暑い夜には何ですが・・・

胸の熱くなるこの１冊をお薦めします！
「蒼天の風の道」著者：ユン　ナミさん

知人である著者からは想像できない衝撃的な内容で、みるみるうちに引き込まれて
しまいました。何度もあふれそうな涙をおさえるのが大変でした。久しぶりに心が
揺さぶられる思いを味わいました。

著者本人が在日コリアで「差別」に対してどうしても文章にしてみたかったと、４年
もの構想の末、書き下ろしたもののようです。表紙の絵は著者のお母様の描かれた
画だそうです。

戦後６０年以上が経つというのに、表面ではきれいにつくろっている世の中でも
実際はまだまだひどい差別が横行するそうです。彼女の話を聞いているとわたしは
何も知らない無知な日本人で、「韓流、韓流」と調子に乗って騒いでいたのが恥ず
かしくなりました。

この夏の課題図書に是非この１冊を！