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音のかほり~ロック喫茶「せるてぃぶ」~

マスターと客の知ったかぶりで身勝手な音楽会話

GOT LIVE IF YOU WANT IT

2011-07-14 17:52:16 | ポップロック
THE ROLLING STONES
GOT LIVE IF YOU WANT IT
1966

 客  「昨日のニュースで東京電力の新社長のインタビューを放送してましたが、電力があまっているので関西に回す。みたいな事言ってましたけど。」
マスター「はぁ?どーいうことよ。国民には節電しろって言っておいてか?電力がないって言うからガマンの限界まで節電して、熱中症で亡くなった人もかなり出てるのに。企業も輪番休業までしてさ。」
 客  「国民はこんなに苦しんでいるのに。電力があまっているなら節電指示なんてやめてほしいです。」
マスター「東電の最大供給電力もウソって事になるじゃん。本当はもっと出せるんじゃないの?」
 客  「エアコンかけながら汗ながして仕事しているんですよ。どこに行っても節電節電で暑いし。」
マスター「ま。東電の堕落会社は今に始まった事じゃ無いけどさ。」
 客  「国民がどんな思いで生活しているのか全く無関心なんですね。」
マスター「それは政治家も同じ。」

                   ~ ♪ ♪ ~

 客  「こんなイライラを吹き飛ばす様なのを聴きたいですね。」
マスター「んじゃ。これッ。ローリング・ストーンズの初ライブアルバム{ガットライブ・イフ・ユー・ウォント・イット}。リマスターしても音質は悪いけどライブのすざましさは伝わってくるヨ。」
 客  「え~っと、たしか2曲がスタジオ録音盤に歓声を被せた疑似ライブなんですよねー。」
マスター「そんな事が、まかり通る時代だったんだネ。でも、編集がいいのか違和感が全く無いんだ。全曲ライブ感覚で聴けるヨ。」
 客  「1966年頃ってストーンズのアルバムもビートルズと同様に同じタイトル名でも内容が違ったり。何でもアリ状態でした。」
マスター「アーティストの意思なんて無視してたもん。レコード会社の絶対的権力の前では従うしか無いさ。」
 客  「今の普通の会社も似た様なもんですけど。」

マスター「1曲目は、under my thumb。初期ストーンズを代表する素晴らしいロックサウンドが炸裂してるヨ。」
 客  「この頃のストーンズのギターリフはカッコイイですねー。ビートルズの再現出来ない音色よりはコピーしやすいです。」
マスター「熱気を感じるよネ。暑いロックでしょ。この夏みたいに。」
 客  「それにしても、凄い歓声ですね。」
マスター「それにしても、音質が悪いな。まるでブートレグを聴いてるみたいだ。」
 客  「2曲目は、get off of my cloud。連続演奏です。ライブならでは。」
マスター「ライブはこうでなくっちゃ。ブラックミュージックとロックの合体みたいな曲だな。」
 客  「当時としては斬新だったんでしょーね。今聴くと古いなーって思いますけど。」
マスター「50年以上前の曲だゼー!」
 客  「3曲目は、lady jane。ミックとキースの美しいラブソングです。」
マスター「大好きなバラードなんだ。バラードロックの素晴らしさを教えてくれる名曲だヨ。」
 客  「切ないメロディです。ミックの{パッパッパッ、ラララ}ってアドリブで歌うところが泣けます。」
マスター「5曲目は、i've been loving you too long。大御所オーティス・レディングの超名曲。いろんなアーティストがカバーしてるけど、ストーンズ物は絶品だ。」
 客  「とても優しく美しいバラードです。ミックもしなやかに想いを込めて歌ってます。」
マスター「この曲が疑似ライブだけど、そんなの気が付かない。黙っていても判らなかったんじゃない。」
 客  「7曲目は、the last time。サティスファクションのイントロからいきなりこの曲になりました。」
マスター「サビのポップなメロディだけ好きな曲。」
 客  「タンバリンがうるさいです。」

マスター「9曲目は、time is on my side。ジュリー率いるタイガースもカバーしてた曲。」
 客  「マスター、ジュリー好きなんですか?」
マスター「もちろん。日本の音楽史上最高のポップスターだヨ。」
 客  「この曲ってストーンズの中では人気の高い曲ですよね。」
マスター「ストーンズのオリジナルでは無いんだけどネ。」
 客  「えッ?そうなんですか? ミックとキースの共作かと思ってました。」
マスター「10曲目は、i'm alright。ストーンズのかけ声と言えば{オーライッ}だよネ。」
 客  「ビートルズは{ヤァヤァヤァ}です。」
マスター「両方とも肯定している名言だ。いい曲とは思わないけど。」
 客  「11曲目は、have you seen your mother baby,standing in the shadow? 好きな曲なんですよ。」
マスター「ストーンズを代表する曲だと思うヨ。しかし、長いタイトルだな。」
 客  「12曲目は、i can't get no satisfaction。アメリカで初めて第1位になった記念すべき曲です。」
マスター「やっぱ。この曲でしょ!」
 客  「初期・・・いや、いまだに続くストーンズの歴史の中でも傑作のひとつですよね。」
マスター「満足してないぜ!って怒れる若者の叫びだ。」
 客  「ストーンズ流ハードロックの全てが詰まっている名曲です。」
マスター「不良ローリング・ストーンズのイメージが決定したんだ。これで。」

 客  「優等生ビートルズ対不良ストーンズの公式が出来ました。」
マスター「音楽的にはビートルズの方が不良だったけどネ。」
 客  「?」
マスター「ストーンズは、R&Bとかを継承し続けたロックバンドさ。ビートルズはそーいった既成概念をぶっ壊して新しい音楽を模索してたからネ。」
 客  「新しい物を作るには古い物は壊すって事ですか。」
マスター「日本にもそんな人が戦国時代に居たネ。」
 客  「・・・?。 織田信長!」




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1 コメント

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Unknown (jaco)
2011-08-27 02:23:51
いや~ストーンズ2年は聞いてないわ~
引っ張りだして聞きます!
有り難うございます。。
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