久々に読んだぞ。出版日を見ると昭和60年…て何年前の話だ?
本の年齢を見るたびに、己の当時の年齢を思い出し、その時どう思ったんだろう?と考えたり、この本を読んだ記憶がなくてまた購入しようとしてました。
これはボケ?それともちゃんと読んでないわけか?
多分続き物(?)だから、「夏草の賦」を読んだ直後に読もうかと思ったんだけど、意外と精神的ダメージが大きく(どんな?)、しかも結末の分かっている話を再度読み返す体力がなく、ほったらかしておきました。
小説の詳細は覚えていないにせよ、この人の長宗我部盛親の末路は知っているから。
父と子でここまで違うんだなあと、いや、似てるっちゃ似てる…。
元親の方が人の上に立つ器だったのか?或いは覚悟の違いということで。
父親の方が、無茶なことをやっている田舎大名という感じですが、息子は、坊ちゃん育ちなりに自分の分をわきまえているというか。
それにしても、よっぽど父親より骨っぽいと思われるのは、自分を天に賭けるだけでよい、賭ける、というそれだけのなかに、男の人生がある。
賭けの結果は、二のつぎにすぎない。
七生、人のあるじになるものではない。
とりあえず長曾我部家が取り潰されたことへ対する落とし前だけはきっちりしようと。
この話も唐突に終わるんだ。
遼太郎さんは、主人公の人生の終焉でその小説を終わらせるようなことはせず、この人はこの後どうなったんだろう…的な終わり方をさせるから、余計哀しくなるんだ。
今日のダメージ -720くらいかな。
余談: とりあえず、競馬で賭けるときは、
真剣に人生賭けて、「賭けの結果は二のつぎ」
スタンスでいます、はい、ホントに。
それがよく「読み誤った…ぐぬぬぬぬ~」になってるのは内緒ってことで。
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