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HATCH's HEAD ROOM

ヒヨコハイスクールのBASSIST、Captain HATCHの独り言、無駄話、覚書、日々の感動、ロックなあれこれ…。

隠れた存在だが、アサイラムはすごいんだってば!

2005年05月14日 00時19分04秒 | 日々覚書
きのうキングクリムゾンについて語ったもんで、きょうは頭の中がプログレモードだった。で、メロトロンの音が聞きたくなってしまったんだけど、真っ先に思いついたのが「ASYLUM」!このバンド、すごーくマイナーな存在なんだけど、おいらの中ではかけがえのない存在。ベースをはじめた頃に、全曲コピーもしたし、いまの自分の手癖や作曲についての原点がココにあるといっても過言ではない。

ASYLUMは、インディーズって言う言葉が誕生して間もない80年代中盤のバンド。当時のシーンを席巻した3大レーベル、キャプテンレコード、ナゴムレコード、トランスレコードのうち、トランスレコードからリリースしていたアーティストで、ポジパン(ポジティブパンクね!この言葉、いまでは死語?)の流れを汲むアバンギャルドロックバンドでした。ルックスは結構妖艶な感じ…いまでいうところのビジュアル系のような感じかなぁ。衣装はみんな黒いし、客もトランスギャル略して「トラギャ」と呼ばれ、真っ黒な服ばかり。そういうファッションは、アバンギャルドシーンのステイタスだと思ってたんで、ビジュアル系というくくりや、ソレに伴うポップなサウンドにはいまだに違和感を覚えているのですよ、おいらは。

話がそれた、アサイラムだよね。このバンドはボーカルGazelleの声がすごく存在感があっていいんだよね。独特な世界観もあるし、ハードな曲とバラードのメリハリも良い。一番好きな曲は「Nothing to be a friend」かなぁ。これは、オムニバスライブアルバム「GOLDEN DEATH VALLEY」に入ってるライブテイクが最高にカッコいいのだよ。メロトロンの音が聞けるのは「FINALE」とか「FEREWELL」で聞ける。弾いているのはトランスレコードの主催やYBO2のベースボーカル、北村昌士大先生。「FEREWELL」の激しい曲調にメロトロンが不思議なからみをしてて面白い。

でも、本当に一番好きなのは「Tybe Vatamia Platami」っていう超プログレッシブなナンバー。この曲はバンド名を「THE CHORI3」っていう風に変えてリリースされるなど、変わった趣向も面白かった。

今回の投稿に当たってネット上で都合のいい画像がないか検索していたら…Gazelleの回想録?みたいなものを大発見!アルバムリリースやレコーディング秘話満載で、いや、大感動ですよおいら。うんうん、大変だったんだね~。やっぱり、いろんな苦労や工夫をして作っていたんだなぁ。俺らも頑張らなきゃ。

で、その日記の中で「!」って気分になったのは「Tybe Vatamia Platami」っていう曲名が、Bass有賀さんの中学時代のインド人転校生の名前だってこと。そーか、人の名前だったかぁ!どーりで、辞書とかいろいろ調べてもわかんないわけだ。

ASYLUMはすでに解散しちゃってるけど、Gazelleはボチボチソロ活動しているんだよなぁ。いつかライブを見に行かなきゃ。対バンとか、個人的にはしてみたいけど…あー、でも本人に会ったらスゲー緊張しちゃうんだろうな、おいら。ということで、アサイラムを聞きたくてしょうがないのですが、いま手元にCDが一枚しかない(聞きながら書いてます!)。他のはどこに行ってしまったんだろう。全部持ってたはずなんだけどなぁ。もうほとんど絶版なんだよねぁ。絶対に手元に置いておきたい作品ばかりだから、ヤフオク駆使してでも買い揃えねば!