下降トレンド＝上昇抵抗線の使い方！！

トレンドラインの中において、右肩下がりの下降トレンドが示すというのが、



「下降トレンドライン」



になります。



通常であれば、マーケットでは



「上がるより下がる時の方がスピードが速い」



とのことなので、効果的に活用するとベストだと思います。



上昇トレンドラインが下降支持線となる事からもわかるように、下降トレンドラインは



「上値抵抗線」



となってきます。



上値抵抗線とは、右肩下がりになったマーケットで、上下動を繰り返す中でも、



「上値（高値）を控え目にして、下げへの圧力となるトレンドライン」



になります。



上昇トレンドラインと下降トレンドラインは、その線の向きが上下で異なることになるのですが、もう１つ違うのが２つのラインの



「角度」



になります。



たいてい下降トレンドラインである上値抵抗線の方が更に急角度になっていることになるのです。



これは、



「（下げる時の）スピードが速い」



事の表れだと言えます。



そういう理由で、下降トレンドでは１つ１つのシグナルへの反応も迅速でなくてはいけないのです。



下値支持線を利用して押し目買いのチャンスを見つけられるのと同様に、上値抵抗線を利用する事で、短期的なトレードのチャンスを見つける事ができるのです。



これが、



「戻り売り」



と言います。



戻り売りとは、下降トレンドの中で出現する限定的な上昇局面で



「売り」



をする事で利益を狙う事なのです。



限定的な上昇は、いずれ下落に転じますので、このタイミングで



「買い戻す」



事によって利益を得られることになります。



ローソク足が上値抵抗線の上に抜ける時は、下値支持線の時の



「ブレイクダウン」



とは反対に



「ブレイクアップ」



と呼んでいます。



それまでの下降トレンドに変化が生じた事を示しています。



ブレイクアップになりましたら、ショート（売り）ポジションはひとまず未決済の売買約定を転売または買い戻しによって取引関係を解消して下さい。



今のまま上昇するか、あるいはブレイクアップした様に思われて、更に上値抵抗線の下に戻って来る様な



「ダマシ」



になる事もあるので気をつけて下さい。



次のトレンドが固まるまでの見極めがとても重要なポイントであるため、



「すぐに全力で反対売買を始めるのは非常に危険！！」



だと言えます。



ポジションのシフトは少しずつ様子を見ながら段階的に行った方が最も良い方法です。