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梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

FIMによる機能評価

2012年08月16日 | さえずり
特養の待機場所とか言われっぱなしの老健
老健の意地も見せて欲しいところ

老健より特養へ行くとADLはどう変化するか??
リハビリに絶対的自信を持つ老健なら答えは簡単
「レベルダウンする」
ただこれはあくまで想像内の回答
これをもう少し客観的に判断していけないか???

今行ってる動作の客観的指標を老健で行います
そして、特養へ行った後、数か月後同様に行うとどうなるのでしょう?


【FIM(機能的自立度評価表)の特徴の要約】
①大項目6つ、小項目18個を評価する。
②しているADLを介助のある・なしで大別して7段階で評価する。
③126点満点で、最低点は18点。
④順序尺度である
⑤補装具を使っても自立(修正自立)とみなされる。
⑥能力定価を評価する。
⑦コミュニケーションや社会的認知を評価するのはFIMの大特徴!!
⑧行為は上半身と下半身に分けて評価する。

【FIMの評価項目一覧と詳細】
1.セルフケア
①食事:咀嚼、嚥下を含めた食事動作
②整容:口腔ケア、整髪、手洗い、洗顔など
③清拭:風呂、シャワーなどで首から下(背中以外)を洗う
④更衣:上半身:腰より上の更衣および義肢装具の装着
⑤更衣:下半身:腰より下の更衣および義肢装具の装着
⑥トイレ動作:衣服の着脱、排泄後の清潔、生理用具の使用
2.排泄コントロール
①排尿管理:排尿管理、器具や薬剤の使用を含む
②排便管理:排便管理、器具や薬剤の使用を含む
3.移乗
ベッド・椅子・車椅子:それぞれの間の移乗、起立動作を含む
トイレ:便器へ(から)の移乗
浴室・シャワー:浴槽、シャワー室へ(から)の移乗
4.移動
歩行・車椅子:屋内での移動、または車椅子移動
階段:12~14段の階段昇降
5.コミュニケーション
理解:聴覚または視覚によるコミュニケーションの理解
表出:言語的または非言語的表現
6.社会的認知
社会的交流:他患者、スタッフなどとの交流、社会的状況への順応
問題解決:日常生活上での問題解決、適切な判断能力
記憶:日常生活に必要な情報の記憶


【FIMの採点基準】
採点基準     介助者  手出し
7:完全自立    不要  不要
6:修正自立    不要  不要 時間がかかる、補助具が必要、安全の配慮
5:監視・準備   必要  不要 監視、指示、促し
4:最小介助    必要  必要 75%以上自分で行う
3:中等度介助   必要  必要 50%以上、75%未満自分で行う
2:最大介助    必要  必要 25%以上、50%未満自分で行う
1:全介助      必要  必要 25%未満しか自分でおこなわない


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老健から特養へ決まって喜ばれている方も多いと思いますが
老健にいる時にこうしたFIMなどを用いて
何が出来ていたか??をきちんと把握しておくことが重要です

同様にケアマネもこうした客観的な変化には目を光らせる必要があります

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