今日が一番いい日

介護のかたわらブログを楽しんでいます。

泣きました「東京タワー」

2005-11-19 22:41:36 | 日常

先日のんさんにお薦めいただいた本、リリー・フランキーの「東京タワー」読み終わりました。

内容に関してはのんさんのブログを読んでね。

後半、オカンが亡くなるまでのところは、泣けて鼻ぐじゅぐじゅ、オメメまっかっかです。

文才がないので引用します。

どれだけ親孝行をしてあげたとしても、いずれ、きっと後悔するでしょう。あぁ、あれもこれも、してあげればよかったと。

見慣れないスピードで一つ一つが動き始めた。電話帳のページをかたまりでパサリとめくるように,重苦しく動きながらも確実にある一点へと向かっているようだった。

ボクが子供の頃から一番恐れていたこと。宇宙人の襲来よりも、地球最後の日よりも恐れていたこの日。

悲しみの始まりと恐怖の終わり。

 

 

引用しようと思ってまた読み出したけど、どの部分もはずすことはできません。
福岡弁で書かれた一つ一つの文章が、切なくて、母を思う心情がひしひしと伝わってきて、子を思う母の心もひしひしと伝わってきて涙なしには読めません。

久しぶりに泣ける本に出会いました。

 

 

 


家庭介護講習会②

2005-11-19 21:57:46 | 介護

昨日は家庭介護講習会2回目だった。

母が倒れて入院している時病院で服の着せ方脱がせ方、シーツの換え方、畳み方、移動の仕方、オムツの当て方など習ったが、はるか昔のこと、すっかり自己流になっているので今回改めて勉強しなおした。

介護者が腰を痛めないように中腰ではなく腰を落としてこの原理を利用して病人を起こしたり移動させたりするのがよいと、実際に二人一組でやってみた。
体をぴったりくっつけた方が安心するとのことで、やってみたりやられたり、何だか恥ずかしいもんだね。

やられてみると、母の気持ちがわかるような気がした。
声かけはちゃんとやらないと、びっくりするわね。

長い間に我が家流のやり方になっているけど、それはそれでちゃんとやりよいように工夫されてきた結果だと思った。
大勢の患者さんを相手にするにはいけないけどまあ母だけが対象だからいいんじゃないの。

介護の心遣いについては反省すべきこと大。
最初の頃は一生懸命良くなる様に頑張っていたけど、最近は良くなる事はあきらめている。
もうすっかりマンネリ化している。

言ってはいけない言葉

・だめねえ
・ぼけたのねえ
・しっかりしてよ
・人に迷惑かけないで
・同じことを言わないで
・だから言ったじゃないの
・手がかかるんだから

 母はしゃべれないので、これに関してはいいが、父に対して反省。
最近の父に対しては、これすべて当てはまる。反省、反省、
反省しろよ~わたし!