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小鳥見日記

雪の筑波山でつがいのヤマドリに出会う

青空が広がって筑波山がキレイに見える。
じゃあ行ってみましょう、というわけでいつもの深峰歩道登山口(ユースホステル跡駐車場)へ。
先週降った雪のことなんて忘れていたけれど、駐車場まで来ると結構残っている。



まだ午前8時だというのに、既に帰り支度をしている年配の男性が。挨拶をすると「上のほうは雪積もってるから、アイゼン持っていったほうがいいぞ!」と声をかけられる。ええ、そんなに?
幸い先月は雪の奥日光と北海道に出かけたので、冬装備はそこそこ整っている(車に載せっぱなしとも言う)。なのでありがたく言うことを聞いて出発。

確かに半分くらいまで来ると、スタート直後は地面が見えていた登山道が雪に覆われている。
ところどころ凍っているので、まだ踏み固められていない雪の上を歩く。帰りが大変そうだけど。


それでもウグイスがホーホケキョとさえずっている。
 
9時ちょっと前。御幸ヶ原ひとりじめ。


男女ノ川源流へ降りていくと、枯れ葉を踏みながら薮を移動する音がする。
小鳥じゃない、いつも菅生沼で見かけるキジくらいな重量感。
筑波山にもキジっているんだっけ、と思いながらそっと覗くと、え、キジじゃない。
本物は見たことないけど、テレビで見たヤマドリじゃない?


薮から出ないまま上のほうへ行ってしまったので、ああいいもの見たな、と思ってそのまま水場へ。
しばらくヤマガラやヒガラの声を聞いていたけれど、雨が降ったばかりということもあり水場へ来る鳥はいない。
引き返そうとすると、さっきと同じところからまたガサガサ音が。
今度はどんどん歩道のほうへ歩いて来て、なんと目の前に出てきた!
えー、尾羽こんなに長いの? あと羽根の模様に陽があたって美しいこと!
 
ゆっくり目の前を横切って行くんだけど、尾羽の先まで収まらない。
ひいて撮ればいいのにびっくりしすぎてただシャッターを押すだけ。
 
尾羽の先、別撮り(笑)
 
オスを見送ると、またガサガサと音をたてて今度はメスが歩いて来た。
私がしゃがんでじっとしていたせいか、特に警戒する様子もなくゆったりと。


こちらもとっても美しい色合いだった。
 
まさかヤマドリに会えるなんて思わなかったなあ。
カタクリの里のほうへ行くと、地面で採餌している小鳥。
ここは以前はミヤマホオジロがいる場所だったけど、今シーズンはここで見たという話を聞かない。
このコたちもどうやら違う感じだし。どこへ行っちゃったのかな。


自然探究路のほうへ行ってみたけど鳥影は薄く、雪も深そうだったので引き返す。
それでもジョウビタキは出てきてくれた。
 
下りは慎重に慎重に。
駐車場が見えてホッとしたところで、キクイタダキの声。


同じ木にヒガラの姿も見えた。おなかしか写ってないけど。


駐車場に着くと井頭公園で何度も聞いたマヒワの声がする。
写真は撮れなかったけど、姿は確認できた。
 
雪道ですべらないように足元ばかり見ていたせいもあって、鳥にはそれほど会えなかったけど、初めてヤマドリに出会えたのは本当にラッキー。出かけてみてよかった。
 

●この日見た/声を聞いた鳥 

  • ヤマドリ
  • キジバト
  • コゲラ
  • アカゲラかアオゲラの声
  • ヒガラ
  • ヤマガラ
  • シジュウカラ
  • ウグイス
  • エナガ
  • メジロ
  • キクイタダキ
  • ミソサザイ(声 たぶん)
  • ジョウビタキ
  • ハクセキレイ(降りてからコンビニで)
  • ウソ(声)
  • カワラヒワ(声)
  • マヒワ
  • ホオジロ
  • アオジ(声)
  • コジュケイ
 

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