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ゴシップガールシーズン5を見終えて

2013-09-06 02:01:34 | ILY



チャックを忘れられず、だけどルイと結婚しようとするブレアにルイの妹ベアトリスはこう聞きます


ベアトリス「なぜ愛のない結婚を?」

ブレア「ルイを愛してるわ・・・もっと愛せる人や忘れられない人が他にいるかもしれない、でも結ばれない運命なの」



ベアトリス「愛は消せないでしょ?」

ブレア「でも愛し方を選ぶことはできるわ、離れることでしか愛せない相手もいる」














シーズン5の見どころはここでしょう~!
正直物語はもうシーズン3あたりからめちゃくちゃで登場人物の心理描写を追っかけるのもやんなるほどです
でもGGならではのどんでん返しが好きなもんでレンタルが出るとついつい見てしまいますね




ブレアのこのセリフ高校生時代からは考えられないくらい恋愛に対して成長してて胸が震えました
だって、恋愛はゲームだ私がクイーンBだ私に逆らうものは学園中からいじめをうけてもいいくらいの人だったんです(泣)
ああこうやって大人になっていくんだなって、ブレアのお母さんエレノアの気持ちになってしまいました











ゴシップガールって金持ちで暇を持て余したお坊ちゃんお嬢ちゃんたちのワーキャーな話じゃないんです
そう思って敬遠してる人は見てみて損はないです
煌びやかな衣装やお化粧、豪華なホテル、リムジン、毎度おなじみのセクシーシーンももちろん醍醐味として揃っているけれど
物語のベースは親子の葛藤なんですこれは全シーズンを通して言えます



セリーナ セリーナのお母さんは元々実家のローズ家が資産家で不自由ない幼少期を過ごし(リリーの姉が問題児ですが)
娘が大きくなった今もセレブと結婚離婚を繰り返しその示談金で豪華な生活をしてます社交界第一というかんじ
過去にはヤク中の男との結婚もあったようで娘息子には呆れられています(セリーナたちの実パパも相当頭おかしいです平気で詐欺したり)
セリーナの相手をしてくれるのは弟のエリックだけ、なんでも打ち明けられて救われていると思います(でも弟じゃ言えない話もあるわけで)
いつも胸にもやもやしたものを抱えてるイメージです


ブレア ブレアのお母さんは洋服デザイナーで自社ブランドヴォルドーフを掲げて新作発表で忙しく家を空けています
家にはドローダというお手伝いさんがいていつも一緒ですお風呂入るときも洋服選ぶ時もご飯食べる時も(このドローダという存在が明暗を分けている気がします)
ブレアの実のお父さんはパリで恋人と暮らしていますゲイなんですね自分を第一に見てくれないパパに悲しんでいた時もあったけど(一番の暗黒期)乗り越えて、今は母エレノアの新しい夫、弁護士のサイラス(小さくてキュート!)もよき相談相手です思うにブレアの知能の高さとサイラスの頭の回転の良さがとても合ってるんだよねブレアには実のパパよりもお気に入りなんじゃないかと思えます




似て異なる二人ですが、上記にも書いた通り明暗を分けるのはドローダという存在ですね
ブレアにはいつでもなんでも小馬鹿にでもできる相談役がいてかつドローダも回を重ねるごとによき理解者へと
単なるお手伝いさんではなく時には母エレノアも知らないことを打ち明けたり心許せる相手がすぐそばにいるというのはとても幸せなことです


一方セリーナは、最初からとても人気なんですね学園のマドンナ!シーズン1も「S(セリーナ)が帰ってきた」という題材で始まるくらい
この子が主人公なんだって一目でわかるくらいぱっと華やかで通り過ぎる人はみんな振り向くような笑顔の素敵な美人
でも家庭環境は最悪なんです、お金はある、母も弟も(父親が連絡とれないくらいで)みんなで住んでるし楽しそう
それでも彼女を心から理解して目の前のハードルを一緒に打ち砕こう!っていう人はシリーズ通して現れないんです
せめてもと何やっても綺麗だから注目の的にはなるけど、自分を、セリーナっていう人をこういう人だよねって言ってくれる人はブレア以外にいないんです

母親という壁
セリーナはこれをずっと越えられずにいる、はたしてシーズン6で越えるのか?いや越えられないだろうと
母リリーはセリーナがなにかやらかすといつもお金で片付けるんですねそれも本人がなぜそんなことやったのか、話し合いなんて一切せずに
ああ、あの問題なら片付けておいたんだからママに感謝しなさい?くらいの勢いでね~
それでもtell me why?って言われたいから何度でもやるんだけどやっぱり同じように解決される
これは母リリーを育てた祖母シシーが全く同じでリリーの若いころを描いた回もありますが、ああこういう風に育つしかないんだって悲しくなります
家を守りたいっていう小さなプライドがそれを突き動かしててなかなか気持ち悪いです
だからお父さんを探してやっと見つけて味方ができたと思いきや、そんな父も祖母シシーの駒のうち、手のひらの上で踊らされているだなんてもう(号泣)






やっとシーズン5で気づいたことがありますそれは、ゴシップガールの主人公はセリーナじゃなくてブレアだということです

物語を切り開いて変な方向にも正しい方向にも連れてってくれるのはいつもブレアです
それは母エレノア譲りの強い決断力と部下への指示力(笑)そして自分への自信がそうさせてるんだと思います

セリーナはあんなに人気でIt Girlなのにいつも自分に自信がない、自分を愛してくれる人を好きになる
両親から愛されてはいるけれど、それは彼女が望んでいる愛され方じゃない、ここらへんも人格形成に響くのでしょう
シーズン5を見ていけば見ていくほどセリーナを嫌いになりました(自分が確立されてなくてふわふわとしているかんじ、なのに敵と見定めたやつと戦おうとする、素直じゃない)これは演じるのも嫌だろうなあ


ブレアの環境はとてもいいです幼いころからずっと一緒のお手伝いさんに、パリにいる実のパパはよく電話をくれます
刺激的な話をしてくれる新しいパパサイラスに新作が出ると必ずブレアに着せて見せる母エレノア

作中にも事後報告だけど、自分は今何を思っていて、こう行動していて、これからはこうする計画があると新作のワンピースを着ながら鏡越しに会話するエレノアとブレアが頻繁に描かれます

こういう会話セリーナの家では一向に見られません母リリーがクールで考えてることが分からないかんじの人ですし
セリーナも聞かれて話すような人です交わる点がいつまでも見えない二人ですね




シリーズ始まったころは、ブレアがセリーナに憧れてこの二人は仲良くなったんじゃないかなと思ってたんですが
それは違って、セリーナが逆にブレアにひそかに憧れてたんじゃないかなと思いますね

とにかくブレアの意志を曲げず突き動かし欲しいものを獲得していくその生活力は素晴らしいです


あの自信満々なチャックバスでさえ不安なときはいつもブレアが導きますあまのじゃくじゃなければ大きな愛でチャックを包んであげられるのはブレアあなたしかいないんだけど?(笑)












先日シーズン1を懐かしく見ていたら1話でゴシップガールさんが誰かわかりましたこれにはびっくり!
うーん面白いぞゴシップガール








SMアートディレクターミンヒジン

2013-08-14 04:38:26 | ILY


今やSMEにおけるアート部門に欠かせない存在となったミンヒジン
彼女の独創的なデザインは歌謡界にあるべきCDの姿を変貌させた。

彼女の創り上げるその世界はまるでおとぎ話の中に迷い込んだかのように心地よくうっとりと陶酔させる。
綺麗なものは儚く、生き生きしながらもどこか艶やかに引き込んでいく。
懐かしくも少し不気味でも見ずにはいられない不思議な絵本のようである。



高校時代には放送部と大学生次にはインターンで広告系にも興味を示したが
大学卒業頃にSM公開採用の広告を見て応募、今に至る。



少女時代はGee期より、SHINee、f(x)、EXOともにデビュー期より携わる。



7/29発売 f(x) pink-tape













(引用:http://glmin.tumblr.com/
こちらにあるインタビューと資料はもっと素敵なのでぜひ!















ミンヒジンさん本当に憧れます
彼女が製作に関わりだしてからSMEが帝国ばりの本領を発揮してきていて
曲のコンセプトに合わせたCDデザインとMV構成も音源と同じくらい大事なものと再認識させられます

正直私は少女時代のファンなので他のグループのCDを手に取ることなんてないと思っていましたが
ジャケットを見たら最後、手に取ってレジ向かってるので恐ろしい・・・
おかげですべて持ってるなんて・・・

視覚って判断するのに一番早い五感だからそれにうったえかけるデザイン、アートつうもんはすごいですよ
ミンヒジンさんの経歴以外私の感じたままに書いた文章ですがまさに絵本みたいなCDというのが彼女の作品を表す言葉に合うかなと思います