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ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

「菜緒のふしぎ物語」

2006-12-14 17:15:14 | 児童文学
菜緒のお父さんの実家は、北陸の日本海に浮かぶ小さな島にある。そこには、菜緒のおじいさん、おばあさん、ひいおばあちゃん(さよばあちゃん)が暮らしている。季節ごとに菜緒はそこを訪れ、不思議な体験をする。民間伝承を土台としてくり広げられる不思議ファンタジー!

「やしきぼうず」「ひなおどり」「ほたるみち」「みすず」「庭ぼっこ」の5章からなっている。
「やしきぼうず」は、大きな屋敷に昔から住んでいる大男。夜になると屋敷の中を大きな足で歩き回る。「ずっすん ずず ずっすん」の音がおもしろい。
「ひなおどり」は、満月の夜に桜の木の下に「よもぎもち」を供えると、おひな様たちが出てきて踊り出す。菜緒とさよばあちゃんもいっしょに踊るところがかわいい。
「ほたるみち」は、ちょっとこわい。たくさんのほたるが飛ぶ川のそばに、旅人の声が聞こえる。それは、この村で亡くなった人たちの声だ。
「みすず」は、もっとこわい。菜緒が海で仲良くなったふたりの子は、さよばあちゃんも80年前に遊んだ子だった。やがて、ふたりは海に帰っていく。
「庭ぼっこ」は、はずかしがりやでいたずらものの庭の妖精。やしきぼうずと同じで、旧家に住みついている。菜緒が帰る日、蝶に姿を変えて現れ見送っていた。


   竹内もと代さんの文体がとっても好きです。
   他にお勧めの作品は、「不思議の風ふく島」「青空の七人」
   「あっぱれじいちゃん」「雪むかえの村」(絵本)などです。

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