
京急平日朝ラッシュ時の車両運用が巧みなので、今回は詳しく紹介しよう。
8両+増結4両特急青砥行12両で到着した編成を切り離す。前の8両を特急から普通青砥行に種別変更して先行。残された増結4両を引き上げ線へ。これを3回繰り返して12両編成を組み、下り特急で送り出す。引き上げ線がふさがるので、この間は各駅停車の発着を3番線に変更するというもの。
では、詳しくお見せしよう。まずは、特急青砥行で品川駅へ到着した557H列車を切り離して、前8両を普通青砥行にする。この日は新1000形1153F。
都営浅草線に向け出発。
残された増結4両、新1000形の珍しい中央貫通形800番台の1809F。表示は特急品川のまま。
まず引き上げ線へ入れる。
続いて2本目の4+8両 特急青砥行659Hがやってきた。先頭は新1000形1073F8両。
普通青砥行にして先発。
増結車4両1473Fを引き上げ線へ。
先に引き上げ線に入っていた増結車4両中央貫通形1809Fに、この1473Fを連結させるのだ。一連の動きを監督するのが、ヘルメット姿の運転主任。
連結が完了して4+4の8両編成を組成。
次の特急青砥行がやってきた。先頭はヘッドマーク付600形607Fの8両。
普通青砥行に変更して8両を先発。
残りの増結4両新1000形1453Fを引き上げ線へ。運転席には運転主任の姿。
先に8両編成となっていた編成にさらに増結。4両×3編成で12両編成を組成。
2番線に「モーニングウィング1号」が到着。
そのころ、引き上げ線の12両は、下り702C特急三崎口行8両+増結京急川崎行4両として出場。
後ろ4両が増結。
きわめて短時間で進行。他社では真似のできない神業だ。