香川県西宝町にある西方寺の御手洗(みたらし)。
給水も排水も無いただの水鉢のようになっています。
永代供養塔も出来たことですのでこの水鉢も活用するか壊すかを住職は悩んでおられたようです。
水鉢の正面には「水」と書かれています。
左側に名前が書かれています。
世話人?でしょうか?
前田八重吉?
劣化していて名字は読みにくいですね。
住職もご存じ無いようです。
右側は日付と村名でしょうか。
右の側面には先代住職の名前が書かれていました。
裏側には何も書かれていません。
誰かが寄進されているようなので壊さず残して屋根を付けてみては、と提案させて頂きました。
屋根をするなら住職はアルミ製のサイクルポートのような屋根で簡単に考えておられたようですが、両脇奥に桜が生えているのが気になります。
恐らくサイクルポートの基礎工事をする時、向きからしてこの桜の根っこが邪魔になるでしょう。
いっそこの水鉢を基礎代わりに利用してその上に木造で屋根を造ってみては、と提案させて頂きました。
こんな感じですかねー、とイメージ写真を作成。
日本瓦の屋根だとこんなイメージ。
ストック写真が乏しかったのでデフォルメ化したような写真になりましたがイメージが伝われば良しということで。
当然日本瓦は不採用・・・でした。
現場では作成せず弊社の工場で作成。
工期短縮です。
写真も短縮。
屋根を葺いています。
もうすぐ完成です。
完成したらユニックで吊り込み。
邪魔な枝を払って慎重に吊り込んでいきます。
吊り込み完了!
合成ではありません。
本当に設置しています。
なかなかいい感じではないでしょうか。
奥にこの前完成した永代供養塔が見えます。
右側には手を洗えるように給水を設置。
オーバーフローしないように水抜きも作ってあります。
オーバーフローしたらこういう感じです。
コロナが蔓延しておりますが左側には一応お手拭きをご用意させて頂きました。
側面はこんな感じ。
奥に西方寺本堂が見えます。
内側の様子。
先ほどの写真にもありましたが裏側にはバケツにも汲めるように給水を設置してあります。
段々と西方寺境内が荘厳されていきます。
お次はどこを荘厳されますでしょうか?
(^_^)ジュウショクサンヨロシクオネガイシマース♪