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侏儒のつれづれ

箱根周辺や鎌倉辺りを逍遙しています

横浜で「バラ展」を

2019-05-14 10:06:37 | 趣味

 

 「横浜イングリッシュガーデン」の春バラ展を鑑賞しに行ってきました。
 2018年に「世界バラ会議コペンハーゲン大会」で日本で唯一「優秀庭園賞」を授与されただけあって、濃密に咲き競っているバラまたバラ達の景観には圧倒されました。
 残念ながら有名な「ローズトンネル」はまだ早めでしたが、すべてが咲き揃うと会場を所せましと1800種類、2000株のバラの饗宴が堪能出来ます。


 
















「美し過ぎる幽霊」たち

2015-09-12 14:36:12 | 趣味

  グッズ売り場の娘さんも白装束でした。

「うらめしや~、冥途のみやげ」展  東京上野芸大美術館

 大好きな美人画の画家上村松園の幽霊画が観られるとあって東京上野の芸大美術館へ行ってきました。会期は7月22日から9月13日迄と長かったのですが、肝心の松園の作品は9月1日から13日迄ということで先日漸く観てきました。松園のファンとしては迂闊にも松園に幽霊画のあることを知らなかったので今回は望外の喜びでした。その上、描かれている六条御息所の恨みと深い悲しみも素直に感じられて、松園が「たった一枚の凄惨な絵」と評したのもむべなるかなと思いました。それにしても女性の美を幽霊にまで描ける松園は本当に素晴らしい画家です。 

 私の子供の頃は幽霊には足が無いと信じきっていたのですが、恋しい人に会うために夜な夜な牡丹の燈籠を提げて幽霊のお露がやはり幽霊のお米を従えて「カラーンコロン」「カラーンコロン」と駒下駄の音を鳴らしながら新三郎に会いに行くというその「幽霊の足音」の怖さに子供心に背筋が凍る思いをしながらラジオに聴き入っていたのを覚えています。四谷怪談のように劇作家がヴィジュアルな恐ろしさで観衆をひきつけていた時に「怪談牡丹燈籠」などで言葉で大衆に怖さを与えることが出来たのはやはり円朝が類まれな噺家だったからこそだと思います。
 ちなみに、幽霊には足が無いと思われるようになったのは円山応挙の幽霊画に起因しているそうです。


 今回の展覧会で会えた「美しい幽霊」たちをご紹介します。

三遊亭園朝作「怪談牡丹燈籠」  
のお露と言われています。    
「蚊帳の前の幽霊」 鰭崎英朋
  

「瞋恚の焔は身を焦がす」六条御息所
の嫉妬と悲しみ
焔」        上村松園

「番町皿屋敷」  吉川観方  
腰元お菊の幽霊
                    
  

「幽霊図」 伝円山応挙
円山応挙の幽霊画を踏襲した幽女
 


「朧駕籠」   鏑木清方    
少女のあどけなさを残した白   
無垢姿の幽霊 
            
  

「墨染」     池田輝方
恋人を殺された女性の恨みをリア
ルに表現した幽霊

「幽霊図」  伊藤晴雨
薄闇のなかに浮かび上がった
町娘の霊
                  
 

 「伊香保の沼」     松岡映丘
武田信玄に攻められ入水し龍に変じた木部姫



クリックで拡大します。

   

    

 

写真は全て芸大及び東京新聞編集のカタログから転載させて戴きました。

 

 

   

    

 

 

 

 

     

   

 

   

 

 

 

 

 

     

     

  


箱根に大型美術館誕生 岡田美術館

2013-10-27 10:21:06 | 趣味


 福井江太郎「風・刻」(風神雷神図)          壁画12m×30m

  

  箱根小湧谷に箱根で民営では最大規模の美術館が10月4日に
オープン、早速訪ねてみました。日・韓・中の陶磁器や近世、近代の
日本画を中心に他に平安、鎌倉期の仏像・仏画とか埴輪等々盛り
沢山でしたが、素晴らしい作品ばかりで飽きずに見終わりました。
 特に陶磁器など全くの門外漢の私でしたが、それなりに理屈抜き
で楽しむことが出来て、いつもは素通りしてしまうのに今回は思わず
魅かれて、じっくりと鑑賞する気分になれたのは想定外の収穫でした。
 松園の美人画や北斎の神奈川沖浪裏や赤富士なども予想してい
なかっただけに感激でした。

 要所々々にタブレット型の電子キャプションが置いてあり簡単な解
説文を読むことが出来るのも便利で、いずれもっと増えるのではと
期待しています。それと展示作品の暗い背景に後ろの展示室の情
景が暗く静かに浮かび上がって、それが凄く幻想的な雰囲気を醸し
出していて素晴らしいと思いました。

 

    尾形光琳「雪松群禽図屏風」

    葛飾北斎「神奈川沖浪裏」

         
     葛飾北斎「凱風快晴」

           
         喜多川歌麿「芸妓図」     葛飾北斎「夏の朝」
                                                                  上村松園「汐汲」部分

 

 美術館入口

 入館料は2800円。理由はともあれ高いですね。

 館内に入った所.

 館内に入るとカメラや携帯電話はロッカーに収納するよう指示され
ます。ロッカーから戻すのを忘れて帰ってしまった人には館側はどう
対応するのか気になります。指示・強要した館側にも責任の一端は
あるでしょうから…。
 そして、「こちらをお通りください」と指示されたのが空港などでお馴
染みの危険物探知の「ゲート」。心当り無しで気楽に私は通ったら「ブ
ー」。「車のキーはこの箱にお出しください」と言われてキーを出して
再度通ったらまた「ブー」。こんどは携帯用の探知器で身体を舐め回
されてお金とクレジットカードの入っているポケットでまたまた「ブー」。
美術館 に入るのになんでここまでやらされるのかとの思いで、正
直、不愉快なスタートとなりました。
 今度、観に来た時に「ゲート」に団体客がづらーと並んでいて
「ブー」、「ブー」とやっていたら、いつまで待たされるやらと恐ろし
くなって私は帰ってしまうでしょう。 
 このガラス窓の内側に壁画(風神雷神図)があります。


 この美術館のウリの「足湯」. ここで飲食したり壁画を鑑賞します。

 館内には喫茶コーナーやレストランは無く庭園に目下建築中で、現
在は飲食はこの「足湯」でしか出来ません。「足湯」での飲食自体は
否定はしませんが、「あし湯」に浸からずに壁画を観るにはこの人達
の視線を後ろに感じながらと言うわけでかなりの勇気が必要です。し
かもベンチも無く立ちん坊なのでこの人達の鑑賞を妨げているので
はないかと思うとよけいにゆっくり観ていられません。
 日曜・祝日など来館客が多くて、この「足湯」に順番待ちの行列が
出来た時どう捌くのでしょう。とにかく折角の本格的美術館の雰囲気
を損なわないような工夫をお願いしたいと思います。

 と言う次第で気掛かりな点もいくつかありましたが、所蔵の作品も
本当に素晴らしい本格的な美術館がまたひとつ誕生して、私として
は「箱根の楽しみ」がもうひとつ増えたと喜んでいます。

 

 

 

 

 

を 

 


音楽配信サイトあれこれ

2013-06-20 17:23:19 | 趣味


 梅雨空で外に出るのは嫌だし、晴れるといきなり夏日で外出は熱中症が怖いしと、そんな時には家でゆっくり音楽を鑑賞するのが一番と言うわけで、私が普段愛用しているNETでの音楽の無料配信サイトをいくつかご紹介してみたいと思います。


<OTTAVA> 
 平日10:00〜14:00と18:00〜22:00、日曜日の10:00〜14:00の放送分が一週間オンデマンドで聴けます。
 交響曲や協奏曲は楽章単位で、他に長い曲はサビの部分の演奏になります。それとpodcastingが出来るチャンネルもあるのでBGM向きです。
 クラシック専門で楽曲リストは有りますが選曲は出来ません。
http://ottava.jp/


<クラシック名曲サウンドライブラリー>
 再生曲のランキングや作曲家別、曲の形式別などでの分類もあって、自分の好みで選曲が可能です
 ただし、楽曲は楽章単位です。
http://classical-sound.seesaa.net/

<JAZZNET>
 JAZZ専門でいろいろなタイプに分かれていて、その時の気分に合わせることが出来ます。
 楽曲リスト付きです。
http://www.jjazz.net/

          
<JAzzRADIO> (Windows Media Guide)
 勿論、JAZZ専門で、楽曲リストはありません。何かしながらのBGM向きです。
http://www.jazzradio.com/

<Grooveshark>
 本当か嘘か知りませんが「世界最大のインターネットラヂオ」です。収録曲は5000万曲以上と言われています。
 JAZZやPOPSがメインで、珍しく日本人のPOPSが収録されているので、ご贔屓の歌手を探す楽しみもあります。
 ただ、ユーミンの曲は数え切れないほど収まっているのに中島みゆきはたった3曲しか無いとか、美空ひばりはno songなのにテレサテンは10数曲収録されていたりとかで、選曲の基準はよくわかりません。山口百恵はヒット曲だけでなく、一般には知られていない彼女のオリジナルアルバムの曲が多数収録されているので、百恵ファンには有難いサイトです。
 場合によってはyoutubeより良いかも知れません。
 選曲は自由に出来てジャケット付きの楽曲リストなどから選ぶのですが、演奏を連続して聴くためには聴きたい曲を全てプレイリストにリストアップする必要があるので、BGMとして聴くにはちょっと面倒かなと思ったりしています。会員(無料)になるとそのへんの利便性が得られるようですが会員になっていないのでよく分かりません。
http://grooveshark.com/

          
<AccuRadio>
 このサイトはクラシックからJAZZ、POPSと何でもござれで、まさに音楽のデパートです。ただ、メインはJAZZであらゆるジャンル、あらゆる年代を網羅しているのでJAZZ愛好家にとってはたまらないサイトですが、クラシックファンでもかなり堪能できます。
 選べるのはチャンネル単位で、クリックすると音楽が流れ放っしなのでBGMには打ってつけです。ただ、流れている曲はその曲のジャケット付きで曲名、演奏者が表示されるので、「おやっ!!」と思った曲の時にはメモっておくことができます。
http://www.accuradio.com/#!/home/


<Naxos>
 これは有料です。CD70,000枚収録、レーベル数635と大規模なサイトで、クラシックがメインです。ダウンロードは出来ず全てストリーミングですが、豊富な曲数に圧倒されます。曲目も演奏も多岐にわっているので、例えばカラヤンでベートーベンの1番から9番まで通しで聴くとか、あるいは3番をフルトベングラーの演奏と聴き比べてみるとかいろいろな楽しみ方が出来ます。 ハイドンの交響曲全曲に挑戦なんてことも可能です。
http://ml.naxos.jp/
   ページが開かない時はページの更新をして下さい。

 他にも良いサイトが沢山有ると思いますが、以上は日常私が使っているサイトです。

 と言うわけで、私はNaxosとAccuradioのClassicalとSmooth jazz、それにGroovesharkのショートカットをデスクトップに貼り付けて、時には真面目に時にはBGMとして気軽に愛聴しています。