面は白く風化し，ボルト類は固着していた。
ブロックごとに分解し、手仕事で内外部を徹底的に磨く。潰したワイヤーブラシ多数・・・。
本格的な教えを受け(怒られながら？)、要所をチェックしてもらい作業は進んだ。
分解した部品管理に注意を受け、注意深くやっていたつもりが、２個の部品が行方不明に・・・。
作業台の下からあちらこちらを探したが、分からなかった。
順調に作業が進んでいた時だけに中断は辛かった。
この苦境もＳさんの助けにより、なんとか回避できたが、送られてきた部品の請求書にふたりビックリ。
気を取り直し感謝の念を持ち、作業の再開。
いつもの日課の掃除を行う。工場を無償で使わせていただいていることに感謝を込めて。
当日は範囲を広めた。
ドラム缶周りの汚れがいつも気になっていた。
裏側のゴミを掻き出したとき、ブラストの粉とオイルにまみれた固まりに嫌な予感。
洗浄してみると例の紛失した部品である。
その状況をＳさんが見逃すはずもなく、問いただされる。
工場内に話が広まり、常連客と大笑い。悲しいやら嬉しいやら・・・。
この部品は、いまも飾り棚に鎮座している。たぶんこのままだろう。今回の記念として。
なんだかんだといろんなことがありましたが、９２回の作業で無事エンジン完成。
完成までの期間６４５日。
工場通いの往復距離５,１５２ｋｍ。
思い出すたびに呆れる数字である。
こんなに楽しい時を提供下さったＳさんや車仲間に感謝。
そして、火をつけてくれた”Ｃｅｎｔｏ－Ｍｉｇｌｉａ”に感謝。
長期に渡る週末の留守家庭に愚痴もこぼさず、応援してくれた良き理解者達に感謝。
しかし、懲りもせず、「第二幕」が始まりました。
今日も工場で朝から夜まで油にまみれ遊ばせていただいた困った父親です。
我が愛車、HONDA S600 あと何幕が続くか不明。
購入から３２年目、冬の回想。
モータースポーツシーズンも終わりに近づき、本格的に来年の「チェント」への準備が始まります。今年は、豊後高田の「昭和の町」や
国東半島一周 など過去６回
とは大きくイメージの違うコース設定となりました。 来年は、本来の？「美しい山々・美しい水・美しい空」をテーマにしたコースへ戻る予定です。８月に第１回目のコース下見を行いましたが、またまた新コースのイメージが広がりました。ぜひ「くじゅう・阿蘇」を訪れたことのない方々のイベント参加をお待ちしております。イベントの楽しさとともに綺麗な景色も感動ものです。
第８回「チェント・ミリアかみつえ」
２００８年４月１２日（土）～１３日（日）開催
10月27日（土）、28日（日）に"ツインリンクもてぎ"にて「ヒストリック・オートモビル・フェスティバル・イン・ジャパン」が開催されました。このイベントに「チェント・ミリアかみつえ」参加者のSさん、Hさん、Fさん、Nさんらと見学に行きました。２６日深夜に茂木町へ到着した御一行様は、チェントのクラブハウス？となっている"ニュースタイルガレージ"で夜中までクルマ談議に盛り上がりました。翌土曜日は、残念ながら台風の影響で雨模様の天気。しかしながら朝からテンションの高い御一行はパドックでたくさんの名車達との対面にヒートアップ。午後からは、ホンダコレクションホールの見学を行い、夕方には近くの温泉で疲れを癒すも、クルマ談議はまたまた夜中まで続くのでした・・・。明けて日曜日、この日も朝から絶好調の御一行は、さわやかな秋晴れの中、パドック内やグッズショップを積極的にアプローチ。日が暮れる最終レースまでイベントを満喫したのでした。
10月13日(土)～16日(火)、”ラ・フェスタ・ミッレミリア”が開催されました。東京・原宿をスタートし、福島県の裏磐梯、宮城県白石、山形県小野川温泉、栃木県日光、茨城県笠間、千葉県木更津などを経由し、神奈川県・横浜元町へゴールするという４日間で約１６００キロを走破する国内最大級のヒストリックカーイベントです。今年で１０周年を迎えるこのイベントも見る見るうちに戦前のモデルが増え、世界的にも希少なヒストリックカーがたくさん出場しています。また、そのような高価な？希少車を天気など一切気にせず全開で走らせる参加者の方々にはファンのひとりとして頭が下がる思いです。今年のチェントに参加されたSさんとIさんも世界で９台しか存在しない”BANDINI”というスポーツカーで九州からエントリーし、無事４日間を走りきりました。
