文公社的考察

日常のあれこれや、作品の紹介などです。

話を書くコツ

2011年02月19日 09時45分30秒 | 日常考察
色々と書くに辺り、書く気持ちの前段階で

あれやこれや考えると、はたと手が止まる

書く事を些細な意識が邪魔をする

それが例えば風景や心情に注がれるならまだしも

僅かでも『面白くしよう』だとか『良い話を書こう』だ、等と気構えると

打ち出す指は止まる

最近わかってきたのは

書けるように書き

そういった気構えは、書いた後にされるべきだと思い至る

創作は型にはまらず

伸び伸びと作り

そして後から目的意識を持って手直しする

そう考えると、何か盆栽の話にでも例えられそうだ

あれも植物の成長する力を、水や日に当て促し、時に幹や枝を針金で縛り上げて伸びる方向を示し、伸びた枝葉をハサミで切り形を整える、時に土を苔でかざり、岩で雄大さを引きたてる

盆栽がなぜ芸術であるかを、少し理解した

やはり伸びやかに作り、人の美観で飾りあげ、方向性を示して完成とする

文章が難しいのはそういった一面があるからかも知れない

いや文章に限らず創作全てに共通する事かも知れない

書く事で手が止まる時

それはどこかに構える部分があるから

書けるように書く事


きっとそれが書くコツかも知れない

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