パズルランドな日々は続く

商店街のこと、まちづくり、社長業など日常の「お仕事」から一言

100%の訳

2011-06-30 16:39:39 | 日記
いやあ~、言わなくてもよさそうですが、それにしても「暑い」ですね。

さながら「暑い」を通り越して「熱い」と言った方がいいくらいの熱気です。

今日は朝からゴルフでしたが、もう倒れそうな勢いでした。(汗)

さて、今日の話題は小社が経営する物件の一つ「ブラウンビル」について

お陰さまでこの2年くらい、この不景気にもかかわらず入居率100%、すなわち
賃貸ビルとして稼働率100%という状態を保っています。

「どうしてそうなんですか?」とたまに聞かれることがありますが、不動産会社の
仲介を頼むわけでもなく、契約は全て直営で行っていてテナント情報は自ら探す
といった状況です。

でも、こうしてお陰さまで100%というにはそれなりの「理由=訳」がありそう。
まあ、今後の記録や経営方針の確認という意味でも記載しておきたいと思います。

まずは
1.経済的な理由
 もちろん、賃貸ビルですから賃料が安いに越したことはありません。当ビルは外観や
 その風情からして「高いのでは・・」とよく言われますがそんなことはありません。
 1Fで坪1万円ですが、2・3Fだと坪8千円、4・5Fだと7千円からそれ以下に
 なることもあります。
  恐らく近隣相場と比較してもお値打ちなことは間違いありません。これが一つ。

それから、よく言われるのは
2.管理が行き届いていること
 1)まずは清掃管理。当ビルは毎日、1年365日、ビルの入り口や共用部分などを
   洗剤を使って清掃しています。この清潔感は大切なことでしょう。
 2)管理人の常駐
   こうした飲食ビルで夜間も管理人を常駐させているビルはあまりありません。
   急な時の対応、テナントのママさんたちでは対応できないことへの応対など
   常駐していることの安心感は必要です。
 3)ビル設備管理の徹底
   建物検査、消防検査、受水槽・高架水槽の検査、電気保安点検、エレベーター保守
   などなどビルを経営する上で必要な検査は毎年必ず行い、ビル側が修理・補修する
   ものとテナントさんが修理・補修するものの区別に基付き、報告や案内を徹底して
   います。
   加えて当ビルのエレベーターにはこの暑い夏、エアコンが完備しています。
   こうした飲食ビルでエアコン完備の設備は他ではあまりないのではないでしょうか。

と、まあ、ここまでは少し気のきいたビルオーナーなら手掛けることもあるでしょうが、
ここからは小社ならではのサービス(?)も一工夫。

3.警察当局のと連携
  職域防犯協会連合会の役員をしていることとも関係しますが、警察当局とは比較的
  密接な連携をとっています。飲食店を運営するうえでのトラブルなどには即座に
  対応できる強みがあるといえます。

4.金融機関との折衝
  テナント運営上、資金的な話はつきものです。基本的にはテナントさんが自ら資金
  調達をすることになりますが、テナントさんだけでは困り果てたとき金融機関との
  仲介や折衝を(テナントさんの真剣度を勘案し)おこなうこともありえます。

5.法律相談
  テナントさんにとってカラオケを巡るトラブルなどはよくある話です。
  このブログでも昨年9月にとあるテナントさんがカラオケ業者とトラブルになり、
  法律的な解釈で争いとなった事案がありました。
  こうした時にビルオーナーとして出て行って解決に努めるようにしています。

てなわけでかどうか知りませんが、お客様には比較的ご満足頂いているのかもしれ
ません。

基本的にはサービス業ですから事業の要諦は同じなのでしょうが、「お客様が期待して
いる以上のサービスを提供すること」

この辺りが100%の秘訣なのかもしれません。

クラッシック音楽

2011-06-26 14:35:35 | 日記
まだ6月だというのに、もう梅雨が明けてしまったかのようなこの暑さ。(汗)

昨日は四日市でも熱中症の方が見えたとか・・・・そりゃそうですよね。

今年の夏が思いやられそうな感のする今日この頃の真夏日和です。

さて、今日はすわ公園交流館LIVE♪にお邪魔して、少々格調の高いクラッシック音楽
を拝聴してまいりました。

出演されたのは「アグアヨ室内楽団」の皆さん。
多くの来場者もお見えになりました。市民の皆さんの音楽文化に対する想いの高さが伺われる
ような雰囲気です。



その様子がこれ。

楽器は 音色の高い順に ヴァイオリン  ヴィオラ  チェロ  による三重奏です。

小生はあまりこうした楽器に造詣が深くありませんので、この楽器の名前も音色の違いも
「アグアヨ室内楽団」の方に演奏の合間にお伺いした次第です。

それにしても、外の熱射とは裏腹に、交流館に入ると聞こえてくるこうしたクラッシックの
格調高い音楽はとても落ち着きがあっていいもんです。

思わず聞き入ってしまいますね。

音楽のジャンルは演歌、フォーク、ポップス、ロック、ジャズなどなど本当に様々ですが
このクラッシックの音楽は確か妊婦さんの体教にもいいんだとか・・・
子供も小さいころからこうした優れた音楽に触れることで情操教育が進むのだそうです。


様々なジャンルの音楽につつまれたここすわ公園交流館。

たまには、普段の喧騒を離れて「ふらっ~と」立ち寄ってみると、今日の様な異次元の
世界にも出会えます。

まちなかの文化情報発信基地、交流館にあなたも訪れてみてはどうでしょうか・・・

ヒューマニティ

2011-06-23 12:21:44 | 日記
まだまだ一向に先行きの見えない福島第一原発の行方。

多くの福島県にお住まいの方々は、ひと時でもその場を離れたくもあり、
また、自らが生まれ育った場所であるがゆえに離れがたくもありという狭間で
揺れ動いていることは想像に難くないところではないでしょうか。

そんな最中、小生のカミさんがたの従妹でもある一人の女性が「母と子」を
サポートするサイトを立ち上げ、中間支援的に原発の脅威から避難したい
「母と子」を疎開先に仲介する活動をボランティアで行い始めました。

その様子は雑誌AERAや日経新聞にも取り上げられ、注目を浴びていますが
日々奔走する姿は大変そうです。

その彼女から、先日お電話を頂き、「もう自分一人では難しい状態です」とのこと。

お聞きすると、AERAや新聞に載ったこともあり、特に福島県を中心に問い合わせ
や要望が連日、昼夜問うことなくあって「身動きのとれない」ようなのです。

そこで、小生は四日市市と話し合いをして彼女を四日市市の窓口である危機管理室
の政策推進監と会うことにしました。

また、行政だけの力では限界があると感じ、NPOをサポートファンドの関係でよく
知っている三重銀行さんにも協力を依頼して「子育て」や「防災」に関係するNPO
の方々とネットワークを組めないかとお願いをしてみました。

こうした動きが「彼女」の活動にとってどれほどの支援・サポートになるかはわかり
ませんが、女性一人の行動よりは少しでもましになればと思っています。

彼女が支える福島第一原発周辺では30Km内なら罹災地証明がとれるのですが、
そこからわずか1Kmでも離れるとそうした証明もとれず悩み、疎開先を要望する
人たちが本当にたくさんお見えになります。

彼女の活動は、全く金銭的な見返りも無くヒューマニティに溢れた行動なのですが、
多くの方たちの協力が必要です。

生物学的に言えば、身内でない者のために「命を賭ける行動をする」のは人間特有の
行動であり、他の生物・動物には見られません。

まだまだ多くの被災者がもがき苦しむ中、それを支援しようとする一人の女性の活動
に敬意を表し、しばらくは同じ思いでその行動を支援しようと思っています。

皆さんの中にも「同じ思い」を持つ方々が見えればご協力をお願いいたします。

副会長就任

2011-06-21 17:47:26 | 日記
過日、四日市観光協会の総会が都ホテルで行われました。

この日はお昼にロータリークラブの例会が同じ場所であったので、一日に2回も
同じホテルの同じ会場を訪れたことになります。

その時の写真がこれ




観光協会はもちろん四日市全域の中で、主に観光関連に関係する事業所を
中心に構成された組織で、小生が普段活動している商店街などのまちなか
よりも広範囲になります。

そうした組織の副会長という要職にまたしても就任してしまったわけですが
どのようなお仕事がまいこんでくるのかは今のところ不明・・・

でも、総会の事項書を見ると年に数回は「正副会長会議」なるものがあるし、
昨年から流行っている「工場夜景サミット」なるものが今年の秋にはこの
四日市が主会場となるとの話なので、その打ち合わせが増えるであろうことは
容易に想像できます。(汗)

観光協会といえば、夏におこなわれる「四日市花火大会」も主たる事業の一つ。
聞けばその期日は8月21日(日)なんだとか・・・

今年はその時期に8月24日(水)にはスワビ・アミューズと題したすわ公園での
ビアガーデン・イベントにも取り組む予定ですし、27日(土)にはこども四日市
と連携して諏訪神社プロジェクトが神社の池を清掃する事業も計画中なのであります。

何だか知らないが、今年の夏も「熱い夏」になりそうな予感が・・・・

そんな中、本業のお仕事でも今年は「介護関係」の新規事業を立ち上げる予定。

あ~あ、いつものことながら目まぐるしい時間がしばらく続くことこの上なし
の今日この頃と言えるのでありました・・・とさ!

視察2題

2011-06-16 14:25:12 | 日記
事業を成すに当たっては、優れた先進地を見ることが重要です。

「はしご酒」の時も鳥取県・倉吉まで行きましたし、昨年は北海道・富良野も学習
してきました。

ということで、この2日間もある意味、学習を兼ねた視察を行いました。

1つは「ビアガーデン」。
名古屋駅前にある『マイアミ』というビアガーデンに一昨日、メンバー10名余で
趣味と実益を兼ねてお邪魔しました。

最近、「ビアガーデン」は流行っている・・と聞いていましたが、




どうですか、この賑わい。

若い女性たちも多く、すごい盛り上がりです。

このビアガーデンの名前にもなっている「マイちゃん、アミちゃん」という若い女性ユニットが
登場すると会場はビールの酔いも手伝って最高潮になります。

う~ん、今年の夏におこなうイベント『スワビ・アミューズ』も一工夫必要かも。

「スローでお洒落な感じ」いくか、「わあ~っと盛り上がる会場」でいくか、今度の実行委員会
で議論しましょう。

2つめは「まちづくり会社」について。

昨日は愛知県・東海市を訪問し、「株式会社まちづくり東海」のことを学んできました。

東海市では現在、太田川という地区・駅前が再開発され、新しい街が出来つつあります。




こうした動きと呼応するかのように、今年4月に誕生したのがこの「まちづくり会社」。

まちづくり会社の形態や内容は、全国各地様々なのですがここ東海市の「会社」は以下の様な
特徴を持っているとお見受けしました。

・行政が作成する「中心市街地活性化基本計画」と連携するかのように誕生していること。
 従って、かなり行政と協調している様子がうかがえること

・観光協会がまちづくり会社に組み込まれていること。
 まちづくり会社の運営に実務的に観光協会のメンバーが入って、その人件費をうまく賄って
 いるんでしょうね。

・まちづくり会社の出資は広く市民に公募をかけた「募集出資」の形態であること。
 株主が333人ということですから、『広くみんなの会社』という感じ。
 少数ではなく多数なので、今後の運営にデリケートさを伴うことでしょう。

まあ、ともあれ、まちづくり会社がスタートしたことは我が街・四日市よりは先行事例です
から羨ましい限りです。

四日市商工会議所の齊藤会頭も「なんとか23年度中には実現したい」と仰ってみえるので
四日市もさらにスピードアップした議論と実行が必要です。

今回お邪魔した東海市は新日鉄・愛知製鋼・大同特殊鋼といった高炉メーカーの産業都市。

まさに『鉄は熱いうちに打て』は至言なのでありました。