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納得いかない電子レンジ修理

2008-03-14 | お仕事
ネタはいっぱいあるんだけどね。
ということで、電子レンジ修理ネタ。

先日電子レンジが突然動かなくなりましたです。
このレンジは使い勝手が良くて、仕事柄タイマー音が鳴らないように
細工したりして可愛がっていた愛機だったんですよ。
電子レンジが無いと何かと不便なのですぐにお手ごろ価格の新品を
買ったものの、これまた簡単には捨てられませんよ。で、悪あがきです。

この手の電化製品がウンともスンとも言わなくなった場合はヒューズが
飛んでる可能性が大なのでまず外装を剥がします。


やっぱりヒューズが飛んでました。

普通の管ヒューズっぽいですけど、『13A』とかいうあんまり聞いたことない
アンペア数のヒューズで、しかも交換可能なソケット式じゃなくてハンダで基盤に
直付けしてあります。直付けってことは、『このヒューズが飛んだらもう修理は
効かないよ』ってカンジでやな予感です。まぁオイラそんなにあきらめが良くない
ので、手持ちのヒューズは15Aしかなかっけど仕方なく15Aでチャレンジ。

15Aヒューズをハンダ付けしてスイッチON!よっしゃ、回った!
と思ったら10秒くらいでバツッ!ってまたヒューズが飛びました(笑)
う~ん甘くなかった。やっぱりヒューズが切れる原因を探さないとダメか。

とりあえず電子レンジを構成する部品を簡単に考えてみると、

マイクロ波を発生させる『マグネトロン』、そのマグネトロンに高周波を送る
『インバーター回路』、100Vを高圧に昇圧する『トランス』、スイッチ関係の
『基盤パネル』、ターンテーブルを回す『モーター』と各種センサー、こんなところですか。
『インバーター回路』が壊れると、まぁ間違いなく『マグネトロン』がイカれる
そうで、この辺が壊れると、そのパーツ代で新品のレンジが買えるという
いわゆる全損状態らしいです。素人には手の出しにくいシロモノでもあります。

さて10秒くらいは動いたところをみるとターンテーブルのモーターも怪しいです。
モーター不良で負荷が掛かってヒューズが飛ぶってのも十分考えられるセンです。
まずはそちらを疑って、モーターを取り出せそうなところを探します。

ありました!

底面にちゃんとそれ用の窓がありました!ってことは『そうそうモーターって
良く壊れるんだ、その時はここから交換して』って言わんばかりの窓です。

で、取り出したモーター。

う~ん、中華製です。残念ながら思ったよりキレイで、動きもスムーズ。
一応10秒間は回った訳ですし。やっぱりマグネトロン周りでしょうかねぇ。

まぁこれでほぼ納得の全損コースな訳だけど、やっぱり納得いかないのは
他は十分使えるってことです。たった何点かの電気部品の故障だけで
すべてがゴミになっちゃうってことです。部品を買うより新品を買ったほうが
安いってのは理論は分かるけど感覚的にはやっぱりオカシイ気がするよね。

お前2001年製だけど大事に使ってたから外見はキレイでまだまだ全然イケそう
なんだけど、もうダメなんだってさ、かわいそうだけど・・・。
出来るだけリサイクルしてもらうんだよ、じゃあな(涙)

※ちなみに電子レンジの内部は高圧電流が流れる部品がいっぱいで
これはコンセントを抜いた状態でもコンデンサ等に蓄えられているので
非常に危険です。実際に修理で命を落とす人もいるらしいです。
気をつけましょう。

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2 Comments

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Unknown (電気)
2011-07-02 23:33:04
高圧コンデンサのショートです。
この部品の交換でOK。
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Unknown (MOTTAR)
2012-11-19 16:58:05
電源フィルターのヒューズが飛ぶのなら、
高圧トランスか、高圧コンデンサ、冷却ファンの故障の可能性が高いです。
マグネトロンには、電源フィルターから直にサーモスタットというマグネトロン用の温度スイッチがあるので、電気は遮断されるはずなので。
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