文教ゼミ The Bunkyo!!~光り輝く一人ひとりのために~

小1から大学受験までのトータルエデュケーション

巣立ちの季節~アオゲラ~

2009-06-27 16:31:58 | 正喜塾長
巣立ちの時期です。どこの親も大変です。
先日アオゲラの巣立ちに立ち会えました。ありがたいことです。
なんとか巣からおびき出そうとする親鳥と、外の世界へ飛び出せない雛
いくら親鳥でも、できないこと。
それは、巣から飛び立つ勇気をもたせること。
「早く出てこい」巣の外で泣き続ける親鳥。。
午前中から計3羽の巣立ち。。雛たちの勇気を見せてもらった。
♂の雛は飛び立てなくて巣から下方へ落ちて行き、林の中を羽をばたつかせていた。
木の上から、必死になって親鳥が誘導していた。
親の後を追い、やっと木の上へ。そして、飛び立っていった。

飛び立てなかったらどうなるか。。。自然界は厳しいです。

ふと塾生たちのことを考えた。立派に巣立ってほしいものです。

日出中学の前期中間テストが終了した。
現在のところ、中2理科平均88点ほどになっている。
電流は、得意不得意のはっきりする単元。よくがんばりました。
その他、どうなっているでしょうか。『期待と不安』そんな言葉がピッタリです。

来週は、高校生たちがテスト。1学期期末、鶴見丘のAT、みんながんばっています。

上画像・穴から顔をのぞかせるメスの雛と、赤い頭のオスの雛。

ぶりばり試験対策講座実施中!

2009-06-18 18:19:43 | 正喜塾長
来週の前期中間テストに向けて『ぶりばり試験対策』実施中です。
塾外生も受講できますので、ご連絡ください。

近頃、いろいろ考えることがあります。
それは、感想なのか、愚痴なのか。。。
とりあえず、思っていることを書いていきます。

まず、大分市中心部と周辺部のお母さんの教育に対する考え方の違い。
ここまで違うのはなぜだろう??と、考えてしまいます。
行きついたところは、『環境』。
子供の学習への姿勢も、保護者の姿勢も、やはり『環境』が大きく影響しています。

あるPTAで「小学校時代は、塾へ行くより運動をするべき」という話が出たそうです。
実際、本格的な塾へ通っているお子さんは少ないと聞きます。
しかし、クラスの3分の1が受験する時にも、同じことを言うでしょうか。

子供たちへのゆとり教育の影響に関して、よく話が出ますが、
私は、一番の被害者はお母さんかもしれないと考えます。
周辺部でも、それを敏感に感じとり「このままでは・・」と焦りを持っているお母さんもいらっしゃいます。
しかし、そういったお母さんの中には、大手思考のお母さんも多いようです。
そういった保護者の方々のために、今年、中学受験で有名私立中学に合格した生徒のお母さんの様子を書いておきます。(塾の宣伝でもあります。ご容赦ください。)

文教ゼミへ来られたのが小学2年生の時。
以前、幼児教育のピグマリオンの教室に通っていたそうである。
引っ越してきて、どこの塾がいいのか、それこそ大分、別府両市内の大手から中堅塾をくまなく訪問し、内容を聞いて比較していたそうである。
(大事な我が子を預けるのですから、私からすれば、調べて当たり前だと思うのだが、そうされない保護者も多いですね。)
大前提として「日出町のような田舎には、そういった塾がない」と、思っていたそうです。
最後に、電話帳からHPを見て訪問して下さったわけですが、幼児教育に関して、いろんな話ができたことに驚いたそうである。

受験には「テクニックだけではなく、長丁場を乗り切っていくための精神的な支えが必要であること。」
このことを、このお母さんはよくわかっていらっしゃった。
その子は、以後伸び伸びと中学受験へ向けて歩んで行きました。
文教ゼミで、小学4年までに、およそ6年までの基礎内容を終了。
内容が濃くなる5年より本格的に応用問題へ移行。
この頃から、環境を求め大手の塾で、同レベルの受験生と競い合う。
並行して、文教ゼミでは、苦手科目のフォローをするようになる。
受験問題の解き方、入試問題の傾向など、受験に必要な知識を詰め込む。

しかし、この頃から一番大切になってくるのは精神的な部分。
「何のために受験するのか」「合格して、次にどうする」など、
本人へよく質問した。また、他にも受験や人生など、いろんな話をした。
終盤、ほぼ毎日大手の授業があったために、こちらへは来れなくなったのだが、
最後のがんばりは、お母さんから見ても凄かったらしい。
合格後、お母さんが涙をためて子供のがんばりを教えてくれた。
中学校より、ひとりで寮生活にはいった。それも、小学生の自分で決めた。
きっと、たくましくなるだろう。
5年間に及ぶ受験勉強。よくがんばったと思います。
成長のお手伝いができ、私にとってもいい勉強ができました。

私の仕事は、学力向上やテクニックを授けることも大切なことなのですが、
それ以上に、もっと大変で、もっと楽しいことがあります。それは、何だと思いますか。

お母さんに考えてほしいことがあります。
「成績を上げるために必要なことは何ですか?」
この質問に対して、しっかりとした考えを持ってほしいのです。

もし、「いい塾へ行く」「いい家庭教師についてもらう」という答えなら、どういった塾が「いい塾」「いい家庭教師」なのか。
「何を」「どんな風に」「どんな教育理念を持っているのか」など、多くの気になることが、私にはあります。

それから、お子さまの将来に関して、もっと関わっていくべきだと思います。
我が子に遠慮している親が多くなってきているように感じます。
「私が言うと怒るので、先生言ってください。」
親の逃げる姿勢、もしかしたら子供に見透かされているかもしれませんよ。

『親』としてのポリシー、持っていますか?伝えていますか?
『親』としての愛情、伝わっていますか?
子供が小さかった頃を思い出してください。
褒めること、叱ること、どちらが多いですか?

親として、子育てという大仕事を、もういちどしっかり考えましょう。
とくに、お父さん。
あなたの出番は、実は多いんですよ。
仕事が忙しいのは、わかります。しかし、お父さんなしでは、ダメな時もあるんです。

私も、我が子のお父さんです。塾生のお父さんです。
がんばりましょう。

取り留めもない内容になってしまいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

何事も 感謝駅から 出発すること~塾通信より~

2009-06-12 17:34:15 | 正喜塾長
続けて、「愚痴の荷物を積んだ列車は、必ず脱線する」
 
 私たちは、「学習する機会」を与えられている・・・。
そのように考えたことがありますか。「よだきいなあ」「遊びてえのに・・」という思いの方が強くはないですか。
 
この世の中には、学びたくても学べない・学ぶことのできない子ども達がいることを知ってください。
 わたしは以前、先天性の病気を持った中学二年生のお子さんを教える機会をいただきました。教科は理科。酸素・水素等々、「それは何なのか」から始まり、いよいよ元素記号を覚える段階で「覚えられん」というのです。
覚えようとしないわけではなく、必死に、それこそ一生懸命覚えようとするのですが覚えられないのです。
わたしは医者ではないですから、その病気によるものなのかどうかはわかりません。しかし、「覚えきらん」といって涙を流す彼女を見て、どうすることもできない自分の無力さを知りました。その子はいまでも「学ぶ姿勢」を忘れてはいません。国語辞典を片手に、難しそうな電気製品の説明書などを、一生懸命読んでいます。
(私は、その女の子から「我慢する」ことを教えていただきました。だから、問題が【できなくても】怒ることが少ないのです。問題を【しない】場合は、別ですが。)

以前から、たびたび話していますね。数年前の国東での出来事。
 中学三年生の男の子。そのご家庭は家計が苦しく、塾に行きたくても行けない、それどころか電気、水道代まで滞納し、使えない状態でした。彼も、朝・夕の新聞配達をして、家計を助けていました。
 しかしながら、彼は受験生です。「高校に合格したい」その思いは誰より強かったと思います。
 ある寒い冬の夜、彼は電気の止まった部屋で、厚着をして寒さをしのぎながらろうそくの明かりで勉強していました。しかし、ふと居眠りをしてしまい、倒れたろうそくが原因で火事になり、彼は帰らぬ人となったのです。
 ある金メダリストのアフリカの選手も、同様ですね。
「家には食べるものがない。だから、国際支援の給食を食べるために学校へ行く。もし、あのとき支援がなかったら、私は金メダルを取ることもなかった。」と、本人も言っていました。
 
 あなたたちが、いま「あたりまえ」と思っていることが、いかにありがたいことなのか、少しずつでも考えることが、あなたの人間性も向上していきます。身の回りの「見えないおかげ」を、探してみてください。
今こうやって塾に来て「学ぶ機会」を得ているみんなは幸せなのです。
成績がよくなっておかあさんが「得」をしますか?考えてみてください。
点数が伸びる。順位が上がる。志望校に合格する。
一番喜ぶのは誰ですか?そう、あなた自身ではないですか。
そのことをしっかり考え、ご両親や周りの方たちに感謝して、精一杯がんばってください。
かならず目標を達成できるはずです。   正喜俊二