激甘モンブランとジュリー・ロンドンと岩下志麻と青江三奈

2009-03-12 17:56:32 | Weblog
突如クリス・コナーが聴きたくなりHMVへ走ったけど目指すクリス・コナー盤がなく、代わりにジューン・クリスティの大名盤「サムシング・クール」を買ったということはすでに述べた。で、「サムシング・クール」を聴いてみると、これがとてもいいわけです。モノラル・バージョンがいいのはわかるが、ステレオ・バージョンも思っていた以上にいいんです。同じ曲を2度楽しめるお徳盤なわけです。もう、ずぅっと聴きまくっているのです。となると手持ちのクリス・コナーを聴いて更に気持ち良くなるわけです。ジューン・クリスティ、クリス・コナーと続けば当然の如くスタン・ケントン楽団の花形シンガーとしては先輩ボーカリストのアニタ・オデイを聴いてしまうのは当然すぎる帰結なわけです。でこのスタン・ケントン楽団の3歌姫というのは①美人である②白人である③セクシーなハスキー・ボイスが魅力である、というのが持ち味なわけです。となるとスタン・ケントン楽団の3歌姫以外にもそのような魅力溢れるボーカルを聴きたくなるのは当然であります。それで引っ張り出してきたのがジュリー・ロンドンです。あの「クライ・ミー・ア・リバー」が入っているセクシーなジュリー・ロンドン盤です。ウットリするわけです。ウットリしつつ更に手を伸ばしたのはヘレン・メリルであります。クリフォード・ブラウンやクインシー・ジョーンズと録音した「あの」超有名盤であります。ヘレン・メリルを聴いていつも思うのは青江三奈であります。おそらくヘレン・メリルがムード歌謡を歌えば青江三奈になり、青江三奈がスタンダードを歌えばヘレン・メリルになるのではないか。絶対にそうなるはずであります。ヘレン・メリルがムード歌謡を歌うのは望むべくもありません。では青江三奈がスタンダードを歌うのはどうか?検索してみるとありましたありました。チャァ~ンと録音されているのですね。しかもニューヨークのジャズメンをバックに従えるという念の入りようです。やはりヘレン・メリル≒青江三奈を思い描きそれを具現化しようとした人がいたようです。物好きはいるものですね。ジャズ版の青江三奈盤に俄然興味が湧き、ネットショッピングで買い求めることにした次第です。
アンジェリーナのモンブランを食べる。モンブランとかいちごのショートケーキとか、もうその言葉だけで心トキメクものです。でアンジェリーナのモンブランですが、これは甘い甘い。激甘モンブランに頭クラクラ。お腹いっぱい頂きました。私はほうほうの体で逃げ出すことにします。
本日の【PCどうがしょう】は1981年角川映画、またしても「悪霊島」です。鹿賀丈史版金田一耕助です。この映画は何というか大変退屈で困った。鹿賀丈史も違和感ありまくりですし、キョトンとした目線も気味が悪い。ですが、巴御寮人役の岩下志麻は大変美しい。山本陽子版巴御寮人にはケチをつけましたが、岩下志麻版に関しては文句ありません。神々しいまでの美しさ。流石です。この映画では巴御寮人は二重人格者という設定ですが、巴御寮人が紅をつけた途端隠れた別人格が呼び起こされ、股間に手を当て悶えるシーンというのは岩下志麻が恐ろしいほどの美人だけにエロいというよりも、怖い。それを見た真帆役の岸本加世子の表情が恐怖に凍りつくのですが、それが岩下志麻迫真の演技故妙にリアリティあるのです。この場面だけでも見る価値アリで、それまでの退屈な時間を我慢していて良かったと思える瞬間でした。

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