何気幸せ日記

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デザインの奥深さを探る〜「意匠」と「デザイン」の定義とは?〜

2024-10-14 10:00:57 | 日記

最近、デザインに関する話題が多くなってきました。

 

特に「意匠」「デザイン」という言葉が混同されることが多いですが、これらは実際には異なる概念を持っています。

 

今回は、この2つの言葉の違いについて考えてみたいと思います。

 

意匠とは?

「意匠」という言葉は、主に製品や建築物の外観に関連するデザインを指し、

具体的には、形状、模様、色彩、あるいはこれらの組み合わせによって製品の視覚的な特徴を創り出すものです。

 

意匠は、製品の美しさや独自性を際立たせ、消費者に強い印象を与える重要な要素であり、

意匠法では、この「意匠」を保護することで、創造者が自身の独創的なデザインを法律的に守ることができるようになっています。

 

例えば、新しいスマートフォンのデザインが他社に模倣されないようにするためには、そのデザインを意匠登録することが必要です。



デザインの広義の定義

一方で、「デザイン」はもっと広義な概念を含んでいます。

 

デザインは、単に外観だけでなく、機能性、ユーザー体験、さらには製品やサービスが社会に与える影響までを考慮する包括的なプロセスであり、

ユーザーのニーズを満たし、使いやすさや美しさを追求することを目指しています。

 

例えば、スマートフォンのデザインを考えるとき、

単にその形状や色を決めるだけでなく、操作のしやすさ、手に持ったときの感触、さらにはそのスマートフォンがどのように生活に影響を与えるか?までを考慮する必要があります。

 

意匠とデザインの違い

意匠とデザインの主な違いは、その対象とする範囲にあります。

 

意匠は製品の外観に限定されており、その視覚的な要素に焦点を当てています。

 

一方で、デザインはより広範で、視覚的な要素だけでなく、機能性やユーザー体験、さらには社会的影響までを考慮するものです。



最後に

「意匠」「デザイン」は、それぞれ異なる役割を持ちながらも、製品やサービスの魅力を高めるために欠かせない要素です。

 

意匠は製品の外観を通じて消費者に訴えかけ、デザインはその製品やサービスが持つ全体的な価値を高めることができます。

 

デザインに関心がある方や、意匠登録を考えている方は、ぜひこの2つの概念を理解して、効果的に活用してみるのはいかがでしょうか?

 


経営者大原拓弥さんとの出会いによって広がった飲食店のデザインの面白さと可能性

2024-09-02 19:13:06 | 日記

私はインテリアデザインの仕事で、店舗デザインに携わって3年ほどたちましたが、友人である大原拓弥さんとの出会いによって、飲食店のデザインの面白さとその可能性について深く考えるようになりました。

 

大原さんは、店舗の成功物語にとどまらず、デザインがもたらす影響力と、その中に隠された経営に対する無限の可能性を私に教えてくれました。

 

高卒から事業を立ち上げ右肩上がりの人生へ

そんな大原さんとは、新卒の頃に出会いましたが、当初は内装関係の仕事をしながらご自身の事業立ち上げを目指していました。

 

今では法人化され人材やIT、イベント事業など手がけどんどんステージを上げられているのを見て、人生とは可能性でしかないなと改めて感じました。

大原さんは元々は大阪で商売家系の家で生まれ育ち、祖父も父親も自営業を営んでいたそうです。

 

こう言うと、商売家系で大原さんも必然と経営者へまっしぐらかと思っていましたが、

学生時代はというと小学校、中学校、高校を通じて、全く勉強してこなかったらしく、

 

高校時代には何と教科書を一冊も持って来なかったそうです!

元々勉強ができたりとか、才能があるタイプではなかったとよく話されています。

 

高校卒業後は内装関係の会社に就職し、文字通り死ぬほど努力を積み重ねて現場監督を通じてデザイン、設計、施工管理などに携わり、なんと入社3年目で若手のトップとなり東日本の若手を束ねるほどの実績を作り上げたそうです。

そんな会社員で努力されているところから人との出会いにより、経営者となり現在のように飲食店の立ち上げにも携わるようになりました。

 

大原さんのように、幼少期や学生時代に勉強が得意でなかった人が、情熱を持って取り組むことで大きな成果を上げる姿は、非常に創造力に満ちていますね。



◎様々な飲食店の立ち上げを手伝ってきたからこそ見えるデザインの醍醐味

大原さんの手がけた飲食店は、単なる商業的な成功だけでなく、デザインを通じて人々の生活に直接影響を与えるものでした。

 

設計した飲食店は、ただ食事を提供する場ではなく、訪れる人々に新しい体験や感動を与える空間となっているのです。

 

大原さんは「飲食店のデザインは、見た目の美しさだけでなく、空間の使い方や照明、色使い、音響など、多くの要素が組み合わさって一つの「体験」を作り出す」と仰っていました。

画像参照:https://www.i-ienavi.com/2018/04/9577/

 

これらの要素がうまく調和することで、訪れる人々は心地よさや安心感を感じることができ、

さらに、デザインによってはお店のコンセプトやブランドイメージを強化することも可能です。

 

大原さんは、以前友人である経営者のお店の立ち上げに携わり、その際アジアで活躍する店舗デザイナーと一緒に内装設計されていました。

 

内装設計をする中で、照明の設置する場所の意図や、そこに設置することによってどのような効果をもたらすのか?などと細かく設計されています。

 

例えば、バーカウンターのあるお店で、カウンターをテラス間接照明を設置する際、カウンター全体を均一に照らせえるように照明を配置するなど、お客様の目線に立っております。

 

独自のコンセプトとストーリーを聞くと、内装デザインをされたその場にいるだけできて良かったと、料理だけではなくその場の空間も普通の飲食店ではなくその人にとって特別なものになることばかりでした。




◎最後に

大原さんの仕事を通じて学んだのは、デザインには無限の可能性があるということです。飲食店のデザインは、単なる装飾やレイアウトにとどまらず、人々の心を動かし、感動を与える力を持っています。

 

そしてその力を最大限に活かすことで、私たちの日常生活がより豊かで、意味のあるものになるのだと感じました。

 

デザインは単なる視覚的な美しさを追求するだけでなく、その場所に訪れる人々の心に響くものを創り出す、そんな可能性を秘めているのです。

 

大原さんとの出会いを通じて、私はデザインの魅力とその力に改めて気づくことができました。

これからもその探求を続け、さらなる可能性を追求していきたいと思います!


有楽町にひっそりと存在する都会のオアシス「有楽町SLITスリットPARKパーク」

2024-09-02 19:11:14 | 日記

先日、仕事で有楽町へ行ったのですが、空き時間ふらっと何気なく散策してみると、

なんと周りのビル群とは裏腹に、細い路地いっぱいに緑が広がっているスポットを見つけました。

 

その名も「有楽町SLITスリットPARKパーク」

今回は、東京の心臓部に位置する素晴らしいスポット、「有楽町SLITスリットPARKパーク」についてご紹介します。

このスペースは忙しい日常から解放され、リフレッシュできる場所をお探しの方にはぴったりの場所です。

 

◎有楽町SLITスリットPARKパークとは?

有楽町SLITスリットPARKパークは、2022年6月1日に、三菱地所株式会社が大手町・丸の内・有楽町エリアを、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”にするために

「丸の内NEXTステージ」と位置づけ、再開発するプロジェクトの一環で生まれたものです。

 

有楽町にある新国際ビル・新日石ビル間の路地空間をリニューアルし、都市の隙間の公園機能として、様々な体感から生まれる”感性を刺激する新たなワークスタイル”拠点です。

 

有楽町駅から徒歩わずか数分の場所に位置しています。この公園は、都会の中にありながら自然と触れ合える貴重なスペースとなっており、また、キッチンカーや路外ショップによる飲食・物販のサービスも行われており、近隣のビジネスマンや観光客にとっても人気のスポットです。



②アフターコロナへの新しい働き方へアプローチするデザイン

公園のデザインは、モダンで洗練された雰囲気を醸し出しています。スリット(SLIT)と名付けられたこの場所は、細長いスペースを活かし、緑と光が調和する美しい景観を提供しています。

 

前は、薄暗く活用されていない路地であった場所を、光と緑あふれる空間に変え、また工事中に発生した廃材の一部を新たな空間演出として再利用する等、過去と未来が交錯することで生まれる違和感と刺激を演出しています。 

 

大通りから入ると「エントランスエリア」があり、そこは東京の中心地とは思えないほど緑が豊かになっています。

画像参照:https://www.open-a.co.jp/works/7940/

 

その奥に進むと「ベンチエリア」に差し掛かります。

こちらは休憩や、キッチンカーで購入した飲食を座って食べれるようにベンチが設置していますが、

最初にも書いたように、工事中に発生した廃材の一部を使用し、サスティナブルな空間となっています。

さらに奥に進むと、「ラウンジエリア」となり、こちらではWiFi及び電源を各所に完備、執務空間として常時利用することができ、”感性を刺激する新たなワークスタイル”拠点です。

画像参照:https://www.open-a.co.jp/works/7940/

 

◎オフィス×人×ワークと繋がるイベントを開催

この「有楽町SLITスリットPARKパーク」はオフィスで働く人だけではなく、誰でも気軽に参加できるようなイベントを積極的に企画、実施することで出会いや交流を促進し、街の魅力度向上に繋げていくためにワークショップ等を開催し、そこから有楽町ならではのコミュニティづくりを進めています。

 

私が訪れた時は、若手建築家による座談会が開催されており、盛り上がっていました🎵



◎最後に

有楽町SLITスリットPARKパークは、都会の喧騒を忘れさせてくれる素敵な場所です。

デザイン性の高い空間でリラックスしたひとときを過ごすことができ、訪れる価値のあるスポットです。

 

私も、ちょっとした作業のためにラウンジでPCを広げた時は、BGMとして川や鳥の鳴き声など自然を意識したBGMが流れ、とても快適でかつ仕事も大幅に捗りました♩

皆さんも有楽町に訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください!



有楽町SLITスリットPARKパーク詳細

住所:〒100-0005東京都千代田区丸の内3丁目4−1(有楽町駅から徒歩3分)

営業時間:午前10時〜午後9時

定休日:日曜日、祝日

 

参考文献

https://wick-slitpark.studio.site/

https://www.g-mark.org/gallery/winners/19687?companies=df8d3dd8-2297-48ad-90ac-b12f5f8f01fd


おしゃれなだけじゃない!南青山にあるサスティナブルなカフェ「ロイヤルガーデンカフェ青山」〜

2024-09-02 19:09:03 | 日記

先日、仕事で青山に行きましたが、たまたま通りかかったカフェがおしゃれすぎて思わず入ってしまいました🎵

この外苑いちょう並木沿いにあるおしゃれなカフェは「Royal Garden Cafe AOYAMA(ロイヤルガーデンカフェ青山)」という名前で、2008年から青山で親しまれている人気店です。

 

カフェとして利用できるのですが、こちらなんと店内ベーカリーで自家製の天然酵母のパンも焼いているのです!



◎Sustainable Community(サスティナブルコミュニティ)を目指して

こちらのカフェには、Sustainable Community(サスティナブルコミュニティ)というブランドコンセプトがあるのですが、”地域の皆様になくてはならないお店”を目指すというビジョンのもと3つのテーマに取り組まれているようです。

 

①Visible Food(ヴィジブルフード)

「食のすべてを可視化し、安心・安全な食を提供」

私たちがお店で食べる料理の材料や調理工程、生産者の顔を「目に見え、触れられる」よう仕組み化し、

安心・安全でいられるようにする。

 

②Recycle Style(リサイクルスタイル)

元々あったまわりの景観に対する配慮、USED家具や古材の活用、古き良き日本の内装技術の積極活用を用い、環境に配慮した店づくりを目指している。

また、生産者とお客様を、店舗と朝市を通じて循環するサイクルで繋がっていき、安心・安全な食文化を創造していく。

 

③Local Support(ローカルサポート)

お店周りの地域コミュニティ活動の支援のために、会食や会議・イベントの他、一人でも利用できる場を提供することに加え、ケータリングやプロモーションサポートなど、多様なサービスを提供していく。



◎西洋と東洋をクロスオーバーさせた料理

今回私は、名物でもある「リコッタチーズのパンケーキ」を注文しました。

このパンケーキは、リコッタチーズとミルクの生地にメレンゲを加えた人気のパンケーキです♩

 

名物のパンケーキとあって、見た目からしてふんわりとしたパンケーキの上に、たっぷりの苺やベリーがのっており、色鮮やかです。ホイップクリームとミントの葉が添えられていて、とてもおしゃれな一品です。

一口目をいただくと、パンケーキのふんわり感が口いっぱいに広がります。生地はしっかりと焼かれていて、表面はほんのりとカリッとしており、中はふんわりとしている理想的な食感です。

ホイップクリームは軽くてクリーミーで、全体の味わいをさらに引き立てます。

 

一緒に提供されるメープルシロップを少しだけかけてみると、また違った甘さが加わり、これもまた絶品。最後まで飽きることなく楽しむことができました。



◎「リサイクル」をメインテーマにした内装

このカフェはパンケーキも有名ですが、なんといっても目を惹く内装です。

アメリカの西海岸を思わせるような内装となっており、照明や壁材はもちろんのこと、お皿やメニューにまで全てがデザインに凝っております。

 

そしてこの内装にはコンセプトがあり、それは「リサイクル」です。

店内を見渡すと木材がよく使用されていますが、こちらはなんとUSED家具や古材の活用、古き良き日本の内装技術を積極的に活用しているのだとか!

元々あった、まわりの景観に対する配慮するための、お店作りを目指しているからこその「リサイクル」ですね



◎最後に

ロイヤルガーデンカフェ青山は、その名の通り「庭園」のような心地よい空間を提供するカフェです。

 

自然光をふんだんに取り入れた開放的な空間、ナチュラルウッドとグリーンを基調としたデザイン、モダンとクラシックの融合、多様な座席エリア、そしてアートとディテールへのこだわりが、訪れる人々に癒しと特別な時間を提供しています。

 

青山に訪れた際は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。



◯店舗詳細

店名:Royal Garden Cafe AOYAMA(ロイヤルガーデンカフェ青山)

住所:東京都港区北青山2-1-19

営業時間:月・火・水・木・金11:00 - 22:00(L.O. 21:00)

     土・日・祝日09:00 - 22:00(L.O. 21:00)

店舗HP:https://royal-gardencafe.com/aoyama/



参考文献

https://royal-gardencafe.com/aoyama/


建築の美と技術の結晶〜銀座のランドマーク「MIKIMOTO Ginza 2」〜

2024-09-02 19:06:39 | 日記

皆さんはビルと聞いてどんなものを思い浮かべますか?街中の雑居ビル、都心の方は超高層ビルを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?

ちなみに私はビルと聞くと、銀座にあるMIKIMOTO Ginza 2を思い出します。

 

今回は私のお気に入りの建築の一つであるMIKIMOTO Ginza 2について紹介してます🎵

画像参照:https://www.taisei-design.jp/de/works/2005/mikimoto.html

 

こちらのビルは、2005年に建築家である伊東豊雄氏と、大手ゼネコン会社の大成建設が共同設計しており、コンペティションにより選ばれ、銀座に建築されました。

 

約20年近く銀座のランドマークとして鎮座しており、銀座の上品さやミキモトのブランドイメージである「やさしさ」「軽やかさ」「上品な力強さ」を象徴しているビルとなっております。

 

◎世界的建築デザイナーの伊東豊雄氏とは?

2013年に、建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞した建築家です。

 

代表作には「せんだいメディアテーク」「多摩美術大学図書館」台中国家歌劇院(台湾)」など、有名建築を手がけており、2012年には国立競技場の最終デザイン案に残るなど、日本や海外で活躍している建築家です。

画像参照:http://www.toyo-ito.co.jp/WWW/Profile/pf_j.html



◎不規則なようで規則的で流動的な窓

このMIKIMOTO Ginza 2」の一番の特徴は何といっても不規則なようで規則的で流動的な窓!

 

この建築は「鋼板コンクリート構造」という新しい構造システムを導入しており、構造体と外壁が一体化しており、構造体である2枚の鋼板の間にコンクリートを流し込むことで非常に薄い壁でありながら高い強度を実現し、内部の柱をなくすことが実現できました。

画像参照:https://www.taisei-design.jp/de/works/2005/mikimoto.html

 

不規則に見えるが、緻密に計算を重ね規則的だが流動的な開口部を作り、最初の写真のような特徴的な外観を表現しています。

画像参照:https://www.taisei-design.jp/de/works/2005/mikimoto.html



◎「MIKIMOTO Ginza 2」が与えた影響

①ブランドイメージの向上

この独創的な建築は、ミキモトのブランドイメージを一段と高めました。

この建物は、ブランドの革新性とエレガンスを体現しており、結果として、ブランドの価値を選択し、顧客の信頼と認知度が高まり集客へと繋がりました。

 

②地域の景観向上

建物の美しい外観と独特のデザインは、銀座の景観に新たな魅力を加えています。

「MIKIMOTO Ginza 2」は、夜間にはライトアップされ、その輝きが周囲の街並みを一層引き立てます。これにより、地域全体の魅力が増し、訪れる人々にとっての新たな観光スポットとして機能しています。

 

③環境への影響〜持続可能な建築〜

伊東豊雄氏は、環境に配慮した持続可能な設計を重視しています。

「MIKIMOTO Ginza 2」もその例外ではなく、エネルギー効率の高い建材や設計が採用されています。

このような環境に優しいアプローチは、他の建築プロジェクトにも影響を与え、地域全体の環境意識を高める効果を与えています。



◎最後に

いかがでしたか?「MIKIMOTO Ginza 2」は、銀座の地域に多方面で大きな影響を与えています。

経済的な活性化や観光客の誘致、社会文化的な価値の向上、そして環境への配慮など、その影響は計り知れません。この建物は、伊東豊雄の建築哲学を体現し、地域と建築の未来に貢献し続けているのだと思います🎵

皆さんも銀座に訪れた際には、是非とも寄ってみてはいかがでしょうか?



参考文献

https://iskaa.net/architecture/mikimoto-ginza2/