何年か前、日傘をさしたご婦人二人ずれが、新興宗教のお誘いにこられた。山門をくぐって!ええ度胸やなあ?忙しいので、と逃げていたが、毎月訪ねて来られる。その度に冊子を読んで欲しいと置いて行かれる。一年程経過。だんだん腹が立って来た。どう言うつもりや。浄土宗寺院とわかりながら、それも住職に(^ ^)「今日は、暇ですからどうぞお上がりください!まあお茶でも!一度ゆっくりお話をお聞かせください。」こ一時間ほど、教えを聞かせてもらった。そのまま帰ってもらうわけにはいかない。「なるほどねえ、立派なおしえですねえ!お念仏と相通じるところがありますねえ」とそこから、一時間つかまえて浄土宗の説教。流石に、ぼちぼち失礼します!とのたまうので、「あ!そうそう、これは、浄土宗の新聞です、一年分少しずつ残ってくるので、貰ってください。」「すいません!せっかくですが、私達それは、読めませんので」とおっしゃる。「あーそうなんですか、それなら、私も、一年分のこの冊子かえしときます!」(^ ^)それから来られなくなりました。
廣井一法