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アカエリゴシキセイガイインコ(キロロ&ニコロ)と
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ヒインコ(ヒイロ)の鳥ブログです

ローリーとの暮らし(1)

2008年08月31日 | ローリーとの暮らし
このブログでは、キロロヒイロの日常の様子をお伝えしながら、
ローリー&ロリキート(以下、ローリー)との楽しい生活を綴ってきました。
毎回の記事を書きながら思うことは、
もしご覧になっている中で、これからこういう鳥を飼ってみようと思われている方がおられるとしたら、
楽しい部分だけの紹介でいいのだろうかということです。
実際のところ、ローリーの飼育は誰もがいつでもできるわけではありません。
ある程度の知識、しっかりした心構え、そして適した状況が揃ってはじめて実現できると思います。

ローリーとの日常については、実際にヒインコ(オンちゃん)と暮らしておられる
      “あーさん”のブログ『鳥歌釣果』
にて、丁寧にわかりやすく説明されており、参考にさせていただいています。
このほかにもいろいろなところから勉強をさせていただき、私自身も多くのことを学んでおります。
まだ飼育歴2年の浅い経験と乏しい知識ですが、これからローリーをお迎えする方に向けて、
私なりにお伝えできることを述べていきたいと思います。
表現力不足でちょっと堅苦しくなりますが、ご容赦下さい。
また、経験者の方でご意見やご批判等あれば、よろしくお願いいたします。



1.はじめに
ローリーと出会い一緒に暮らすようになって2年が過ぎました。
色鮮やかで人懐こいといわれるこの鳥種に興味を持ち、不安一杯ながらお迎えし、
実際に暮らしていくうちにその魅力にはまっています。
個人的には、ローリーはもっと多くの人に認知され愛されてもいいのではと思っています。
今後、ローリーに興味を持たれお迎えされる方が増えるとすれば、とても喜ばしいことです。

一方で、お迎えされる鳥たちや飼主さんには全て幸せに暮らしていただきたいとも考えています。
ローリーに限らず生命あるものをお迎えすることは、家族が増えるということ…。
それぞれが個性を持ち、感情があり、ときには飼主から見て常識を超えた行動をとることもあります。
ともに暮らしていく中で、楽しく過ごしたり悩んだりしながら、
心を通い合わせることができればいいですね。



2.お迎えの前に
これからローリーをお迎えしようとする場合に、次の3点は事前に準備と確認をしておく必要があります。
 ①鳥の特性や飼育方法などの基本知識の習得
 ②家族の協力と近隣への配慮
 ③いざという時への備え
以下、それぞれについて述べていきます。

 ①鳥の特性や飼育方法などの基本知識の習得
  残念ながら、現時点では国内でローリー飼育の専門書はないようです。
  ただし、中~大型インコの飼育手引書として次の2冊はお勧めです。
   『ザ・インコ&オウム』磯崎哲也(誠文堂新光社)
   『ザ・インコ&オウムのしつけガイド』マティ・スー・エイサン(誠文堂新光社)

  

  いずれも読みやすく、写真が豊富で楽しめます。
  また、実際にローリーと暮らしていらっしゃる方々のHPやブログも大いに参考になりますので、
  積極的にご覧になられると良いかと思います。

 ②家族の協力と近隣への配慮
  お世話をするのは自分でも、同居されている方への説明と理解・協力を得ることは必要です。
  ニオイ・ヨゴレ・鳴声・存在感など自分にとっては気にならなくても、他の人には迷惑かも…。
  特に鳴声は家の外まで響きますので、状況によっては防音対策が必要になります。
  住宅密集地や集合住宅では「ご近所トラブル」に発展する恐れも…。
  同じ状況でも、人によって感じ方はそれぞれですから…。

 ③いざという時への備え
  まず考えておきたいのは、病気やケガの時に看ていただける病院があるかということ。
  鳥を看られる獣医さんは意外に少なく、特に地方都市では鳥「も」看られるところも僅かです。
  病院探しは事前に行い、お迎え後は定期的な健康診断で「かかりつけ医」を決めておきましょう。
  次に考えておくこととして、長期の不在の際の預け先です。
  手をかけずに「ほったらかし」にできるのは、せいぜい1泊2日まで。
  安心してお世話をお願いできるご家族やお知り合いがあればいいのですが、
  やはり専門のペットホテルがあるといいですね。
  この点も事前にペットショップや獣医さんに確認しておきたいところです。

なお、上記3点は当面の確認事項になります。
飼主さんの人生の転機に備え、将来的なことも考えておかなければなりません。
進学や就職、転勤や引越、結婚や出産などの際、引き続き一緒に暮らしていけるのか。
万一暮らせなくなる場合はどうするのか。
まぁ、家族同然ですから簡単に手放すわけには行きませんよね。
ちなみに、ローリーの寿命は長く、15~30年といわれています。



3.お迎えに向けて
準備が整ったら、いよいよお迎えに向けての行動開始です。
すでにお迎え候補が決まっているかもしれませんが…。
ここで重要なのは、どこからお迎えするかです。
結論から言えば、信頼できるショップからということになります。
昨今は生体のネットオークションや通信販売も行われていますが、やはり直接ショップへ足を運び、
目で確かめるのが大切です。
ショップでの飼育環境をチェックするとともに、
興味を感じた鳥がいればスタッフの方にいろいろな質問をしてみましょう。
月齢や飼育方法、性格や行動、アフターアービスなど多くの質問に
誠意を持って懇切丁寧に答えていただけるかどうか…。
そして鳥さんにも実際に触れてみて、健康状態や仕草など問題がないかどうか十分に確認して下さい。
できればより多くのショップを廻って、比較してみると良いと思います。

ところでお迎えのタイミングですが、理想は生後1年位までの一人餌の個体ではないかと思われます。
挿し餌から育てた方がより愛着が湧くでしょうが、この時期のヒナはまだ体力が十分とは言えず、
飼主さんの負担も大き過ぎると思います。
したがって、挿し餌中でお気に入りの子がいれば一人餌までショップに預けておくのが無難です。
良心的なショップならば快く応じていただけるでしょう。
逆に生後1年以上でも、ある程度人馴れしていれば、
その後の付き合い方でしっかりと懐いてくれることが多いようです。

人同士と同じで、出会いは「縁」です。
なかなか「意中」の鳥さんと出会えなくても焦らないで下さい。
評判のいいショップには次々に新しい鳥が入ってきます。
運命の出会いを期待しながら、何度もショップに足を運ぶのも楽しいかもしれません。
くれぐれも衝動買いはしないように…、お願いします!
「飼いたい」という気持ちもわかりますが、
目的は「飼うこと」というより「一緒に暮らすこと」ですから…。



【つづく】


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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とても勉強になりました。 (たろさ01)
2010-05-07 21:04:40
初めまして、ネットで検索してきました。
30年以上も、変えなくなった鳥や保護した鳥を育ててきて、鳥の値段も知らなかった私が鳥との生活を求めてヨダレカケズクウインコをお迎えしてしまいました。
売っていた店では、中型インコ用の粟や稗の入った餌を中心に与えており、補助食としてアシストという餌を与えていたので、ビックリでした。
病気でほとんどの時間を寝て過ごす私には、元気すぎて困った子ですが『×1同士』仲良くできればと思っています。

今、一番困っているのが、メガネを奪い取ってから、遊びに飽きたら目をつつきに来る事でしょうか?
返信する
たろさ01さんへ (calimero)
2010-05-08 21:50:05
たろさ01さん、はじめまして。
ご覧いただき、ありがとうございます。
鳥を育てて30年以上とは、すごい!
ヨダレカケズグロさんは頭が良くて活発な子が多いみたいですね。
ローリーって興味を持つととことん来ますよね~。
でも目は危険ですので、メガネは外さない方が良さそうですね。
ヨダレカケズグロさんのパワーが、たろさ01さんに伝わって、
元気でお過ごしになれますようにお祈りいたします。
返信する
ありがとうございます。 (たろさ01)
2010-05-12 21:05:45
メガネやカメラ!こういったものを破壊するのが大好きです。
嫌がるのが面白いのでしょうね。普通のおもちゃでは、動きがないから飽きてしまうようです。

ピーちゃん@ヨダレカケズクウインコと仲良く暮らし、自転車にももって良いと医者に言われるようになれたら何よりだと思って過ごしています。

これからも、体調の良い時に勉強をしに来させてください。
返信する
こちらこそ、よろしくお願いします。 (calimero)
2010-05-13 22:18:06
リモコンのボタンとかノートパソコンのキーボード、マウスなんかも狙われますよね。
我が家でもいろいろな物をおもちゃにしてますが、
すぐに食いつく物、興味を示さない物、ビビッて近づかない物などさまざまです。

ぴーちゃんを自転車に乗せて、一緒にサイクリング…、できたら気持ち良さそうですね。
実現できたらいいですね~♪
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