いいじゃないか*CAMARU*

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BILLY君、お誕生日!

2008年02月26日 | Weblog
写真左がBILLY君、右はBILLYが我が家にやってくる前3ヶ月間お世話になっていた預かりボランティアさん宅の愛犬Hanaちゃん(♀プードル5歳)
どこから見ても幸せそうに暮らしているワンちゃんに見えます。

2月22日はBILLY君のお誕生日でした
けど、この子が何歳なのか実際のところ分かりません。
もう何度もこのブログで紹介しているのでご存知のことと思いますが、
BILLYは去年の2月22日、動物愛護センター城南島支所にて期限が切れ、殺処分となり、ガス室へ送られる寸前でした。ボランティア団体CATNAPの代表が、その寸前に引き取ってくださり、BILLYは命を繋げました。同じ時間、同じ場所で高齢のシーズーがいたのですが、その子はあまりにも状態が悪いとのことでかわいそうに、引き上げてやることができなかったそうです。
これがセンターから出された直後のBILLYです。



命の線引きは一体どうやってなされるのでしょうか?
強運にもBILLYは今生きています。
それからBILLYは預かりさん宅で約3ヶ月間、家庭犬として新しい犬生をスタートさせました。毛並み、歯の状態(半分以上歯がありません)から推定6~8歳とされました。
ご縁があって我が家に迎えてから、あの恐ろしい処分の日、同時に新しい犬生がスタートした2月22日をお誕生日としたのでした。
歳は分かんないけど、そんなのいいんです。元気に余生を過ごしてくれれば。
初めは、BILLYも私もお互い慣れず、信頼関係を築くまで確かに時間はかかりました。
でも、成犬が人に慣れないというのは嘘です。
今ではとても心を開いてくれています。私の後をカルガモのようにいつもついて歩くとても可愛い家族です。

現在のBILLYです。私には別の犬のように見えます。

今、センターでは年間に数え切れないほどの命が失われています。
不幸な犬を増やすのは人間なのです。
これから犬を飼おうとお考えの人がいたら、是非保護犬たちの存在を知っていただきたい。ペットショップで人気の子犬を買うのが悪いとはいいませんが、その裏には無理な交配を繰り返させられる犬達、そしてそれによって生まれた障害を持つ犬達が存在すること、繰り返されるブリーダー崩壊によってモノと同じ様に処分される子達、近年のペットブームの裏側がどれだけ恐ろしい現実かを知っていただきたい。