梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

夜勤職員配置加算

2009年06月22日 | さえずり
今春4月から多くの老健はこの取得で様々な調整をしているようです
冊子「老健」6月号においても具体例が掲載されていましたが
やや違和感を感じざるを得ませんでした

100床老健なら配置時間内に5名分の勤務時間が必要となりますが
元々5名配置のところは別として
周辺老健の多くは夜間宿直は4名で構成
「老健」内でも書かれていますがわざわざ増員しても
人件費で相殺される加算でもあります




そこで出ているのが早出・遅出時間帯の移動です
コアとなる日勤時間帯と2時間程度前後させるが
一般的でしょうが
この加算で病院の準夜・深夜のような時間割にしているところも…
2交替から3交替に近い形状に変化させている訳です
ただこの方法は介護スタッフに負担が増加する面が多い

ミニマムな変更で効果を上げスタッフの生活レベルを
変化させない工夫が必要です

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実際、上記図表例のような体系で加算は出来ても
実態のケアとは隔離している気がします
設定時間での業務に何があるか?
業務のピークはどの時間帯なのか?
おそらくこうした話し合いも無いまま至った老健も
多いのではと危惧しています
実際、模倣事業所も多いようです…

朝食と夕食、排泄、そして更衣
こうした部分が人手を多く割く必要な時間帯ですが
就寝されれば落ち着く時間帯も多いはずです
また業務終了後が遅くなると帰宅のための公共交通機関は
少なくなりそうした面での不便さも出てきます

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100床老健で夜間4名だった老健なら
下記のような加算配置例の方が実態に即していると
思うのですがいかがでしょう



これならスタッフへのインパクトも最小限となり
夕食・朝食前後の排泄、更衣などの慌しい時間帯への
対応も可能です

老健での準夜帯設定は個人的にはNGと考えます

※上記例は認知症棟数・ユニットなどで個々に違います

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