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扇子

2015-08-26 | POSER
浴衣に併せるうちわか扇子が欲しいので、以前作った扇子よりもう少し細かいものを…
←以前のは舞踊用の扇子風だった。
扇子のモデリングは簡単なんですが、動かしたいと思ってしまうと厄介なことに。

Shadeで扇子を作った場合、回転ジョイント1個で正しく動かせます。

これをPOSERでやろうと思ったら…
①モーフターゲットを読み込んで開いた状態→閉じた状態にする。
うみょ~ん。
頂点が移動する変形方法なので、開きかけの状態が使えないモーフになる。
開閉どちらかで静止画でしか使えないわけです…動画で開閉を使う場面はほぼないんじゃないかと思うので、小道具としてはこれで充分だとは思う。静止画の場合はモーフのパラメータ感度を1.0にしておけばダイヤル調整しても中間の形状(モーフ値0.5とか)になることを防げます。

②モーフターゲットを少し細かく(開いた状態→半開き→閉じた状態)設定する。
これをやるとマスターパラメーターか何か(この辺よくわからない)で、お互いのモーフが干渉しないように設定しないと使い勝手が悪くなります。
例えば半開きの状態に閉じた状態のモーフが乗算されてしまい、キーフレーム間で予想外の動きをする。
ふよふよ。

③ボーンを使う
Shadeでやっているように、ボーン制御が一番良いはずなのですが、微妙な(正確な)スキン設定をどうやるのかが私はわからない。

④OBJを切り替えるモーフを使う。

できたー!これこれ(*^∀^*)

以前別件でこういうモーフがあると教えてもらって以来、いつか試そうと思っていたのですが…これはとても便利ですね。
モーフを作るに当たって参考にした記事では顔の差し替えをなさっていました→【毎日御正月気分】さまのブログ記事
あとこのモーフの存在を教えてくださった三次さま作【momimomiくんの尻尾】がこのモーフだということでしたのでそちらも参考にさせていただきました。
フィギュアの部分的にしか使えないのかなと思っていたのですが、小道具でも問題なく作動しました。
これができたらアイデア次第では物凄く色んなことが出来る…はずです。

上記②と④の大きな違いは「モーフが乗算されるか否か」で、④の場合は制限をつけようがつけまいが、アニメーションになっても「モーフ値1.0と2.0の間が存在しない」ということです。
①②の場合は制限をつけても中間値が存在しているので、アニメーションの際は気をつけなければならないということです。
逆に④のモーフでアニメーションをする場合は一瞬で切り替わってもおかしくない程度の差のOBJを用意する必要があるというところがポイントのようです。
なので今回の扇子は約20°ずつ開くように作りました。

…しかし、そもそも人体のモーションが難しすぎて動画でなんて使えたもんじゃないという。

バサッと振り下ろせば扇子は開くのだけれども、この開き方なら別に一瞬で閉じた状態から全開の状態になっても問題ない気もする(・_・;)

…あ、しまった。扇子の両端は木(親骨)が見えているべきなのか…。
これでやり直せばOKと。

6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ヒラヒラと・・・ (sannzi)
2015-08-30 16:13:29
さすが見事な動きしていますね。
髪の毛まで手の動きに合わせて風に揺らめいている。
普段扇子など使わないから、どう手のひらが動くのか、私など分らないです。

モーフは便利なのですが、予想外の動きをするので難しいですね。
伸びる縮むはかなり上手く変形するんですが、回転は予測できないです。
でも上手く行く方法があれば、とても便利そうなので、私も之は研究してみます。

でもこの最後のアニメを見る限り、扇子に関してはジオメトリーチェンジで綺麗に動くようですね。
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(@_@)お~っ! (wing-Ao)
2015-08-30 23:18:30
tweety さん こんばんは(^^

順番が逆になってしまいましたが、こちらから拝見させて頂きました。(#^.^#)

扇子の開く動きが滑らかで凄く綺麗ですね!
20%ずつ開く設定だと9個くらいのオブジェクトを用意しているのでしょうか?

オブジェクトの形を変形させた途中の形を作る作業が大変そうですね(^_^;)
・・・私には想像も付きません。
扇の部分の開く途中や閉じた状態の形って難しそう~^_^;・・・すごいですね。

私も勉強させていただきます。

そして、男性のセンス捌き!!カッコイイですね~♪
お見事でございます(*^。^*)
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sannziさんへ (tweety)
2015-09-01 10:53:10
こんにちは(^^)面白いモーフを教えてくださってありがとうございました。ようやく試せました。このモーフは一番向いているのはモミモミくんの尻尾のようにパッと切り替える為に使うことだろうとは思いますが、POSERでは諦めかけていたズレの生じる回転が表現できて嬉しいです。ボーンだと動きの厄介な傘も無理やり表現出来るんじゃないかと目論んでおります。

ちなみに髪の毛はモーフではなく上乗せした前髪を動かしているだけなので、やりすぎるとヅラっぽくなってしまいます(^^;)

Pixivのほう(とホームページ)へはここから更に扇子と動きを修正したバージョンでUPしました。浴衣はまだしも…確かに扇子で扇いでる男性は見たことがないですね(・_・;)
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wing-Aoさんへ (tweety)
2015-09-01 11:19:46
こんにちは、お久しぶりでございます(^^)
Shadeの方では回転ジョイント1個とスキン設定で可能な動きなので、途中の形状はそちらで勝手に作れます。モデリングの方法としては「骨組み(1本)+紙切れ(1枚)→必要本数分(19個)奥へコピー→スキン設定して回転してずらすように開く→紙切れの間を繋ぐ」という方法で作っております。こうするとちゃんと扇子の紙部分のジグザグが出来ます(^^)

OBJは20°ずつの9個+0°の状態+最初だけ10°の状態を加えたので、合計11個使っています。扇子は直線形状で構成されている為、OBJが軽量なので出来たことではありますね(・_・;)
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追記の豆知識・・・ (sannzi)
2015-09-01 23:53:27
ジオメトリーチェンジのモーフはPoser専用です。
DSでは使えないようです。
artistsideでmhさんに教えていただきました。
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sannziさんへ(2) (tweety)
2015-09-02 10:04:47
追加の情報ありがとうございます!
互換ソフトと言えどもDCやマテリアル等も含めて、色々と差があるようですね。私は今のところDSを併用する予定はないので、このモーフは自分用として使うしかないですね。
POSER用としていても「DSでも使えて当たり前」のような雰囲気がありますし…もしかして世間ではDSユーザーの方が多いのかな(・_・;)
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