(有)河野工務店

猫小屋の移設


今年の2月あたりに施主様が猫小屋をネットで購入。
日当たりの良い場所、風通しの良い場所に知り合いに組み立ててもらったみたいで南向きに設置しておりました。
今回の依頼は、この猫小屋を快適にしたいという依頼。
日差しを防ぐための差し掛け屋根とか雨風を防ぐ囲いなどの提案をしてもらいたいという依頼でした。
これは難題です。
既に猫小屋がその依頼内容の役割を果たしています。
この上に屋根とか囲いを設けることは二重に屋根と壁を造ることと同じです。
ましてや主家の前側なので格好も悪くなります。
今は厳しい残暑。

現場を確認すると前に日除けを掛けてありました。
中を覗いてみると・・・


クロネコ2匹とトラネコが1匹います。


トラネコの下にミニクーラーのような物を置いています。
今テレビ通販で何回もCMしている「ここひえ」という商品に似たやつですね。
でも暑いことには違いない。
普通のエアコンを設置するわけにもいきません。

周りを見てみると納屋のオブタ屋根の下にお米の乾燥機が置かれていました。
見るからに使われていない様子。
施主様に確認すると別の乾燥機があるのでこれは使用していないということです。
それならばこの乾燥機を撤去してこの場所へ移設しましょうとご提案。
すると施主様は東向きになって風通しも悪くなるのでは、と考え込んでしまいました。

しかし現状は足元も固定されておらずただ置いてあるだけの状態。
このままでは台風とか突風が来た場合に小屋が窓ガラスに倒れ掛かって割れる恐れがありますよ、と施主様を説得。
決して脅しではありません。
その可能性は充分にあります。
施主様も最終的には決断し、移設することになりました。

まずは乾燥機を撤去しました。

そして移設です。
今度は足元も固定してあるので突風が来ても浮き上がったりはしないはずです。
3人でもこの小屋が持てないということは200kgぐらいあるのでしょうか。
台車に載せながらなんとか移動させました。
屋根が重かったです。
厚さ3センチほどの集成材で大きさが1300mm×2000mmほどの集成材ですから重いはずです。
その集成材の上にポリカーボネートの波板を張って仕上げてありました。
屋根を外せばこの小屋も軽かったのですが猫が逃げる恐れがあるのでそのままで運んだという次第です。

施主様の猫は元々ノラ猫出身。
庭をウロついていた猫にエサをあげたのが始まりで、いつの間にか棲み付いたわけです。
しかしノラですから隣の家も普通に渡り歩きます。
そのうち近所から苦情が入るようになりました。
ということは隣近所から知らず知らずのうちに飼い主に認定されてしまったというわけです。
そして止む無く猫小屋を購入。
招集となりました。
猫小屋へ入れるときには相当抵抗されたそうなので、外へ出すと二度と捕まえる自信が無いと施主様。
猫の気持ちを考えると複雑な心境・・・です。
( ̄_ ̄;




 

 

 

 
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