ブッダの樹ブログ

活動報告・今日の一言・お知らせ・日記等
管理人がそれぞれに更新しています

坊主のひとり言

2018年01月15日 | 今日の一言

何年か前、日傘をさしたご婦人二人ずれが、新興宗教のお誘いにこられた。山門をくぐって!ええ度胸やなあ?忙しいので、と逃げていたが、毎月訪ねて来られる。その度に冊子を読んで欲しいと置いて行かれる。一年程経過。だんだん腹が立って来た。どう言うつもりや。浄土宗寺院とわかりながら、それも住職に(^ ^)「今日は、暇ですからどうぞお上がりください!まあお茶でも!一度ゆっくりお話をお聞かせください。」こ一時間ほど、教えを聞かせてもらった。そのまま帰ってもらうわけにはいかない。「なるほどねえ、立派なおしえですねえ!お念仏と相通じるところがありますねえ」とそこから、一時間つかまえて浄土宗の説教。流石に、ぼちぼち失礼します!とのたまうので、「あ!そうそう、これは、浄土宗の新聞です、一年分少しずつ残ってくるので、貰ってください。」「すいません!せっかくですが、私達それは、読めませんので」とおっしゃる。「あーそうなんですか、それなら、私も、一年分のこの冊子かえしときます!」(^ ^)それから来られなくなりました。

廣井一法


教化研修会

2018年01月13日 | ブログ

 少し前の話になりますが、昨年11月28日に滋賀教区の教務所で教化研修会が開かれました。

講師はDTPデザイナーでイマージェン代表、そしてこのブッダの樹プロダクションを立ち上げ、
ウェブサイト運営や教化品の制作・編集でお世話になっている利光ゆかりさんでした。
お寺で生まれ育ち、ご結婚されお子様に恵まれ、
さらには現在お住まいの地域で結ばれたあるお寺さまとの出会いを通して、
仏教の尊い教えを言葉だけでなく視覚的にも伝え、小さなお子さんにも分かりやすいものを、
という思いのもと立ち上げられたブッダの樹プロダクションの活動をパネル紹介され、
制作編集してこられた教化材料が実際にどのように使われているか、
また住職や檀信徒の反応はどうか、
など調査分析に基づく実態を話してくださいました。
講演会の聴衆は浄土宗の僧侶を対象にしており、
おそらく教化布教の重要性は分かっているものの自分だけでは何とも仕様がない中、
視聴覚に訴える教化材料がもたらす効果、
あるいは教化品そのものの存在に、
大変興味をもって聴いておられたように感じます。
不肖わたくしもブッダの樹プロダクションの管理人の一人として、
利光さんのお手伝いをさせていただき、
阿弥陀経の絵解きを実演させていただきました。

この日は教化品の販売もあり大変好評で、
またご要望ご意見なども頂戴し、
ブッダの樹としても有意義なものになったと実感しております。

業界専門紙2社からも取材を受け、
それぞれ記事にしていただきました。

お釈迦様の教えは変わりませんが、
布教手段は時代に適した方法で伝えるということを、
住職の立場でもあるわたし自身、
学ばさせてもらいました。

本年もブッダの樹プロダクションは、
「やさしいブッダの樹」サイト内にて毎月更新をさせていただき、
わかりやすい布教に取り組みたいと思います。
檀信徒ファーストの教化品も改善し随時ご提供いたしますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

●教界通信12月1日掲載記事写真

●中外日報12月6日掲載記事写真

管理人 北元明教



坊主のひとり言

2018年01月09日 | 今日の一言

あけましておめでとうございます。皆様にとって良き年でありますように。!
誰しも、年頭にあたって良い一年になりますよう。と願うものですが、良い年にするのも、しないのも自身の受け取り方次第ですね。

人間万事塞翁が馬
ある国境の砦に一人の男が住んでいました。男は大層馬を可愛がっていましたが、ある日その大切な馬が隣国に逃げてしまいました。ご近所の人々は、気の毒に思いお見舞いにやって来ました。「ご心配ありがとう!まあしかし、これが禍とはかぎりません!」と答えました。すると、しばくして、隣国の名馬と言われる、馬を引き連れてあの馬が戻って来ました。(^ ^)人々は、お祝いに駆けつけました。「いやいや、これが幸いとはかぎりません!」と答えました。
男には、一人息子があり、隣国からやって来た、名馬を大層可愛がっていましたが、ある日、その馬から落馬し足に障害が残る大怪我をしてしまいます。人々は、またお見舞いにやって来ました。「いやいやご心配ありがとう。でもこれが禍とはかぎりません!」と答えます。やがて、隣国との戦が勃発、自国の若者達は次々に兵にとられ、ほとんどが、戦死して行く中、男の息子は足に障害がある為、兵にとられず生きながらえたといいます。禍福は糾える縄の如し。いいことだけ願ってもだめですよね。(^ ^) 廣井一法