パズルランドな日々は続く

商店街のこと、まちづくり、社長業など日常の「お仕事」から一言

東北震災復興支援弾丸ツアー

2012-06-18 13:20:20 | 日記
6月16日から17日にかけて、東北地方に行ってきました。

ひょうんなことから決まった企画ですが、大学時代の友人たちから「東北を見に行こう」と
話があって「是非行きましょう」となったものです。

幸いなことに(か、どうかは諸先輩には申し訳ないですが)、青森と岩手に大学時代の先輩が
お見えになるのでそちらにお世話になりながら今回のツアーは始まりました。

6月16日 早朝7時30分のフライトで県営名古屋空港から岩手・花巻空港へ向かいました。

花巻空港から盛岡まではバスを利用し、盛岡からそのまま青森・八戸へ東北新幹線を乗り継いで
行きます。

午前11時前には無事、八戸に到着しましたので名古屋を出てから約4時間弱の工程でした。

八戸では先着していた友人たちや八戸在住の先輩と落ち合い、着く暇も無くそのまま八戸の
漁港付近に向かいました。

漁港の風景がこれ。



何気ない風景ですが、震災当時はそれでも大変だったようで、1週間くらいは停電状態が続いたとか・・

今では以前と変わらない漁港の状態が保たれているようでした。

昼食をともにし、そのまま「岩手の被災地を見に行こう」ということで、なんと人生で初めて訪れた
青森県に滞在することわずか2時間。
急遽、青森から海岸線を南下して岩手県に行く正に弾丸ツアーとなりました。

車での走行約2時間。着いたのは岩手県の宮古地区でした。

湾になった漁港らしきところに5Mはゆうに超える堤防があって、その上に立ったのですが、そこから
見える堤防の内側には家らしきものの基礎しかない風景が広がっていました。

たぶん当時、この堤防の内側に住まわれていた方は、この堤防をまさか乗り越えてくる「津波」が
来るとは思わなかったことでしょう・・・・

今は何もない風景ですが、当時の惨状は凄まじかったに違いありません。

呆然と立ちすくみながら『いったい何ができるのだろう・・・』と思いました。

1年3カ月以上が経過していますが、復興の軌跡は全く見えないのが現状のようでした。

宮古を後にして、車でそのまま約2時間をかけて着いたのが岩手県では内陸の盛岡市。

そこで宿泊となりましたが、「いったい何ができるのか・・」と思っても支援と言うには余りに
大きな課題でもあり、我々にできるのは盛岡の繁華街で飲み明かすことくらいでした。



写真は友人のY君ですが、カラオケを前にして得意の宴会芸を披露してくれました。

こうして見ると、被災地の現状を目の当たりにして、いささか重たいものも感じるのですが
それでも精いっぱい支援の気持ちだけは届けたつもりの弾丸ツアーでありました。

3振興組合

2012-06-04 12:35:08 | 日記
去る5月30日に小生の属する諏訪西商店街振興組合の第33回定期総会が行われました。

近鉄四日市駅前の諏訪地区には、この諏訪西組合以外にも2つの振興組合があって、
通称「3振興組合」と呼べば1番街・諏訪・そして諏訪西の3つを称します。

5月にはこの3つの総会があって、理事長という職制がら他の2つの総会にも出席
させて頂き、3つの「違い」を数字とともに眺め、考えさせられました。

単純に3つの組合の財務内容を記載してみると・・・・

           一番街      諏訪       諏訪西
 <単位:千円>
 事業規模     126395      43860       38796

 流動資産     52790      49135       23010

 当期純利益    1160       2102       ▲2382    
 
 繰越剰余金    70161       453       ▲18639

 借入金     153500        0          0

 資産合計    294817      252106       70529

と、まあ、こんな具合です。

詳しい財務分析は出来かねますが、一番街は事業規模も大きい代わりに借入金もあるという組合。
諏訪は事業規模はそれほど大きくありませんが、特筆すべきは借入金0で流動資産もある優良組合です。

それに比べれば我が諏訪西組合は事業規模も小さく流動資産は脆弱で、あまり裕福な組合ではありません。

それぞれの組合に課題や問題があって、一概にこの財務内容だけで全てを語ることはできませんが
今まではこうした3つの組合がそれぞれ地域ごとの役割を異にしてやってきたというのが現状です。

でも、小生の観点はもう少し別のところにもあります。

もし、この3つの組合が統合されていけばどうなるのか・・・

事業規模 約2億円、 資産合計 6億円強、 流動資産 1億2500万円 というそれなりに
立派な会社(組合)が誕生します。

もしろん、それぞれの組合には歴史的な経緯や資産の違いなどがあって、統合するにはあまりにも
多くの課題がありますが、お客様や来街者の方からすれば3つの異なる運営はあまり意味を持ち
ません。

こうしたことも視野に入れながら、これからも商店街の変革をやって行かなければならない・・
そう思った総会でもありました。