アロガントバスタードエール / Arrogant Bastard Ale

2023-01-19 | (クラフト)ビール / (Craft) beer
さて、ここ数日、
すっかりハマっている
ヘヴィなビールは・・・

米国・西海岸の著名なブルワリー
Stone社のホップ愛&ビール愛が
炸裂する、

アロガント バスタードエール
/ Arrogant Bastard Ale。


ビアスタイルは、
「アメリカン ストロング エール」

※上記リンク先、
 日本地ビール協会による
 本スタイルの説明文(=定義)は...

「色合い」
ペールからカッパー(銅色)の範囲。
冷温白濁があっても許される。

また、温度にかかわりなく
ホップ・ヘイズ(ホップによる濁り)
があっても許される。

「フルーティーなエステル」
ローからハイ・レベルまでと
範囲が広い。

「ホップのアロマ&フレーバー」
ハイから非常にハイ・レベルで、
フローラル、フルーティー(ベリー、
トロピカル・フルーツ、プラムや
アンズなどのストーンフルーツ、
ブラックカラント、その他)、

硫黄臭もしくはディーゼル・オイルの
ような香り、玉葱/ニンニクの香り、
シトラス(柑橘)な香り、あるいは
松脂や樹脂の香りを伴う。

「ホップの苦味」
ハイ・レベル。

「モルトのアロマ&フレーバー」
ロー・レベルで、軽いカラメルモルト
のキャラクターを伴っていてもよい。

ダイアセチルが感じられても、
非常にロー・レベルであれば
許される。ボディはミディアム。

・初期比重 (プラート度)
→1.050-1.060 (12.4-14.7)
・最終比重 (プラート度)
→1.008-1.016 (2.1-4.1)
・アルコール度数 :5.5-7.0% ABV
・ビタネスユニット:40-50 IBU
・色度数:4-14 SRM (8-28 EBC)

・・・いかがでしょうか?
まるで呪文w
ちんぷんかんぶん、ですね!! 苦笑


2018年に、ビアジャッジ
(=国際審査会の審査員)の資格を
取得した僕も、

じつは、世界の100を超える
ビアスタイル全ての内容は、
とても暗記できていません!

しかし、これらの記述は、
各ビアスタイルの代表的なお手本
となる銘柄の特長を詳述したもの。

・・・ゆえに、
そのビールを体験し、
舌の記憶に焼き付けていれば、

味覚の記憶を基に
目の前の審査対象の銘柄に対して
(減点方式で)

良し悪し
(=過不足、バランスなど)を
評価することができます☆

【テイスティング】
それでは、ザ・アメリカン!!
な、強烈すぎる本ビールの
レポートを♪


"何が凄いのか"というと、
ビアスタイル名「アメリカン
ストロングエール」が示すように、

強烈なIPAに勝るとも劣らない、
強烈なホップ感と、

Alc 7.2%で濃いカッパー(=銅色)、
すなわちローストしたモルトの
飲み応え抜群な濃さを両立!!

とんでもない量の
ホップとモルトを用いた、

まさにアメリカンな
"振り切った濃ゆさ"が、これでもか!
と、アタック/攻撃してきます。

特に、ホップの苦み/香りが
尋常ではなく、

口の中は、柑橘系のみならず、
松脂や樹脂、ニンニク的な香りも
ガンガン攻めてきます。笑

あまりの"濃ゆさ"に、
顔の表面がジンジンと痺れるほど。
(苦笑)


・・・そんなハチャメチャな
キャラクター(=個性)ですが、

ローストしたモルト(=麦)の個性も
なかなか強烈で、ホップの強烈さを
しっかり受け止めてくれる包容力♪

なので、すごく尖っていつつも
全体のバランスが調和されていて、
"尖り具合"が、クセになってしまう!!

・・・強烈すぎるホップの個性
&モルトの包容力の、この水準の
絶妙なコンビネーションは、、

(※5年くらい前の記憶で)

Avery "The Maharaja"
~Imperial India Pale Ale~
/ エイブリー
「マハラジャ インペリアルIPA」

かなぁ。

とにかく"ホッピー"で、
インペリアルIPA(=IPAの大ボス)
なのに、

モルト感も
驚くほどしっかりしていて
絶妙なハーモニー♪(飲みたいなぁ)

【最後に】
ここまで書いておきながら
なのですが・・・

今回、久しぶりに出会い、
思わず大人買いしてしまった
「アロガントバスタードエール」。


ところがですね!
(過去のブログによると...)
じつは、僕が惚れ込んだのは、

このシリーズの
「ダブル」バージョン
「バーボン樽熟成」バージョン

かも!苦笑


※確かに、今回のノーマルverも
 しっかり素敵なのですが、
 そこに"魔法"をかけたのが、

上記の2バージョン!!

うわぁ、、テイスターとしての
"(もう一度)飲みたい/楽しみたい"
パンドラの箱を開けてしまったので、

これは、両バージョンにも
ひさしぶりにアタックしないと(苦笑)


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#craftbeer #クラフトビール
#ビアジャッジ

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