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HATCH's HEAD ROOM

ヒヨコハイスクールのBASSIST、Captain HATCHの独り言、無駄話、覚書、日々の感動、ロックなあれこれ…。

ブルーハーツが好きなんだ

2005年05月20日 01時59分38秒 | 日々覚書


きのうのエントリーを「♪僕パンクロックが好きだ」とザ・ブルーハーツの大好きな曲のフレーズで締めたので、きょうはベタにブルーハーツについて語っちゃおうかな、と。ブルーハーツの存在は、いま自分が音楽をやっていることに大きな影響を与えているといえる。初めて聞いたのはラジオの深夜放送、サンプラザ中野のオールナイトニッポンでのことだった。番組の中には「スクールトゥモロー」っていうコーナーがあったんだけど、ドンちゃん騒ぎが魅力の番組の中でこのコーナーの数分間だけは、しんみりと、リスナーが中野さんに学校での悩みを打ち明け、番組を通じて少年たちを元気づけるっていう、そういうコーナーだった。

で、そのシンミリとした深夜2時30分過ぎに、中野さんが相談者に対して「この歌を聞いて元気を出してください」といって流したのが『リンダリンダ』だった。真夜中に、泣いた。「ドブネズミみたいに美しくなりたい」だなんて。そんな風に、少年たちが言葉にできなかったいろんな思いを形に出来るだなんて。恥ずかしいくらいに優しくって、一発でノックアウトされた。この歌は自分のための歌だって、そう思っちゃったんだよね。

そのころはブルーハーツなんてまだ誰も知らない頃で、情報もほとんどなかったんだけど、その後に別の番組で「人にやさしく」の『頑張れー!』でまたハートをガツンとやられた。続いて「少年の詩」の『そしてナイフを持って立ってた』でトドメを刺され、ブルーハーツがものすごく大事な存在になった。レンタルショップでCDを借りて、テープに録って、友達に「これ、聞いてみ!」と貸したり。放送委員の友人に頼んで学校のお昼放送で流して『未来は僕らの手の中』の「♪学校も塾も要らない~」のところで、一人ほくそえんだり…今思うと、恥ずかしいね。でも、自分では「学校でブルーハーツだなんて、俺ってパンクだな」とか思ってた。

やっぱり最強なのはファーストアルバムだな。全曲好きなんだけど、「一度にすべてを望んで、マッハ50で駆け抜ける(未来は僕らの手の中)」ような生き方をしたいって、今でも思ってるし、「朝の光が待てなくて泣き出したり(世界の真ん中)」もしてしまう。あとは、このアルバムに「人にやさしく」と「1985」をあわせて聞いてほしいかなぁ。

俺も「マイクロフォンの中から頑張れって言っ」たり、「心の中では頑張れって言っ」たり、そんなことができるミュージシャンになりたいんだよね。いまでも音楽を続けている理由は、あの時のHATCH少年が受けたあの衝撃を、キッズたちに与えられるような存在になりたいからっていう、そう言う野望があるね。感動の伝承者になりたいなぁ、まだまだ程遠いけど。でもって、ブルーハーツが俺の心にともした炎はまだ燃え続けているのだよ。だから音楽するのだよ。…他にも、色んな理由が絡み合って、音楽やってるんだけどね。

ちなみにセカンドアルバム「YOUNG AND PRETTY」も相当いい。チェインギャングの詞はかなり泣けます。「世界が歪んでいるのは、そんな僕の罪のせいだ」って、おいらもそう思うぜ、マーシー。彼らはどうして、若者の思いを形に変えることに長けているのだろう。本当に赤裸々で、プリミティブなパワーにあふれている。TRAIN TRAIN が入ってる3rdも悪くないけど、実は3rd以降はほとんど聞いてない。おいらにとっては1stと2ndこそがブルーハーツのすべてだ。

TRAVISTARは「ファッションが汚いから」という理由でブルーハーツよりもジュンスカが好きなんだよね。逆に俺はジュンスカをほとんど知らないんだけど…。


ちなみに、最近80'Sトーク満載なこのブログだけど、おいらはHATCHはいま18歳だからね!80年代に詳しい若者だから!!お間違えなきように。サンプラザ中野のオールナイトニッポンは…えっと、えっと、お兄ちゃんにカセットテープで聞かせてもらったのさ!