きまぐれナンシー

趣味のハナシや日々のことなど、きまぐれ更新中です。

読んだ本 10月(その2)

2012-10-24 12:40:51 | 読書記録。
またまた本屋さんでやっちまいました。
しかもマンガ大人買い。

まずは、しをんさん。
『まほろ駅前番外地』
文庫化待ち焦がれてたもの!買いますがな!!
まほろの皆さんのサイドストーリーに主役2人のかけあいに、ニヤニヤしたり時折うるっと来たりしながらあっちゅう間に読了してしまいました。
どのキャラも好きなんだけど、たまらなく曽根田のばあちゃんが好きなのです。息子夫婦が憎い。
行天の過去がどう明らかになっていくのか、多田の出会いもどう展開していくのかとても楽しみです。

次は、
桜庭一樹『伏 贋作里見八犬伝』
桜庭一樹は『私の男』しか読んだことがなかったのですが、気になってたので文庫化を機に買っちゃいました。
あっという間に読んでしまって、軽く物足りないくらい。続きがあるのかな?て感じでした。
そして実は本家の里見八犬伝をちゃんと読んだことがないので、これを機に読んでみようかと思います。

そして一気買いしてしまったのがこちら、
ヨシノサツキ『ばらかもん』
五島が舞台だったもんで、ついうっかり。
父の里がある上五島じゃなくて下五島っぽいけど、コテコテ五島弁とか海の感じとか、読んでて楽しいです。キャラもいい!

色々疲れることがあっても合う本に会ったらふっとびますね。むふー。

読んだ本 10月

2012-10-12 17:41:37 | 読書記録。
あっという間にくんちも終わり、割とバイト漬けの日々です。
本職はどうした。

そんなこんなでこれからまたバイトなのですが、
忘れないうちに最近読んだ本のタイトルだけ記録します。

いしいしんじ『トリツカレ男』『ポーの話』
伊坂幸太郎『陽気なギャングの日常と襲撃』
三浦しをん『黄金の丘で君と転げまわりたいのだ 進めマイワイン道!』
須賀敦子『本に読まれて』

チョイスも記事もバラバラ。
感想を述べたいのですが時間がない!orz

読んだ本

2012-08-15 00:40:10 | 読書記録。
またしても一ヶ月更新を空けてしまったので、忘れてる本もある気がするのですが、印象に残ったものだけでも。

・『フェルマーの最終定理』S・シン/青木薫訳
敢えて苦手な数学モノに挑戦。
数学って美しいものなんだなという事を感じました。あと、最終定理を解決するまでの人間ドラマ!すごく面白かったです。
ただ、やっぱり数学は
私には無理だ…(笑)

・『号泣する準備はできていた』江國香織
フェルマーの箸休めにと思って買ったら、予想以上にフェルマーが面白かったのでひと月ほど放ったらかし(笑)
直木賞受賞作だけあって読みやすいです。現在進行形で読んでます。
ただ、前に借りるかなんかして読んだかも…?

・『宵山万華鏡』森見登美彦
偶然にも、宵山の晩に読んでました!それだけでテンションがあがる(笑)
森見さんの作品は、阿呆学生も好きですがちょっと怖いテイストも好きで。両方が楽しめる感じがしたので大ヒットです。これから暫くきつねのはなしとか恋文の技術とか読み直してました。


…あれ、三冊だけ…?
あ、銀の匙の新刊は読んだ!えへん!

舟を編む

2012-06-22 00:15:52 | 読書記録。
本屋大賞受賞しちゃった今のタイミングで買うのが嫌だったんですが(ひねくれ者)、がまんできずに昨日買って一気読みしちゃいました。
買ってよかった!
まじめさんにも共感するし西岡くんの気持ちもわかるし、何よりこの辞書バカの方々が素敵!
ファッションのことしか頭になかったフツーの女子岸辺さんが、気付けば辞書にハマっちゃったところもいいです。
皆、変人だけど情熱があって、人間として魅力的なんですよね。こんな職場で働きたいものだ…
あと、フツーの女子の描写が心なしか少なかったところがしをんさんだなぁと思ってしまいました(笑)

言葉っておもしろいと久々に思い出した本でした。読んで良かった。
装丁も素敵だし、この帯もできることなら各種揃えたいです。初版の時から、どれも可愛いんだもの!

2月に読んだ本

2012-03-05 01:03:13 | 読書記録。
結局まとめてのupです…。

梶井基次郎『檸檬』(新潮文庫)
岡本かの子『家霊』(ハルキ文庫 280円文庫シリーズ)

梶井基次郎の方は高校卒業した頃か大学入ったばかりかの頃に一度読んだんですが、
今読んでみて前以上に面白かった。
『城のある町にて』も情景描写がすごくいいんですが、
やっぱり『檸檬』が好きだわー。
短いし、よくわからんけどすっきりする。
基本的に鬱なんだけど、時々その鬱がサッと晴れる瞬間。
みたいなところが好き。

岡本かの子は、『金魚繚乱』以外読んだことなかったので。
今回の本に収録されてた『鮨』の中に、読んだことある!
て部分があったんですが、模試の例題で出されてたみたい。
意外なところで出会ってたんですね~。
あと、この人の作品に登場する女のむちっとした体の描写が
健康的で好きです。

うーん。半月で二冊だけって少ないな。

今月に入ってからは、
津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』を読了。
ポトスライムの舟もよかったし、
ちょっくら他の作品も読んでみたいと思っています。

椿姫

2012-02-07 23:55:22 | 読書記録。
本日読了ー。
今年は極力読んだ本はすぐにupしていこうと思います。自分の記録のために。

さて、感想。
感想というほどの感想でもないけど、
思っていた通りの熱い恋愛小説でした。
悪い意味でなくね。

もともとはミュシャの描いたサラ・ベルナールの劇のポスターで知って
興味を持ちあらすじ知ってたくらいで、
カルメンみたいなもん?と思ってましたが結構違った。
カルメンもまぁうろ覚えだけど。
スペインとフランスの違いですか?

田舎に引っ込んで暮らすとか、なんかロココくさいなー。
でもそれはそれは幸せそうだ。
だけどお金とか地位、外聞、家族と、
心底好きな人と一緒にいられること、
どっちかしか取れないとすれば実際前者を選ばざるを得ないのよね~…

なんて思ってみたり、なんだり。
「椿姫」ことマルグリットがどんどんお淑やかになっていう様がイイ。
文章だけで伝わるところもまたすごい!
あんなにたおやかな女性に少しでも近付きたいきもち。
あと男がよく泣きます。源氏か!


恋をしてない人は読んでみたらいいのではなかろうか。
多分うっとりできるか愛が濃すぎて食傷起こすかどっちかだと思います。
恋愛中の人は自分のパートナーと比べながら読んでみたらいい!
まぁ私のまわりに恋愛中の人なんてそうそういません!
orz

「くちびるに歌を」

2012-01-27 01:28:13 | 読書記録。
珍しく即upしてみます。

全体的な感想としては、ぼんやりほんわか、な感じです。
語り口が全部淡々としてたなぁ。意図してなのか?
誰が語り手なのか、読み出しイマイチわからんことが多かったです。

舞台が父の地元なので、慣れ親しんだ言葉も出てきます。
が、
いくらなんでも中学生が「ざまぁ」
は使わないんじゃないか?!
(※ザマーミロのざまぁではありませぬ、
悪しからず。)

ていうかこれ、多分書店員の帯がうるさい。
期待し過ぎて読んだから、軽く拍子抜けしました。
先入観ナシで読んだ方がいいんじゃない?

でも、教会の描写は「そうそう、そんな感じ!
」と思いながら読んでました。
繊細できれいなものの描写がよかった。
作者男の人ですよね?


本屋大賞にもノミネートされてるそうですね。
他のノミネート作品をちゃんと読んでいないので
何とも言えませんが、受賞するかな~…?

個人的にはしをんさんそろそろ受賞しても
いいんじゃないかな~…とか…
「舟を編む」は、装丁もとてもきれいなので買いたいです。


百年文庫。

2011-01-20 23:43:06 | 読書記録。
水を飲むように本を読む、て言いますっけ。
なんか違うような。それってお酒?
ともかく、最近そんな傾向にあるようです。

新年早々、森見さんの『美女と竹林』、有川浩の『阪急電車』を購入イッキ読み。
どっちもおもしろかった!
森見さん、しょーもな!けっきょく全然竹林行ってないじゃん!
有川浩は最近やっと手が出せたんですが、
感性が近いのか、失恋の描写とかがいちいち結構痛いです。
「塩の街」も良かったんだけどまだ二回目が読めない。
「阪急~」の映画化は楽しみです!当然翔子が中谷美紀よね?よね?


ところで、現代の小説ばかり読むのもあれなので、
半年ほど前?に創刊されて以来気になって気になって仕方なかった「百年文庫」に手を出してしまいました。
国内外の小説家の短編を、漢字一文字のイメージに合わせてそれぞれ1冊の本にしてあるもので、読んだことがあるのは岡本かの子の『金魚繚乱』だけという、
私の読書量の少なさ・幅の薄さをがつんと突き付けてくれるラインナップにめろめろです。

持っているのはまだ「妖」と「嘘」の2冊だけですが(何ともなチョイス)、
これから収集するのが楽しみ!
『夜長姫と耳男』が強烈だったなー。坂口安吾は、『桜の森の満開の下』も早く読みたいです。
エロシェンコは語り口なんか可愛らしいんだけど恐ろしい。人間きらいになりそう。
あたし、意外と賢治が理解できないかもしれない…。
とか、感想色々。
100巻出るそうなんだけど、全巻揃えたいなぁと思っております。
短編集だからすいすい読めるし、オススメです。


ポプラ社・百年文庫→http://www.poplar.co.jp/hyakunen-bunko/

セレモニー黒真珠

2010-11-16 00:29:15 | 読書記録。
白蝶花読んだ二週間後くらいに読了!
期待通りにおもしろかったです。
三浦しをんさんが白蝶花の解説でも触れてましたが、嫌らしい人間の描き方が上手いなー。
その中で強く逞しく生きていく主人公たちが素敵です。
美人じゃないけどいい女、ていう登場人物の設定もすごく好き。ちょっと希望が持てるよね!(笑)
実年齢より老けて見られて美人ではないんだけど、
ぞっとするくらい仕草が美しい、しかも男前で仕事も出来るアラサー独身女。かっこいい!!
「仕草が美しい」てとこがいいですよね。

やっぱり宮木あや子、他の本も読んでみようと思います。楽しみが増えたぞー。

今は映画化に乗っかって、途中で止まってたノルウェイの森を読んでるんですが…やっぱり私ムラカミハルキは合わない気がする…
そういやこの人のに限らず、男の人が書いた恋愛物で感動、共感した記憶ってないような。。。
…ていうかノルウェイって恋愛物なの?どうなの??
などという気持ちを抱きつつ、読み進めております。


とかブンガクぶりながら、実は今一番待ち遠しいのは鋼の錬金術師(携帯予測変換出ました、すごい!!)の最終巻…だって根はオタクですから。

余談。
花宵道中のコミック版を買うか否かずっと悩んでます。
あれは文章だから美しい気がするのよね…でもおいらん見たいなぁ…

明治とか大正に弱い

2010-10-26 20:24:16 | 読書記録。
宮木あや子『白蝶花』
お給料日前で金欠だったのに、文庫で出てたのでつい買ってしまいました。
だって解説は三浦しをんなのよ!?そりゃ買いますがな!
『花宵道中』以来注目してる作家さんなんですが、この人の時代物が好き。(現代物は若干えげつない・笑)
『花宵~』と同じく、章ごとに主人公が違うんだけどそれぞれリンクしてて、波瀾万丈の人生がいくつも重なる感じ。好きです。
『セレモニー黒真珠』も面白そう。
未読なので、早く読みたいです。

駅近くのショッピングモールで竹久夢二展が開催されてたので行ってみました。
夢二も良いですね。なよなよした風情が堪りません。
あんななよやかでしとやかな女性になりたいものですが。無理か。
この頃の物って、どれも可愛くって見てて飽きません。
手作り感がいいんだろうか。
手刷りの版画なんかも、だから堪らないのです。
夢二展で当時の版画が売られてて、お金と飾るに相応しい場所さえ作れれば欲しかった!