渡良瀬遊水地の野鳥観察会へ。
元旦にハイイロチュウヒが飛び立つのを見た葦原は、先日の火事で真っ黒な地面が広がっていた。
確かに焼失面積は広いけれど、遊水池全体から見ると「一部」というレベル。ここを塒にしていた猛禽類や動物たちは周囲に散らばっているとのことだった。
ちょっとホッとした。
それにしても風が強い。
この季節に無風だとは思わないけれど、谷中湖の橋の上は冗談抜きで飛ばされそうなくらい。
こんな日は小鳥はあまりいないんだけど、早々にホオジロが出てきてくれた。
谷中湖は水を抜いて湖底を干す時期だそうで、こんな感じ。富士山も見える。
このあたりを縄張りにしているのか、トビがずっと後をついて来るのがおもしろかった。
湖面というか、水が残っているところにカモたちが集まっている。
カワウが数羽集まっているので何をしているのかと思ったら…。
その獲物はちょっと大きすぎるんじゃないの?(笑)
見えているのは日光方面かなあ。
このあたりでは水鳥LOVEな人たちは水際近くまで降りていったけれど、私はそこまでではなく、道路の両脇で小鳥を探してました。
風の音で鳴き声もきこえづらかったけど、かろうじてベニマシコの声をひろって発見。
同じような風情で小鳥を探していた男性と確認した、けど写真は撮れず。
オスできれいだったんだけどな。
空にはハヤブサ。飛んでる鳥を撮るのは難しいー。
いつもこのへんにいる個体だそうです。
セグロカモメも飛んでる。
小鳥派としてはもっとゆっくり歩いて両脇の茂みや葦原を探したかったけれど、私のチームのリーダーさんは水鳥派だったようで。
でもコースの最後にアトリが6羽、わらわらと出てきてくれた。
かわいいー、これはメス。
ちょっと眠そう(笑)
アトリは近くのお寺で「アトリ…だったかも?」というレベルでしか見ていなかったので、うれしかった。
鳥合わせ前後に最近よく会うシメ。
冬鳥たちは渡りに備えてせっせとエサを食べる時期なんだとか。
そうか、みんな行ってしまうんだね。
遠くに行くんだろうから、たくさん食べておくんだよ。
ツグミ。
正面から見るとこんな感じ。
横からと全然印象が違うね。
昨年の11月下旬に戦場ヶ原で見て、すぐ平地に降りてくるのかと思ってたけど、「どこにでもいるな」と思うようになったのは1月下旬。
いつもの鳥がいつも通り見られるって、ありがたいことだとしみじみ思う一日でした。
●この日見た/声を聞いた鳥 ※鳥合わせの結果リスト。自分で見聞きしていないものは★
- ハシビロガモ★
- カルガモ
- マガモ
- オナガガモ
- コガモ★
- ミコアイサ
- カンムリカイツブリ
- キジバト
- セグロカモメ
- コウノトリ
- カワウ
- アオサギ
- ダイサギ
- コサギ★
- ハイイロチュウヒ★
- トビ
- ノスリ★
- ハヤブサ
- モズ★
- ハシボソガラス
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
- ムクドリ
- アカハラ★
- ツグミ
- ジョウビタキ★
- ハクセキレイ
- アトリ
- シメ
- ベニマシコ
- カワラヒワ(声)
- ホオジロ
- オオジュリン(声)
- カシラダカ★
- アオジ(声)