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テッキョン『トンイ』第26話解説(あらすじ含む)

2013-10-18 12:34:18 | 日記
トンイ ハン・ヒョジュ、チ・ジニ主演、イ・ソヨン、ペ・スビン、パク・ハソン出演の韓国時代劇トンイ(同伊:동이)の第26話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。第26話も特に解説することがないため、テッキョン(택견)について少しお話しようと思います。日本のアクションと違い、韓国のアクションは足技主体でくるくる回りますよね?アレの元になったといわれる武術です。
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トンイでのアクションも非常に見栄えのいいものですね。けれど、実際にあんな動きをしていたのかというと、100%ありえないと言っておきます。トンイ DVD韓国のアクションではくるくると回転した足技を主体としたものですが、刀を持っている相手にあんなことしたら、ちょいと足を斬られて戦闘不能になるのがオチです。刀を持った手と足のリーチを考えればわかりますよね!
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さて、テッキョン(택견)ですが、文献によれば上の画像のように高句麗(コグリョ:고구려)壁画に描かれているから、その頃からあるとされています。海外ドラマDVDこれが正しければ1600~1700年の歴史を持ちます。信じるかどうかはあなた次第です。というのも、テッキョンの言葉が文字になったのはごくごく近代で、伝承されているわけでもなく、ただ絵にそれらしいものが残っているだけなのです。絵に残っているものは武術か舞踊か明確に判断できるものでもないんです。
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もし、伝統的な古武術として受け継がれてきているものであれば、1592年の秀吉の朝鮮出兵・壬辰倭乱(イムジンウェラン:임진왜란)の際に、戦った側の日本が文字として残しているはずです。国内ドラマ DVDもちろんそれもありません。武芸図譜通志はかの有名な白東修(ペク・ドンス:백동수)が実践を主管した武芸書で、第22代正祖(チョンジョ:정조)李祘(イ・サン:이산)の命により1790年に完成を見ました。この中にも残念ながらテッキョンは出て来ません。出てくるのは拳法で、足よりは手が主体のものです。

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