ウェイン・ショーターのテナーをよく聴く。長らくウェイン・ショーターはある明白な理由により聴かず嫌いだった。その明白な理由とやらを述べることはすまい。ハービー・ハンコックも同様の理由により聴かず嫌いである。しかし、音楽以外の理由により優れた音楽を忌避するのはあほらしいと思うようになってきた。で、ウェイン・ショーターを聴いてみると、これが、スゴクいいんです。モダン・ジャズの世界でテナー・サックスといえばジョン・コルトレーンとソニー・ロリンズが2トップというのが定説ではあるのだが、私的に申せば、これはもうウェイン・ショーターが断トツにズ抜けてるのである。ショーターのリーダー作で言えば、「Super Nova」以前のショーターが最高に好きだ。4ビートに乗ったショーター風としかいいようのないスウィング感に、心揺さぶられる。マイルスのグループでのショーターでは、ロック・ビートと4ビートが交錯する奇怪な12小節ブルース「81」が素晴らしい。ジャズ・メッセンジャーズでのショーターでは「3 Blind Mice」のソロがかなり変態的ショーター風味でニヤリとしてしまう。そんな素晴らしくも私的ストライク・ゾーンにズバッと投げ込んでくるショーターなのだが、ソプラノ・サックスを手にし始めフュージョン的世界に踏み込んだショーターは全く私の好みからかけ離れてしまう。かの「ウェザー・リポート」も、そんなに好きとは言えない。ソプラノを多用しフュージョン化したショーターより、モダン・ジャズの中で異彩を放っていたショーターが好きだ。だから、冒頭、「ウェイン・ショーターのテナーをよく聴く。」とわざわざ「テナー」を強調して書いたわけである。
本の世界で読まず嫌いというと、シドニィ・シェルダンということになろう。新聞の全面広告の仰々しさに、アレルギー反応を示した。更にベスト・セラーとなっては益々背を向けたくなるという天邪鬼的精神が災いしシドニィ・シェルダンから遠のいた。その代表作ともいえる「ゲームの達人」などいつでも読めるワイと思って読まなんだ。そして月日は流れ気が付くと「ゲームの達人」は絶版になっていた。そうなって初めて「読んでみよか」てな気分になり、アマゾン・マーケットプレイスで購入した。で、読んでみた。オモロかった。はい、オシマイ。復讐の物語は面白くなるわ、そりゃ。ついでに買った「血族」も読んでみた。これもオモロかった。だけど圧倒的じゃないと勝手に思った。「ゲームの達人」も「血族」も私のストライク・ゾーンから微妙にハズれる。パブロ・デ・サンティスの「世界探偵倶楽部」みたいな方が断然に好きなのである。「世界探偵倶楽部」買った時についでに買ったシドニィ・シェルダンの「リベンジは頭脳で」はまだ未読。読み始めよかどうしよか。阿藤快風にいえば「なんだかなぁ~」
本の世界で読まず嫌いというと、シドニィ・シェルダンということになろう。新聞の全面広告の仰々しさに、アレルギー反応を示した。更にベスト・セラーとなっては益々背を向けたくなるという天邪鬼的精神が災いしシドニィ・シェルダンから遠のいた。その代表作ともいえる「ゲームの達人」などいつでも読めるワイと思って読まなんだ。そして月日は流れ気が付くと「ゲームの達人」は絶版になっていた。そうなって初めて「読んでみよか」てな気分になり、アマゾン・マーケットプレイスで購入した。で、読んでみた。オモロかった。はい、オシマイ。復讐の物語は面白くなるわ、そりゃ。ついでに買った「血族」も読んでみた。これもオモロかった。だけど圧倒的じゃないと勝手に思った。「ゲームの達人」も「血族」も私のストライク・ゾーンから微妙にハズれる。パブロ・デ・サンティスの「世界探偵倶楽部」みたいな方が断然に好きなのである。「世界探偵倶楽部」買った時についでに買ったシドニィ・シェルダンの「リベンジは頭脳で」はまだ未読。読み始めよかどうしよか。阿藤快風にいえば「なんだかなぁ~」