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Yoseiの日々是好日

リコネクティブ・ヒーリング(R)哲学や小宇宙である心と体のこと、日々の出来事などをつづっています。

東洋医学からみた「むくみ」の症状について

2006年04月25日 | 治療日誌
東洋医学でもむくみは「身体の中の水分(血液以外)の代謝障害とされています。
そのことを「水湿の邪」といい、寒性に傾いたものを寒湿、熱性に傾いたものを
湿熱といいます。また、「水湿の邪」が凝固したものを痰飲(たんいん)といい、
さらに重度の症状があわられます。
*今回ここでは気血津液弁証というひとつの診方からご説明します。

●水湿証
 こんな症状が出ます。
 からだが重い、手足のむくみ、腹水(お腹がぽちゃぽちゃ鳴る)、眼瞼のむくみ
 尿量が少ない、尿がすっきりでない、めまい、悪心、嘔吐

●寒湿証
 これは身体の中にできた「結露」のようなものです。
 特徴は「寒がり、冷え」です。
 関節の重だるさ、寒くて湿気の多い時期mビールなどの冷たい飲み物を飲むと
 症状が悪化する傾向にあります。

●湿熱証
 これはぐつぐつ煮えた鍋のふたについた水滴が身体の中にある状態と考えて
 ください。
 特徴は「身体の中がなんだか粘る感じ」です。例えば、口の中が粘る、便が
 ねっとりする、尿が臭うなどです。
 関節が重だるく腫れる、発赤する、湿気の多い時期や熱燗などの食品をとると
 症状が悪化する傾向にあります。また、重症では「黄疸」がでることがあります。

●痰飲証
 これにも「寒痰証」と「熱痰証」にわけることができますが、ここでは詳しい
説明は割愛します。
 症状としてはやはり、「痰」がからみやすい、でやすい、そのため、気管が
 ゼイゼイと音がする、手足重だるい、ぐるぐる廻るめまい、頑固なしびれが
 みられます。時に、精神、意識障害も引き起こします。
 脂肪腫などがある場合は、こんな症状に要注意です。

●気虚
 臨床家の方に、忘れてはならないのがこれです。
 気化作用の低下でむくみが起きます。

このほか、臓腑弁証、三焦弁証など違った角度からの診方があります。

最近、むくみが気になるあなた!早めの対応をおすすめします!


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