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”気ままな…ホルン道楽”

ホルンの呼吸法を考える(2)

久々にホルンのテクニックに関する内容です。
ホルン吹きでない方にとってはつまらないかもしれません。
しかし、今回のテーマはホルン吹きには重要で興味ある内容になると信じています。

本来なら、ご自身で気づくほうが感動的かもしれませんけど、
おせっかいなホルン吹きの戯言と思ってお読みいただけたら幸いです。
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ホルンの呼吸法(1)の続編です。

呼吸法…?
なにを今更……と。

確かにバリー・タックウェルの教則本「フレンチホルンの奏法」にもあるように、
そもそも呼吸で苦労するのでは…困りますよねー。
そんなことに気をとられては演奏に身が入らないでしょう。

私も含め…多くの金管楽器奏者は(呼吸など意識せず)自然体で吹いているはずです。
例えばhighトーンで30秒のばすなら、普段よりもたっぷり息を吸い込むし、、
長い刻みが続くときは、フレーズの合間や目立たない箇所で素早く息継ぎするとか、
状況に応じて使い分けているはずです。。


しかしながら…
私のいう…「呼吸法を考える」とは、、もう少し深い話。
いや、これこそ超基本的なことのような気もするのですが…
書かれている教則本に出会ったことはありません。

要は(特に本番で)音を安定させて吹くための。。。
平たく言うと、ひっくり返ったりせずに、安心(安定)して吹けるようにする呼吸法のことです。

練習では難なく吹けているソロが…何故か本番ではコケてしまうことがある。
しかも、やさしいところで…ですよ!

…まぁ、難易度はギネス級と言われているホルンですから、、
音がひっくり返るのは、よくあること。…と開き直るのも結構でしょう。

祈る気持ちで聴いていらっしゃるホルンファンの方たちからは、
あのプルンというのも「ホルンらしい」と慰めてくれるかもしれません。
…音楽全体の流れにさほどの悪影響はないとは信じたいです。

ですが、本番でまさかのプルンは…吹き手にとってはショックです。
ガラスの心臓の持ち主なら…なおさらでしょう。
私は、最近はだいぶ慣れっこになって、あまり尾を引かなくなりました。
「落とした音は…拾えませんから、気にせず前に進みま~す!」

とはいえ、これをクリアしなければ、目標の「ノーミス演奏」は、ほど遠いのです。



実を言いますと…
プルンが呼吸法の問題から来ていることは、、
もうだいぶ前から気づいていました。直感的にわかっていたのです。
昨年末の吹き納めで…嫌という程思い出したのですが…
さらに直感的だけではなく、、ホルンの大先輩からも「あとは呼吸法だね」とのご助言もありました。


ですが…その解決策が見つからないまま…体調を崩してホルンを10年間中断してしまった。。。



10年後・・・
第九の4番ホルンで…復帰しました。

あれから丸3年が経ち、現在に至るのですが…そろそろ壁を越えたいと、年明け早々に…
ホルンの呼吸法を考える(1)」を書いた直後から後、あれこれ試してみました。

そして
考え、考え、、考えました。。


そして、ついにです。ようやくです。。
「何故、本番でプルンというか」の謎が…解けたのです。

さらに…「プルン解消の呼吸法」を習得するには、もちろん練習が必要ですが、
あることを意識をするだけでもだいぶ良くなりました。

論理的にも「間違いはない」と確信しています。
(ちょっと自信ありますよ!)


すみませんね~

嬉しさのあまり、もったいぶって前置きが長くなりました。


次回から少しずつ…
そのあたりを順を追って説明していきますね。
もちろん、解決策(呼吸法)も…紹介するつもりではおります。

続きは、次回のお楽しみ。
乞うご期待くださいませ。 (^ー^)ノ


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