自由と繁栄の国、世界に冠たるアメリカはフィラデルフィアのビジネス・スクール(経営大学院)でのお話です(注)。エンロンだの何だのによる経済スキャンダルが続出している折から、これではいけないと、経営学の先生が、将来、経営者となる学生諸君にむかって「会社経営においてしてはならないことは何か。その例を挙げなさい。」と質問したところ、教室中シーンとしてしまった。先生がその沈黙に唖然としていると、ひとり、
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『希望格差社会』の著者、東京学芸大学教育学部教授・山田昌弘先生ご本人こそ、ご自分が唱道する排除選別教育のゆがんだ産物ではないでしょうか。そういう先生が、自分自身のゆがみを投影した教育観を教職課程にある学生さんたちに押し付け、学生さんたちは排除と選別との圧力の下に批判を一切封じられ、先生のゆがんだ教育観を自分の中にコピーして教育現場に立つのです。ホラー映画もどきの、背筋が寒くなる事実ではありません . . . 本文を読む
「気合ダァー!教育は、選別ダァー!」と東京学芸大学教育学部・山田昌弘教授は『希望格差社会』のなかで息巻いています。しかし、学芸大といったら教員養成の老舗です。そこで、こんな、まったく合理性を欠いたうえに、むき出しの選良意識でひずんだ、ほとんど倒錯した教育学が堂々と教え込まれているのです。
山田教授によれば、教育とは“階層上昇の手段”(p.159)であり、“職業配分の道具” (p.159)であ . . . 本文を読む
『希望格差社会』(筑摩書房)の著者・山田昌弘氏は、現代日本社会がつきつける格差のどさくさにまぎれて、ムチャクチャなことを言っています。センセ仲間のなあなあ書評や大手マスコミの迎合コメントが言ってることはまったく的が外れています。ほんとうは攻撃的な悪意と低俗な偏見に満ちたスキャンダラスなトンデモ本です。
“「負け組」の絶望感が日本を引き裂く”(表紙)となんだか穏やかでない恫喝の調子で始まるこの . . . 本文を読む