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小鳥見日記

道東をめぐる旅・夏Ver.③〜ベニマシコ、オオジシギ、ミヤマカケス

②はこちら

車で移動中にもガイドさんはいろんなことを教えてくれるわけなんだけど、ベニマシコは「そこらへんにいる」感覚だそう。一方でガビチョウには会ったことないし、ノビタキも夏羽が普通で関東平野で渡りのときに見る茶色っぽいのは違和感があるそうだ。なるほどねー。

車窓を開けてゆっくり移動していると、久しぶりに聞くベニマシコの声。
「いましたよ。普段見ているのより赤いですか?」
ええ、赤いです赤いです、6月のベニマシコってこんなに赤いんだ!

枝かぶりだけど赤いのはわかるよね。

スタート直後からカッコウがときどき鳴いていたんだけど、ベニマシコを見ている途中で目の前を横切って行く…と思ったら、頭の上の電線にとまった!
間違いなく今まで一番近い(笑)
こんなふうに喉をふくらませて鳴くのね。



濤沸湖のほうへ行くとオジロワシが悠然としたたたずまいで木にとまっている。
一度遠く離れた場所からスコープで確認して、よく見えるところまで移動。
ちょっと写真は微妙なんだけど、スコープで見ると圧倒されるような迫力だった。
ずっとこのへんに暮らしている個体とのこと。

さらにポイントを巡っている途中、オオジシギの声がすぐ近くで聞こえる。
まさかのまた電線・電柱!
全然移動する気がないのか、ずーっとここで鳴いていた。
オオジシギがいるだけでも関東の民としては驚いているのに、電柱で普通に鳴いてるって…。

広ーーーーい麦畑にノビタキ。エサをくわえている。

もう一度真っ赤なベニマシコを見ていると、メスも出てきた。
さらにノビタキのメスも。女子の2ショット。

11時半まで4時間半たっぷり案内してもらい、小清水原生花園の駐車場に戻る途中、3羽のオオジシギが車に併走。忘れられない光景になった。
今回ガイドさんをお願いすることにしたのは、自分をほめたいくらい大正解だった。

これから羅臼方面に向かうと言うと、神の子池に寄ってみるといいですよ、と勧めてもらう。
青い池よね。
なかなか写真では伝わらないと思うけど、水が湧き出して底の砂が舞っていた。
オショロコマという魚も見ることができた。

周辺は森なんだけど、なんとコマドリの声! 確かにいそうな環境だけど、ここで出会えるとは。
声のするほうを見ていると、遠かったけど一瞬飛んでくれたおかげで初めて姿を見ることができた。
コサメビタキも近くの枝にとまってくれてテンションが上がる。

クマが怖いので、人がいるところから離れないように歩いていると、今度は音もなく大きめの鳥が飛んできた。
カケス…だけど、なんか違う。目が真っ黒だしごま塩頭じゃないし。
あー、北海道にいるミヤマカケスだ! なんてラッキー。

寄ってみてよかったなー。

知床方面へ向かい、眠気覚ましにオシンコシンの滝や道の駅に寄り、知床横断道路へ。
知床峠では鳥を待っている様子のカメラマンが5〜6人いた。
なんだろう、やっぱりギンザンマシコかな。

ツツドリやウグイスの声はした。
何か出るまで待ってみようかなと思ったけど、知らない峠道を暗くなってから降りるのは絶対イヤなので移動。
17時には宿に到着して、温泉とおいしいお魚料理を楽しんだ。
最終日に続きます


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