*自分日記*

好きな事を好きな時に好きなだけ

出会い

2015-02-01 15:36:49 | 日記
明日、私の大好きな友達Sがこの国を発ちます。
思えばたまたま同じ日にフィジーに来たのがきっかけで仲良くなった。
出会ってまだたったの5ヶ月。だけど、その5ヶ月は今までの何よりも本当に濃くて、楽しくて、嬉しくて、明るかった。
Sは驚くほど可愛い女の子。はっきりとした二重眼、シャープな顎、筋の通った鼻、ナチュラル眉、笑うと口角がくいっと上がって、
その口から見える真っ白で規則正しく並んだ歯。
それだけじゃない。男の子にはもちろん、女の子にも抜群の人気をほこる。
初めて喋ってもこちらに気を遣わせないラフさと最高の笑顔と愛想をもちつつ、上品さが備わっている。
優しくて、頑張りやで、媚びがなく、前向きで、自分の意志をちゃんと持っているのに朗らかで。
こんな素敵な子が私のそばにいてくれる事が本当に幸せで、感謝の気持ちでいっぱい。
やはり類は友を呼ぶのか、Sの周りもまた素敵な子ばかり。
だからSはどこに行っても幸せそうで、どんな人とでも素敵な関係を築いている。
もちろん私もSと一緒にいる時は本当に幸せだったし、Sといる時に素敵な出会いが沢山あった。

一番忘れられないのが、Tとの出会い。
彼は元英語教師で、仕事をリタイアした後フィジーに留学に来た。
出会ったのは学校でなくてフィジアンの家。
私とSとKという友達はフィジーのホームステイ先がお互い徒歩4、5分圏内で近く、特にKのホストファミリーは本当に気さくで
よくしてくれた。Kが短期留学を終えて先に日本に帰ってしまったあとも私とSはその家に遊びに行っては笑い合った。
その時、出会ったのがT。Kの後にホームステイの学生としてTが来た。
彼は本当に紳士で、英語にも真摯に向き合い、毎日努力を重ねて人生を謳歌している人だった。
学校が終わった後も決まって勉強をし続け、その時賢明に私たちに英語を教えてくれた。私たちのために手書きのテキストをつくってくれ、
リスニングの練習のためにその音源もパソコンに入れてくれた。色んな英語の疑問を質問したり話し合ったり、難しい英語の発音を変な顔になりながら3人で練習した。
ある日、Tがフィジーにいる間にSの誕生日があった。TはSに内緒で彼女の似顔絵をプレゼントすると言った。その絵を先に見せてくれたのだが、それが驚くほど似ていて、まさに彼女そのままだった。私はあまりにもその高いクオリティとTの気持ちが込められた、絵から溢れ出るパワーに感動して、涙を抑える事が出来なかった。
絵をみて泣く事は生まれて初めてで、自分でもびっくりした。でもそのくらい感動して、そしてTのSに対する優しい気持ちが嬉しくて仕方なかった。
そして、そんな私をみてTは私にも似顔絵をプレゼントしてくれた。本当に感謝の気持ちでいっぱい。
彼は私達に、人生の希望と前向きさと光を惜しみなく与えてくれた。
フィジーに来た目的を私たちに改めて認識させてくれ、その道を導いてくれた。Sと私はそれで英語により向き合えた。
帰った後も彼は何かの境にはgreeting mailをくれ、彼の素敵な5人の子供たちと奥様の話を楽しそうにしてくれる。
Sと私は帰国後必ずTに会いに行くと決めた。

今になって留学した事で、働かず英語だけを勉強すると言う贅沢な日々を送る事が出来た。
そんな贅沢な時間は今後なかなか過ごせるものではないと思う。さらにフィジーは手のつけられていない自然以外何もない。
何もないフィジーの生活の日々でSと過ごせた事は本当に貴重で奇跡で感謝でしかない。
この5ヶ月で英語はもちろんmustだけれど、でもやっぱり人との出会いやそこから生まれる経験に、感謝しきれない。

思い切って留学に来てよかった。
好きな事をして生きる事はこんなに楽しいんだなって

自分の人生にありがとう
毎日笑おう








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