森羅万象

日本社会で起きた出来事についての私の感想

アイヌ語と日本語ー新羅・城

2009-04-06 14:44:26 | Weblog
朝鮮半島の新羅つながりの shir で、亡くなった大野晋によると…
「治(しら)すべし」とか、平安時代からだが「領知(領地)」とか知行とか
「知る」という言葉の語源は、「土地」じゃないかと言っていた…はずだ。
この大野晋の主張を読んだ時に、アイヌ語辞典からパクって来たなと思った、泥棒だ。

勿論大野晋はアイヌ語との関連なんか書いてなかったけどね。
まあ、あれこれ手広く勉強はしていたんだろうな。
大野晋が言うには、土地を自分の物にすると、その土地のことを良く「知る」ようになる。
つまり「知る」につながるってことを言ってたはずだ。

まあ、もっと単純に考えて、土地を所有することは、統治であるから、
「治す」って意味が出るんだけど、
ただこの説明だと、アイヌ語を無視できなくなるので、やめたんだろう。

それと、残念なことに日本語辞典に「しる」で土地の意味は無いんだよね。
ただ、地名にはshir(土地・大地)が残っている(能代、松代、網走…)
もし日本語辞書に「しる」で土地・大地の例があるだろうか。

んで、まあアイヌ語だと「shir」は土地、大地、天気に使われるような
三次元空間を意味するところの土地・大地の意味がある。
だから、もしアイヌ語が日本語の源流ならば、

shir(土地・大地) 
 > shirasu(しらす・治す、土地の所有や支配、つまりshirの動詞形だよな)
 > shiru(知行、領知の知はシルから派生) 
 > shiro(しろ・城) 
 > shiru(知る=大野晋説、チョイ疑問w)
 > shiro(きりしろ、のりしろ)雰囲気が出てる。 
 > shiro+kaki(しろかき)田んぼの農作業だが、なんかこれもありそう。 

こういうスムーズな流れが展開できるんだ。
城なんてshir にピッタリな言葉だと思う。
城の語源は shir っていうことで、行きたいんだが…
まあ、中国語では城は「しろ」と読まないだろう。