
偶然なのだが。このところ富士山といい、この平泉と言い「世界文化遺産」づいてしまっている。平泉が世界遺産に登録されているのは、「浄土を表わす建築・庭園及び考古学的遺跡群」ゆえだそう。その意味で、堂全体が金箔で覆われ皆金色の極楽浄土を今に伝える金色堂は、平泉の象徴ともいえる。

内部の仏像構成も特異だし、ミイラが安置されているのも他に例をみない。

何よりも、ここ東北に平安仏教美術が3千点以上もあることに驚く。3代にわたる奥州藤原氏の世紀。そして源義経問題も絡む奥州合戦。


マルコポーロが紹介した「黄金の国ジパング」は、平泉黄金文化がモデルだという説もある。
手前を横切るのが衣川、奥が最上川
