先日のんさんにお薦めいただいた本、リリー・フランキーの「東京タワー」読み終わりました。
内容に関してはのんさんのブログを読んでね。
後半、オカンが亡くなるまでのところは、泣けて鼻ぐじゅぐじゅ、オメメまっかっかです。
文才がないので引用します。
どれだけ親孝行をしてあげたとしても、いずれ、きっと後悔するでしょう。あぁ、あれもこれも、してあげればよかったと。
見慣れないスピードで一つ一つが動き始めた。電話帳のページをかたまりでパサリとめくるように,重苦しく動きながらも確実にある一点へと向かっているようだった。
ボクが子供の頃から一番恐れていたこと。宇宙人の襲来よりも、地球最後の日よりも恐れていたこの日。
悲しみの始まりと恐怖の終わり。
引用しようと思ってまた読み出したけど、どの部分もはずすことはできません。
福岡弁で書かれた一つ一つの文章が、切なくて、母を思う心情がひしひしと伝わってきて、子を思う母の心もひしひしと伝わってきて涙なしには読めません。
久しぶりに泣ける本に出会いました。