こんにちは スタッフ石○です
朝夕めっきり過ごしやすくなってきましたね♪
皆様いかがお過ごしでしょうか?
昨日は、毎週欠かさず見ている連ドラ“ワタオニ”こと
【渡る世間は鬼ばかり】の放送日でした。
20年も放送しているので、一度くらいご覧になったことがありますでしょうか!?
橋田壽賀子先生が脚本を執筆されると、役者の台詞が長いことで有名です。
それに加えて、助詞(いわゆる「てにをは」)一字の言い間違いも許されず
アドリブも一切禁止と言われています。
橋田先生の『きれいな日本語を、テレビだけでも使いたい』という思いからだそうですが
それが、他のドラマとは異なる “独特のセリフ回し” を生み出しているのです。
たとえば・・・
“ワタオニ”のドラマでは、「料理を作る。」とは言いません。
さて、ここでいきなり 問題です(笑)
では、いったいなんと言うでしょう?
正解は
「料理をこしらえる。」と、表現されます。
他にも・・・
「ただいま~!」 →ではなく→ 「ただいま戻りました。」
「~やるしかないじゃん!」 →ではなく→「~するほかないの。」
「~できるわけないじゃん!」 →ではなく→「~できる道理がない。」
「○○さんに悪い。」 →ではなく→「○○さんに申し訳が立たない。」 などなど・・・
ベテラン役者だけではなく、小学生のちびっ子出演者までもが、このようなセリフ回しになるので
次世代の“えなりかずき君”のような子が、たくさん見られて新鮮です(笑)
“ワタオニ”に出てくるような日本語を、日常で使うことはそうそう無いとしても
ビジネスマナーとして、正しい日本語は必須ですよね
わたしは入社以来、様々な研修に参加させていただいたのですが
なかでも 【JALアカデミーの電話応対】 という研修は強烈でした
まず、電話では相手が見えない分 “声の印象” が大切だということを学びました。
相手が見えなくても “笑顔” がイメージできるような声のことを 笑声というそうで
笑声で話せているかどうか、電話応対している自分の声が録音されます。
さらに、それを再生しながら講師の先生に一語一句
言葉のチェックをされるのです
電話音:トゥルルルル
わたし:ありがとうございます!センチュリー21集住企画、石○です!
お名前を頂戴できますでしょうか?
先 生:ハイ、STOP!(一時停止)
お名前はあげられませんから、“頂戴できますか”では誤りです。
正しくは “おうかがいできますか” または “お聞かせいただけますか” です。
わたし:○○様でございますね。
先 生:ハイ、STOP!(一時停止)
人は物ではないから、“ございますね”では誤りです。
正しくは “いらっしゃいますね” です。
わたし:あいにく○○の方は外出いたしております。
先 生:ハイ、STOP!(一時停止)
“方”という表現は、方角や、こちらの方ですか?という選択肢のときだけです。
正しくは “方”を省いてください。
というように
『ハイ、STOP!(一時停止)』、『ハイ、STOP!(一時停止)』の連続で
普段いかに“いい加減な日本語”をつかっていたのか痛感させられました
そして、この研修が強烈だったからなのか
数日後・・・
店長から『日本語がおかしいぞ』とのご指摘を受けたのです
えっ!Σ
わたしは、使い慣れない“尊敬語”やら“謙譲語”やら
言葉遣いを意識しすぎるあまり、頭の中がゴチャゴチャになっていたのです。
『丁寧に話すことを心がけるだけでいいから』と
店長のアドバイスを受け、今は少し落ち着きました
正しい日本語は少しづつ使い慣れるとして
とにかく精一杯の笑声で
皆様からのお問い合わせを、心よりお待ちいたしておりまーす
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