テッド 俺のモコモコ スペシャル
監督の趣味なのかはしりませんが作品自体は過去のアメリカ映画?のパロディだらけでした。自分はアルフのネタしかわからず、悔しかったです……。
特にヒーロー映画、フラッシュ・ゴードンのネタは多く、調べたら本当に当時演じていた俳優さんが出演するという気前の良さです。
私が見たのは吹き替え版でしたが、かつての洋画吹き替えのようなセンスは感じられませんでした。字幕も似たようなセンスのようで…。
なんていいますか、先日買ったコマンドーを見ているといろいろ窮屈な時代になったなと思います。
なまじ日本向けにするためにガシャピンやくまモンのネタをねじ込んだのはちょいマイナスだった気が。
ただ吹き替えキャストの豪華さはなかなかです。テッド役の有吉は良し悪しどちらもありきでしたが、他の方々は現代の洋画吹き替えとして高水準のキャスティングかと。
特にナレーション役の富田耕生さんは最近めっきりTVアニメではお目にかかれなくなってしまった大物キャストだけに、それだけでご飯三杯いけます。
さて、肝心の内容ですが、下ネタやアングラなネタがとにかく満載です。自分は下ネタがあまり好きではないのでそこは苦笑いな部分が大きかったですね…。
ただテッドのジョークや悪態のセンスは流石R15を突き抜けているだけにやりたい放題で、下ネタ含めて笑わされてしまうシーンも。
それだけに、主人公のジョンとの共依存を感じさせるシーンはとても切なく見えてしまいました。
また、彼女が「クマのぬいぐるみから卒業しろ」と迫る心境は、いつまで経ってもアニメや特撮にうつつを抜かしている大人、すなわちオタクに対する世論そのものでした。
しかしテッドという作品は、言ってみればそんな大人を肯定する作品だったように思えます。
CMを見たときは、ただギャップで笑いをとるだけの作品で終わるんだろうなと思っていただけに、ちゃんとメッセージ性は確立しているところに感動しました。
テッドのおかげでオタク趣味でも胸はって生きていける人が増えてくれることを祈ります。
ただ監督……いくら人気だからって続編はやっちゃあきまへんよ…w
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