昔、駅弁といえば横川駅の「峠の釜めし」を連想したものだ。急勾配用機関車の連結や開放作業の合間に、この駅弁を買って食べるのが楽しみだった。
1997年の在来線廃止の存続危機にあって、ドライブインや高速道路のサービスエリアといったクルマ社会に着目した先見性は、ビジネスのお手本だろう。ここ佐久乃ドライブインも佐久ICのすぐ前に位置しており、非常に便利。
コシヒカリを使った炊き込みご飯。この上にしいたけ・ごぼう・ゆでたまご・鶏肉・栗などの具が盛りだくさん。いつ食べても飽きない。
ところで、このお店で不思議なものを発見。
マスコット人形「釜めし君」。
それに階段脇には「七福神の森」。
佐久が「まほろばの里」だったことに因んだものらしい。
サービス業では、清潔なトイレが接客水準を物語る、と昔から言われている。ここのトイレ、シティホテル並みの清潔さと豪華さを誇る。経営者の見識に脱帽。